高橋豊のレビュー一覧

  • チムニーズ館の秘密

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    王政復古で混乱するヘルツォスロヴァキア国。その石油利権を狙う各国代表が、ロンドン郊外のチムニーズ館に集結していた。秘宝を狙う大泥棒までもが入り乱れるなか、ついに殺人が!事件解決に乗り出したバトル警視以下英米仏の探偵たちは、どんな結末にたどり着くのか?謎が謎を呼ぶ、波瀾万丈の冒険ミステリ。

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    2009年10月07日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ミステリーとしてというより、学生の日常を綴った小説として楽しくて好きなのです。

    もう一回学生に戻ってみたいなあ! で、今度は寮生活する。

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    2009年10月04日
  • 暗闇へのワルツ

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    ここまで悪女ぶりを書ききるとは・・・。
    なんとなく映画「カサブランカ」に雰囲気が似ているかな。こっちの方が完全なる愛憎劇という感じでしたが・・・
    こちらも映画化されてるようで、機会があれば是非観てみたいです。

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    2009年10月04日
  • 殺人は容易だ

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    タイトルと同じ言葉を、最後に犯人が言う場面が狂気じみていた。確かにこの犯人の言うとおり、ちょっとしたことで犯罪を犯せてしまえるのが怖い。知人Mさんは「ラブストーリーだと感じた」とのこと。そんな要素もありつつ、事件の解決へと進展していく。

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    2009年10月07日
  • 喪服のランデヴー

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    ドラマ版の方をお薦めしたくて紹介。原作は未見です(おい)。
    自分の地位を守るために1人の女性を殺害してしまった4人の権力者。毎年、彼女の命日に1人ずつ4人の愛する人が殺されてゆく。そこには女性の婚約者であった青年の影があった・・・。まぁ復讐劇ですわ。物凄い切ない。ドラマは全5話で、ちょっと淡白で説明不足ですが、良く纏まってて面白いと思います。DVDにならないのかなー・・・。

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    2009年10月04日
  • 死との約束

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    ネタバレ

    一家を財力で支配するサディスティックな未亡人。ボイントン一家の人間が自由を手にするためには、専制君主気取りの女王を死に追いやらなければならない。「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」という一文から始まるのが魅力的。ただ、一家の人間は被害者以外は薄味というか、あまり記憶に残らないキャラクター造形でレノックスとレイモンドがややこしくて何度冒頭を振り返ったか。部外者サラが一家の人間を救い出そうと奮闘するも、君主にすべて気取られて釘を刺される展開は一種のディストピアもののような趣向で面白い。実はこの出来事が事件の謎を解く鍵となっている…
    誰からも憎まれる被害者の設定が、登場人物たちの行動

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    2025年10月20日
  • 死との約束

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    ボイントン夫人が、(見た目が)荒れ地の魔女のイメージで読みやすかった。

    今回のポワロは、多数のおしゃべり好きな人達から話を聞くから、辛抱強くしている場面が面白い。

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    2025年10月14日
  • 死との約束

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    ペトラ遺跡は、『インディ・ジョーンズ』のはるか昔に、クリスティが舞台に使っていたのだねえ。
    「殺さなくては」という家族の会話を耳にしたポアロ。それは独善的な母親に支配された、金持ち一家の子供たちの言葉だった…。
    供述の矛盾をつく謎解きと、あーこういう人いるよねえってキャラ作りがやはりお見事。

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    2025年09月12日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ネタバレ

    あらすじに「マザーグース」の文字があったからちょっと敬遠してたけど読んでみたら全然知らなくても大丈夫でよかった

    一回着地する間違った推理から真相への反転がいつもながらおもしろい
    今回は犯人が比較的描写多めで察しやすかったかも
    登場人物が多くてちょっと覚えづらいのが難点 一気に読んだ方がいい

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    2025年06月05日
  • 動く指

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    ネタバレ

    謎の批判文に自殺した婦人。平和で事件など起こりそうもない村で起こった殺人事件。清廉潔白そうな人の裏の顔を感じさせる作品。兄妹そろって結婚エンドというところに時代を感じる。

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    2025年06月02日
  • 殺人は容易だ

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    多くの人が死ぬのに、理由がそれかと思ってしまう。確かに題名通り、誰にも怪しまれず殺人とばれなければ、殺人は容易だ。

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    2025年05月10日
  • チムニーズ館の秘密

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    ミステリーだけでなく色んな要素が盛り込まれていたためか、前半はあまり集中できず。しかし後半の謎が解けていくパートは予想外の部分もあり面白かった。
    個人的にはミステリーに集中している作品の方が好みだと思った。

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    2025年03月30日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ネタバレ

    不思議な盗難事件の裏にあるのは?

