高橋豊のレビュー一覧

  • 殺人は容易だ

    Posted by ブクログ

    ノンシリーズ。

    植民地帰りの元警官・ルークは、列車内で偶々同席した老婦人から彼女の住む村で連続殺人が行われていると聞かされます。翌日、その老婦人が車に引き殺され、さらに彼女が“次に殺されるかもしれない”と危惧していた医師が死亡したニュースを見たルークは、真相解明の為、件のウィッチウッド村に赴き、独自に調査を開始しますが・・・。

    “THE・英国の田舎の村”といった感じの、村人同士が互いを監視し合っているような閉塞感や、村人たちのクセの強さ等、小さい村ならではの“一筋縄ではいかない感”を書かせたら達人級のクリスティーですが、いかんせん登場人物が多くて、ルークの地道な聞き込み場面では何度も巻頭の

    0
    2022年05月18日
  • 死との約束

    Posted by ブクログ

    ドラマ版の死との約束を見ていたので、全く違う設定にちょっと戸惑いました。ヒロインのサラ・キングがあんまり好きになれなかったな~

    0
    2022年05月10日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

    Posted by ブクログ

    アガサクリスティー。ポアロシリーズ。
    学生寮で盗難事件が相次ぎ、その後寮生が殺される。
    ストーリーはポアロよりもシャープ刑事がメインで追っていき出番が少なく感じた、また寮生が次々と登場し、事件についての情報を小出しにだしていくので、事件を頭の中で組み立てにくく感じた

    0
    2022年02月02日
  • 動く指

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マープルものということで読み始めたのに、ミスマープルは第十章まで出て来なくてびっくりしました。でも出て来た途端にその場にすっかり溶け込んでるのはまさにミスマープルといったところで…。
    主役の兄妹もチャーミングで、ふたりしてプロポーズを断られてしょんぼりしてるところはほっこりしましたね。少女漫画的展開も楽しめました。

    0
    2022年01月28日
  • チムニーズ館の秘密

    Posted by ブクログ

    トリックとかは想像もつかなかったけど、登場人物の素性とかはヒントも多く途中で分かった。クリスティーらしい展開だったと思う。
    解説にもあったが、当時の英国や欧州の情勢が漂った作品だった。

    0
    2022年01月24日
  • 動く指

    Posted by ブクログ

    アガサクリスティー。ミスマープルシリーズ。
    読み始めて既視感があると思えば、ミーガンで以前読んだことがあるのを思い出した。
    村中に中傷の手紙が届き、そのせいで女性が亡くなるという話。マープルは事件の解決に顔を出すだけで、メインは傷痍軍人とその妹であり、クリスティーの作品の中でもとりわけ恋愛色が強いのが人を選ぶと思います

    0
    2021年12月29日
  • 暗闇へのワルツ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ウィリアム・アイリッシュ作品。 3作品目。

    「その望みが達せられるなら、どんな運命でも、たとえそれがスペードのエースでも、甘んじて受けましょう」ルイスは祈る。破滅の合言葉です。
    「あたし、いちかばちかってことをやる男が大好き」刹那に生きるギャンブラーの言葉が、加速させる。
    ただなぜこうなってしまったのでしょうか? 何度読み直しても、破滅した理由が、よくわからなかった。

    違和感があるとすれば、きっと金銭感覚。物語は、1880年に始まる。日本では、鹿鳴館ができた頃。具体的な金銭感覚は不明ですが、当時の$1は、現在の価値で考えると、1-2万円相当。(仮に1万円として)、ルイスがジュリアに持ってい

    0
    2021年12月25日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほとんど手慰みのつもりで読んでいたのが、いつの間にか物語に引き込まれるパターン。アガサ・クリスティー読んでるといつもこうなる。さすがミステリーの女王!って毎回思う。

    学生寮の小さな窃盗事件が殺人に繋がり、どうせ人間関係のいざこざなんでしょって思ってたら、まさかの麻薬や宝石の密輸組織に繋がるというスケールのデカさ。ポアロの推理や警察の捜査の仕方は、いやそれでええんかい!みたいなとこあるけど、まあミステリーって大体そういうもん。それより隙のない物語のプロットの立て方に感心。これぞ王道。そして質の良い王道は当たり前に面白い。

    何作か読んでるけど、有名なのもそうじゃないのも安定して楽しめるっていう

    0
    2021年11月12日
  • 殺人は容易だ

    Posted by ブクログ

    ノンシリーズ
    クリスティーは自分の場合、わりと読み始めは進みが遅いのだが、途中から熱中してぐんぐん読み進める作品が多い。この作品は始まりの列車内の老婦人の話しから面白くてワクワクと読み進めた。
    ところが今回、途中が辛かった。何しろ連続殺人が疑われるだけあって、登場人物が多い!カバーの折り返しの登場人物を何度も見返しながらながらでなかなか読み進められない!そして終盤は手に汗握る展開で、やっぱり犯人はわからなかった〜。

    0
    2021年11月03日
  • 殺人は容易だ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺人は容易だ。誰にも疑われない人物ならば。

