高橋豊のレビュー一覧
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ネタバレ主人公格のアンソニー・ケイドが、本当はどういう性格の人かが、最後まで分からなかった。
アガサクリスティに政治的な話題が多いのは、いろいろな国に行ったことがあるためだろうか。
他の作品のような経験に基づいた話ではなく、こういう経験が面白いだろうという想像上の作品。
よく国王、皇太子が出てくるのは、まだアガサクリスティの生まれた時代には、ヨーロッパにも王国が多かったせいだろうか。
あるいは、アジア、アフリカの王国から、ヨーロッパに勉強に来ている皇太子などが多かったからだろうか。
ちなみに、日本の昔の皇太子も英国で教育を受けていたらしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は、元警官だという。
全体を読んでみると、元警官らしいところにあまり気がつかなかった。
元警官らしさが少しないのは、アガサクリスティが警官の経験がないためだろうか。
あるいは、親しい人で警官がいないのだろうか。
少し読み進むうちに、犯人がある女性ではないかと心配になっていった。
あまりにも、犯人は男性だと決めつけていることからだ。
また、アガサクリスティの小説では、思わぬ人が犯人のことがあるので、
この人ではないかと思い、めぼしをつけながら読み進んだ。
殺人は容易だという題目だが、物語が始まってから起こった2件の殺人は、
主人公の知らない間に起こっている。
現場 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前半はミステリーというより問題のある家族とそこから若者たちをどうにか救い上げようとするサラの物語としてそれなりにのめり込んだ。
ただそこからペトラのキャンプに舞台が移ると、自分の経験と想像力と知識の無さのせいでいまいちそこの情景が浮かんでこなく、画を浮かべながら読書する自分にとってはちょっと辛かった。
それでもこの話好きだなーと感じたのはポアロによる尋問と謎解きが始まってから。
アクロイド殺しのように全ての容疑者が嘘をついているけど、そのほとんどが家族の誰かを疑いながらも庇うために嘘をついていたというのがストーリーとして美しいし、はまらなかったパズルが埋まっていくような爽快感もあり素晴らしい -
Posted by ブクログ
ネタバレポアロシリーズ⑯
「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」
その言葉は夜の静寂へと流れでて、ややしばらくその辺りを漂い、やがて闇の中を死海の方へ消えていった。
冒頭から不穏な空気が満ちる。
そして、その場に居合わせてしまうポアロ。
家族を抑圧し支配下に置くボイントン夫人。歪んだ家族の形に、ボイントン家の誰もが陰気で無気力でどこか張り詰めていた。
そして、ヨルダンでの家族旅行の際、ボイントン夫人が死んだ。その手首には注射の跡があった。
ボイントン家の誰もが疑わしい。しかもポアロの聞いたセリフが疑念を後押しする。
しかし、ポアロは現場の事実を整理し、関係者の証言を聞くこと -
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Posted by ブクログ
ポアロシリーズ。
名探偵の悲しい宿命とばかりに、旅先でも事件に遭遇しちゃうポアロ。エルサレムを訪れたら、そこで殺人事件の捜査依頼を受けることに。
冒頭はなんとも不穏な台詞で幕を開ける。
その台詞は夜のしじまに流れ出て、あたりを漂い、やがて闇の中を死海の方へ消えていった、という表現…なんて痺れる詩的な導入なんだろう。。
母親がサディスティックで家族を支配的に束縛しているボイントン家の関係性と、この家族と複雑に絡み合う外部の人たちとの利害関係が面白い。その後に発生する殺人事件が単調にならず、それを鮮やかに紐解く様子がとっても痛快だった。
同じ中東の旅情モノ『ナイルに死す』と雰囲気が似ていてな -
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Posted by ブクログ
『アガサクリスティ完全攻略』で本書が★5になっていたので読みましたが、そこまでではなかった。というか、本書の前に読んだ『葬儀を終えて』があまりにもよ過ぎたのかも知れません。
「いいかい、彼女を殺してしまわなければいけないんだよ」という会話をポワロがホテルで耳にしてから物語が始まります。エルサレムへの旅行中のこと。
その話をしていたのは、ボイントン一家の次男と長女。ボイントン一家の母親(長男・次男・長女にとっては継母)は子ども達が幼き頃からマインドコントロールして支配し、反抗できないようにしてきた。それなりに年を重ねているのだから、もう少し抗ったらいいのにと思うけれど、母親の言いなり。そこ