高橋豊のレビュー一覧

  • 殺人は容易だ

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    ノンシリーズ
    クリスティーは自分の場合、わりと読み始めは進みが遅いのだが、途中から熱中してぐんぐん読み進める作品が多い。この作品は始まりの列車内の老婦人の話しから面白くてワクワクと読み進めた。
    ところが今回、途中が辛かった。何しろ連続殺人が疑われるだけあって、登場人物が多い!カバーの折り返しの登場人物を何度も見返しながらながらでなかなか読み進められない!そして終盤は手に汗握る展開で、やっぱり犯人はわからなかった〜。

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    2021年11月03日
  • 殺人は容易だ

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    ネタバレ

    殺人は容易だ。誰にも疑われない人物ならば。

    ルークがたまたま同席した老婦人は、ロンドンの警視庁に連続殺人を訴えに行くと言った。その老婦人が事故で亡くなったと聞いたルークは、殺人犯に口封じされた可能性を考え、老婦人の村に調査に乗り込む。

    クリスティーのアイテムが散りばめられた作品。事件の犯人を察する老婦人、人間関係の濃密な村、勝気な女性、新旧の価値観の対立、戦後の変化、もちろん殺人を犯しそうにない意外な犯人も。面白いけど、どこか別の作品で読んだ気がしてきてしまう。特に犯人に関しては、意外といえばあの人かな、と思ったら当たってしまう。他のクリスティー作品にもこのポジション(しっかりして一目置かれている独身女性)が犯人の作品があるので。

    クリスティー作品の見本のような作品ではあるけど、タイトル『殺人は容易だ』があまりにもカッコよく、そしてタイトルが効いているので読んで満足。

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    2021年10月23日
  • 恐怖

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    実にウールリッチらしい佳作。
    結婚を間際に控えた花婿が一夜の情事から他の女と遊んでしまう。これが彼にとって破局の始まりだった。その後彼女は彼をゆすり続け、とうとう彼は逆上し、首を締めてしまう。そしてそれから見えない警察の魔の手を恐れるようになり、辺鄙な街へ移り住んでは新たに現れる彼を取巻く不信な人物達に彼を捕まえに来た警察の一派だという見えない恐怖の手に絡まれていく。

    この恐怖は私にも判る。何も事なきを得て人生を重ねてきた者や犯罪めいたことが日常茶飯事として起きている者にとってはわからないかもしれない。
    人は何がしか社会の中で匿名性を求める。それで安心を得ているのだが、一度普通人のレールを外れると実はもうかつてのようには戻れなくなる。その事は今後も心に澱のように溜まり、折に触れ想起されるのだ。
    安定を求めるが故、侠気に走る主人公マーシャル。エリート街道を進む人間の脆さがここに描かれている。

    最後のエピローグはウールリッチ特有の皮肉だ。
    しかし、この物語はウールリッチでなくても誰かが紡いだ話である。
    しかし題名は秀逸。
    そう、誰もが何がしかの“恐怖”を抱き、生きているのだ。それに打ち勝つ者もいれば打ちひしがれる者もいる。それが人生なのだ。

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    2021年03月20日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    読み進むにつれてだんだん登場人物の人間関係が分かってくる。各章の終わりにその時点での人間関係図なんかがあれば理解しやすいのにと思う。犯人にも被害者にもなりうる同列の登場人物が多いので、こんがらかる。淡々と進んでいく展開に若干の物足さを感じる。

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    2020年05月27日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    クリスティ完全攻略で星1だったので、覚悟して読んだが意外にも?楽しめた。

    確かに犯罪小説やトリックという面から見ると評価は下がるのかもしれないが、ドラマとしては普通に面白い。トリックも小粒ながら、お得意の本筋をカモフラージュする細かいネタとの組み合わせでどんどん読み進められる。

    ドラマと思って読めば十分に楽しめます!