    学生寮で盗難騒ぎが起こる。寮母から話を聞いてやってきたポアロは学生たちと話をする。盗難事件の犯人がわかったところで、その盗みをしていたと告白した娘が死んだ。

    登場人物が多い。覚えられなくても問題はないが。皆が秘密を隠し持っている。今回の舞台は留学生もいる学生寮だが、ここもある意味ではその人の名乗っている名前が本名なのかわからない場所だろう。それにしても犯罪学の講演で殺人を未然に防ぐ話をしていたのに、亡くなった人が複数出るとは。

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    2025年03月03日
  • 動く指

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    本当にミスリードが上手い。
    毎回振り回される。
    確かに“火のないところに煙は立たない”と言うけれど…なるほどねえ。
    始まりは傷痍軍人のバートンの元に届いた悪意ある中傷の手紙。
    それはリムストックの住民達にも無差別に届けられ、ついには自殺者まで出てしまう。
    この匿名の手紙は何を意味しているのか。
    そして差出人の意図とは?

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    2024年11月24日
  • 動く指

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    悪意と中傷に満ちた匿名の手紙から始まった殺人事件。なかなかマープルが出てこないから、そこにもドキドキして読んでた。もしかした出てこないのかとすら思った。

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    2024年10月06日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    1955年発表。エルキュール・ポワロシリーズ第26作。学生寮で頻発する奇妙な盗難事件が発端。盗難とその後に起こる大事件とのミッシングリンクを探す楽しみはある。一方で、犯罪の質や犯人もより現代的になるのに加え、ポワロ自身も過去の遺物となりつつあるように思え、少し悲しくもなる。ミス・レモンファンは必見。

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    2024年09月29日
  • 殺人は容易だ

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    【ノンシリーズ】
    1939年クリスティー49歳。
    元警官のルークは、列車内で同席した老婦人から「自分の村で起こっている連続殺人事件の犯人を知っている」と聞かされる。
    その直後にその老女が死亡したことを知る…。

    「殺人はとても容易なんですよ」と話す老女のセリフが印象的。やっぱりクリスティーは引き込むセリフが上手い。

    元警官のルークが素人探偵役。
    読んでる時にド素人の私でさえ気が付くぐらい色々とわかりやすかった。
    もしポアロやマープルがいたら秒で解決しそうな気がする。
    素人探偵ものを読んでると、やっぱりポアロとマープルの観察力と洞察力はすごいよなと改めて感じる。

    面白かったけど、他の作品と比

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    2024年09月22日
  • 死との約束

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    死との約束ってなんだろ、
    と思いながら読み始めた。
    毎回クリスティーの小説を読み始める時は「伏線1個1個ぜんぶ拾う気持ちで行くぞ!」と気合を入れる。
    しかし、必ず裏切られる!
    え~そっちなの??????と思わされる。
    それなのに納得がいく。
    遠い昔のページに書いてあった一文を思い出して、
    やられた…と膝から崩れ落ちそうにはならないが、そのくらい良い意味で期待を裏返される。
    アクロイド殺しの時と同じような感覚というか、
    あ~そんな情報あったなと。
    最高。
    ただ、亡くなったボイントン夫人のサディズムについて、もう少しだけ作中で彼女の人生を濃く教えてもらえたら、更に更に大好きな作品になっただろう。

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    2024年07月10日
  • 殺人は容易だ

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    この作品にはポアロもミス・マープルも登場しない。元警官の素人探偵ルークが主役である。名探偵でなく素人探偵だからこそ、読者を欺かせる仕掛けがある。クリスティの作品は奇抜な密室トリックや巧妙なアリバイトリックなどミステリー好きなら一度は触れたことのあるお決まりのものは少なく、むしろ些細な勘違いやキッカケにこそタネがある。また、本書のタイトル「殺人は容易だ」はインパクトがあり、また内容の核心を端的に表現している。

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    2024年06月28日
  • 動く指

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    小数点があれば3.5点ぐらい。

    登場人物紹介を見て、今作は語り手がいるのでマープルは要所要所で出てくるタイプかな?とは思っていたけど、なかなか出てこなくて何度もこれマープルシリーズであってる?と確認した。

    マープルが大好きなので活躍が少なめでやきもきしたけど、語り手兄妹のラブストーリーが面白かった。
    急に求婚しにいくのが日本では考えられなくて流石だなぁと笑った。

    私が読んだクリスティー作品は今のところ全て2回以上事件があるので、山場が多くて面白いな〜と思った。
    あとほぼ毎回この人が犯人!?と思うのと、犯人を捕まえるのにまぁまぁ危険な真似をするのがすごい。
    理詰めの探偵じゃないからこそ、証

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    2024年06月18日