    ルークがたまたま同席した老婦人は、ロンドンの警視庁に連続殺人を訴えに行くと言った。その老婦人が事故で亡くなったと聞いたルークは、殺人犯に口封じされた可能性を考え、老婦人の村に調査に乗り込む。

    クリスティーのアイテムが散りばめられた作品。事件の犯人を察する老婦人、人間関係の濃密な村、勝気な女性、新旧の価値観の対立、戦後の変化、もちろん殺人を犯しそうにない意外な犯人も。面白いけど、どこか別の作品で読んだ気がしてきてしまう。特に犯人に関しては、意外といえばあの人かな、と思ったら当たってしまう。他のクリスティー作品にもこのポジション(しっかりして一目置か

    0
    2021年10月23日
  • 恐怖

    Posted by ブクログ

    実にウールリッチらしい佳作。
    結婚を間際に控えた花婿が一夜の情事から他の女と遊んでしまう。これが彼にとって破局の始まりだった。その後彼女は彼をゆすり続け、とうとう彼は逆上し、首を締めてしまう。そしてそれから見えない警察の魔の手を恐れるようになり、辺鄙な街へ移り住んでは新たに現れる彼を取巻く不信な人物達に彼を捕まえに来た警察の一派だという見えない恐怖の手に絡まれていく。

    この恐怖は私にも判る。何も事なきを得て人生を重ねてきた者や犯罪めいたことが日常茶飯事として起きている者にとってはわからないかもしれない。
    人は何がしか社会の中で匿名性を求める。それで安心を得ているのだが、一度普通人のレールを外

    0
    2021年03月20日
  • 動く指

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    村中への無差別な怪文書や、お互い疑心暗鬼に陥る村民など、状況は重苦しいが、余所者バートン兄妹の快活さやロマンスの予感がいい案配に雰囲気を明るくしてくれてる。
    あまりに登場しないのでミス・マープルのシリーズであることを忘れるなど。

    0
    2020年11月29日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

    Posted by ブクログ

    読み進むにつれてだんだん登場人物の人間関係が分かってくる。各章の終わりにその時点での人間関係図なんかがあれば理解しやすいのにと思う。犯人にも被害者にもなりうる同列の登場人物が多いので、こんがらかる。淡々と進んでいく展開に若干の物足さを感じる。

    0
    2020年05月27日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

    Posted by ブクログ

    クリスティ完全攻略で星1だったので、覚悟して読んだが意外にも?楽しめた。

    確かに犯罪小説やトリックという面から見ると評価は下がるのかもしれないが、ドラマとしては普通に面白い。トリックも小粒ながら、お得意の本筋をカモフラージュする細かいネタとの組み合わせでどんどん読み進められる。

    ドラマと思って読めば十分に楽しめます!

    0
    2020年05月03日
  • チムニーズ館の秘密

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    陰謀、そしてロマンス!

    回顧録と手紙、某国の王子、政府高官、宝石泥棒、警察、未亡人など、様々な思惑を抱えた人々がチムニーズ館に集まった。殺人事件と国家的陰謀のもつれた糸を解きほぐすのは――。

    トミー&タペンスにも通じるような、ロマンスの側面も十分な冒険活劇。読んで楽しい痛快な物語。途中でアンソニーの正体は予想したし、正直殺人事件の真相はそんなに難しいものでもないけれど、隠された宝石やロマンスの行方が気になって、最後までワクワクして読んだ。

    0
    2019年08月09日
  • チムニーズ館の秘密

    Posted by ブクログ

    前半はなんだか繋がりがわかりにくくて、少しずつしか読み進められなかったが、後半からは急に読みやすく、面白くなった。終盤は次の流れが気になってやめられない面白さがあった。最後はスッキリ気持ちの良い終わり方で、最後まで読んで良かった^ ^

    0
    2018年08月12日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

    Posted by ブクログ

    学生寮で起きた盗難事件に端を発した死亡事件をポワロが解決する。

    長編であるものの、人物描写があまりなく淡々と事件が進んでいき短編を読んでいる印象。
    犯人やトリックを含めて、理解はできるもののあまり納得はできず。

    0
    2017年12月14日
  • 殺人は容易だ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    赤毛の女が赤い帽子をかぶるはずがない、
    女なら自明の理だ…というロジックが印象に残った。

    私、茶髪の女性に茶色い帽子贈っちゃったことがあってさ。
    この本読むと心が痛いぜ。

    0
    2017年08月22日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

    Posted by ブクログ

    ポワロの口調がイメージと違った。

    話としては面白い。盗品から殺人事件が起こり、事件は複雑な様相を呈する。絡み合った糸が解けて単純明快になるのは痛快。

    0
    2016年07月04日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

    Posted by ブクログ

    ポワロシリーズはほとんど面白いのだが、今回は★3つだ。
    まどろっこしくて、退屈な中身だったように思うし、ポワロ独特な翻訳じゃなかったからかもしれない。

    0
    2015年06月24日