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    2020年05月03日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    学生寮で起きた盗難事件に端を発した死亡事件をポワロが解決する。

    長編であるものの、人物描写があまりなく淡々と事件が進んでいき短編を読んでいる印象。
    犯人やトリックを含めて、理解はできるもののあまり納得はできず。

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    2017年12月14日
  • 殺人は容易だ

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    ネタバレ

    赤毛の女が赤い帽子をかぶるはずがない、
    女なら自明の理だ…というロジックが印象に残った。

    私、茶髪の女性に茶色い帽子贈っちゃったことがあってさ。
    この本読むと心が痛いぜ。

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    2017年08月22日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ポワロの口調がイメージと違った。

    話としては面白い。盗品から殺人事件が起こり、事件は複雑な様相を呈する。絡み合った糸が解けて単純明快になるのは痛快。

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    2016年07月04日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ポワロシリーズはほとんど面白いのだが、今回は★3つだ。
    まどろっこしくて、退屈な中身だったように思うし、ポワロ独特な翻訳じゃなかったからかもしれない。

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    2015年06月24日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    原題"Hickory Dickory Dock"。
    学生寮で起こった盗難事件を発端に、
    自殺に見せかけた殺人事件が起こる。

    女史の他作品と比べるといまいちな感想。
    導入は良いと感じるが、淡々と進んで終わった感じが。
    盛り上がりに欠けたというのだろうか。

    本書とは直接関係ないが、
    解説というのであれば作品の解説をしてほしい。

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    2014年10月01日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ポワロ作品

    【ストーリー】
    ヒッコリーロードにある学生寮で盗難事件が多発しているとの相談を受け、寮に赴いたポワロは直ぐに警察に相談するよう助言する。ほどなく、実行犯が名乗り出て事件は解決の兆しをみせたが、翌日その人物が殺されてしまう。

    【感想】
    色んな学生が出てきて、人物像を把握する前に話が展開するため、他のポワロ作品に比べて理解がし難かった。また、一人一人に状況をじっくり語らせるよりも、その場に居合わせた人物が断片的に情報をもたらす場面の方が多く、推理を組み立てづらかった。事件の背景描写は軽めで、ポワロ作品にしては重厚さが物足りないかも。

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    2013年05月05日
  • 殺人は容易だ

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    ネタバレ

    偶然同じ列車に乗り合わせた老婦人が示唆した 村で行われている「殺人」にまつわる話。

    探偵役が普通の男性なので、いつものごとく?美人な魅力ある女性と狂人、謎の怪しい男とメロドラマっぽくなってはいますが 安定の面白さです。
    クリスティマニアとしては、終盤にバトル警視が出てくる所にニヤッとするかも。

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    2012年10月08日
  • 殺人は容易だ

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    ネタバレ

    クリスティー女史のノンシリーズもの。

    元警察官ルークは列車内で殺人犯を突き止め警視庁に訴えに行く老婦人と出逢う。妄想だと聞き流すが翌日の朝刊で老婦人が轢き殺される記事を目にする。

    タイトルとあらすじに過度な期待を寄せましたが正直消化不良でした。

    1番の原因は主人公ルークの立ち位置です。ポワロやマープルは小説内でイキイキしているのに対して、ルークは女史の作品では珍しく影がちらつき「操られてます感」満載です。当たり障りのない性格がさらに拍車をかけます。
    さらにさらに露骨なミス・リードを連発。伏線を張られても、女史の作品に耐性のある方なら早い段階で怪しみます。鋭い方なら気付きます。

    女史の作品とは相性が良かっただけに少し残念です。

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    2012年08月19日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    読むのは二回目。登場人物が多くて誰が誰か中盤ごろまで分からず。以前読んだ時はあっけなさと後味悪さが印象に残ったが今回もやはりそういう感じだった。

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    2012年06月17日
  • 暗闇へのワルツ

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    ラストでルーが強壮ドリンクを飲みたいというシーンで泣いてしまった。・・・って、これ別にネタばれコメントじゃないよね?ドキドキ。

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    2010年02月01日
  • 喪服のランデヴー

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     飛行機に乗っていた誰かの、ふとした行動から、一瞬のうちに愛する女性を失ってしまったジョニー。数日後、彼の手にはそのとき飛行機に乗っていた客の名簿が握られていた。彼はその名簿に載っている男の妻や恋人たちを残らず殺そうと計画したのだ。―どんな気持ちかね―というカードを添えて・・・。
     ウールリッチのロマンス全開の作品。プロットには「黒衣の花嫁」に似たところがあります。

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    2009年10月27日
  • 殺人は容易だ

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    植民地帰りの元警官ルークは、列車内でたまたま同席した老婦人から奇妙な話を聞いた。彼女の住む村で密かに殺人が行なわれている、彼女はその犯人を突き止めたので警視庁に訴えに行くという。くだらぬ妄想だと聞き流したルークだったが、翌日の朝刊をみて愕然とした。その老婦人が車に轢き殺されたというのだ…。

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    2009年10月07日