朱雀門出のレビュー一覧

  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    購入済み

    毎日楽しめる

    この本は短い物語がいくつも入っていて毎日1つずつ読む事ができとても面白いです
    さらに1つ1つが短いので怖さも少し少ないのもいいところです

    #怖い

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    2025年03月10日
  • 妹が死んだ時の海亀

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    とにかく表題作がめちゃくちゃ面白い!
    『妹が死んだ時の海亀』凄いの一言。異界へつながるはなしはよだれ出る笑
    人魚に殺まされるって意味不明すぎて怖い。
    実際にリアル友だちは舟に一緒に乗っていてとかなるとほんまに御盆に海に出るのは危険ってことだと思う。
    あと『顔面扉』もかなり好み。異界へ行って戻ってきたけどそこも(本当の世界)なのかどうかわからない。
    『P山』は一も二も異界からの干渉としか思えない。『カエルの荷台と口のないケモノの頭』『人攫いはリアカーで』妖しさ満載すぎる。『気付かぬクズ手袋』軍手は落ちていても絶対拾ってはいけません。前に読んだ実話怪談ととてもリンクする。『石という模様がある石』こ

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    2025年02月16日
  • 第七脳釘怪談

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    最高です。朱雀門先生のはなしは全部怖さのポイントがちょっと違うのが良すぎる。
    好きなはなしたちは『チョキとグーでヤミクラさん』『振り当てた太歳のこと』『絶望→希望寺院』『一匹のブタ』『背の街』『男の子だよ』『プールの水は血』『蟒に出遭った話』『怖い卵を産む』『テントが張られる』『すごい毛』『首絞めごっこ』『インプラントを取り出す』です。
    ここに、いるひとたちはきっと違う世界に足を踏み入れて戻れたひとたちなんやわと思ってしまったですよ。

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    2022年07月04日
  • 第五脳釘怪談

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    めちゃくちゃ面白かったですが怖かった話が何個かあった。
    『■■の怒り』『欠けた人』『タッツ』『呪いが人』『びしょ濡れの訪問者』
    これは怖かった。あと『窒息オーディション』も。
    ネタバレあかんから、それだけ。
    でもめちゃくちゃ面白いので友だち買わへんかなぁ~おーいって思ってます(笑)

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    2020年12月01日
  • 首ざぶとん

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    ネタバレ

    島本まりかはフリーター。華道教室の先生・磯部龍彦と共に怪談蒐集を始めるが、様々な怪異に見舞われる。

    京都を舞台とした連作短編集。

    「首ざぶとん」
    おざぶ…おざぶ…という声が聞こえるという「おざぶあな」。まりか達は軽い気持ちで足を踏み入れてしまう。最後まで気が抜けない怖い話だ。

    「トモダチ」
    携帯を通じて会う約束をすると、邪魔してくる怪異。まりかが目をつけられるわけがわからなくて怖い。そういう怪異なのだから仕方がないか。そしてこれで本当に終わったのかがわからないのも嫌な感じである。

    「ひじり」
    近所の連続放火事件を調べていると、「ひじりに関わるな」と警告をうける。「ひじりに興味を持ったら

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    2014年12月10日
  • 予言怪談

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    短編集かと思ったら1〜2Pほどの短い実話怪談だった。こじつけっぽいのもあるし、ほんとか?と疑問に思うものもある。個人的に好きなのは郷内心瞳さんの3代にわたって繋がっている怪異の話。予知や予言を知ってもどうすることもできないものが多く、なんでそんなこと知らせるんだ…と怪異側に憤る気持ちもちょっとある。

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    2025年10月05日
  • 妹が死んだ時の海亀

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    薄気味悪さのレベルが高い。

    隣に座った知り合いに「怖いってほどじゃないんだけど、変な話ある?」となにげなく聞いたら、相手が思い出したように答えてくれた雰囲気がある。
    しかも思いがけず気味が悪い。

    実際に怖い話といっても、創作のような怖い話はなかなか存在しない。
    その隙間をつく、妙にリアルな話ばかりが集められている。
    実話怪談のなかでもレベルが高い。
    いい作者を見つけた。

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    2025年08月24日
  • 妹が死んだ時の海亀

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    わかりました。これ、この怖いというよりは不気味で、底のない穴に砂が落ち続けるみたいな心許なさがある読み心地。既視感があるなあと思っていたが、平山夢明の顳顬草子だ。あの違和感がもっとフィクショナルになっている感じ。
    怖いと馬鹿馬鹿しいの境界線で、ギリギリ恐怖心が勝つ絶妙な塩梅。は?気持ちわる......と思わず眉を顰めたくなる小噺の集合体。
    この方向性の怪談本が出るのは素直に嬉しい。
    各話のタイトルもいい。
    シリーズ化してほしいな。

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    2025年06月26日
  • 妹が死んだ時の海亀

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    「なんだこれは?!」と戸惑い衝撃を受ける1冊。
    実話怪談特有の「オチの無さ」が極まった印象を受けるが決して不快ではなく、実際に起こったからこそ不可解で奇妙キテレツなのだろうと納得してしまう。
    人におすすめするのは難しいが好きな本になった。
    「おやこたわけ」に出てくる訳のわからない守ったくれたものがとても好き

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    2025年05月26日
  • 妹が死んだ時の海亀

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    夜の墓場で米津玄師のLemon歌う話が入ってて「なんでや」になったけどしっかりオチは怖かった。どの話もあまり他の怪談本ではなかなか味わえないようなユーモアと狂気があってかなりよかった。

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    2025年04月21日
  • 妹が死んだ時の海亀

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    松原タニシさんのラジオに朱雀門さんが出られていたのをきっかけにこちらの本を手に取りました!
    どれも『え、、これ実話なの?』という不気味な話の連続で、あっという間に読んでしまいました。
    語り口が淡々としていることもあり、怪異は日常の中にふっと紛れているのだなと感じました。一方でラジオの中でもおっしゃっられていましたが、当事者が抱える精神的な不安もかなり影響しているように感じました。
    本を閉じた後、後ろを振り返ったらそこには何かが…読後に思わず身震いしてしまうような1冊です。

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    2025年02月16日
  • 妹が死んだ時の海亀

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    小説が小説であるために削ぎ落とし穴を埋め整えざる得ない、世界にある歪みや傷、答えの出ないわからなさ不条理、あるいは“間違い”、そういうものをそのまま描く、描けるのが実話怪談、というような気がしている。小説でも、稀に垣間見れるそれらに出逢うと嬉しくなってしまうけれど、ここにはそれだけが淡々と静かにただあって、居心地が悪いしやっぱり怖い。それでも読んでしまう。読みたくなる。文章で表現するアートで今いちばん面白いのは実話怪談だ、と言い切るには色々と読んでいないものが多いけれど、それでもこれはとても魅力的な言語によるアートだと思う。めちゃくちゃおもしろい。

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    2025年02月16日
  • 首ざぶとん

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    怪異が確実に“ある“よう書かれたフィクション、だけれど、その正体や謎、由来や因果も現実と同じように解明されることがない。物語にはオチがつくけれど、それも解決というよりは偶然生き残れた、というような感触。これがフィクションで書けるというのも凄いことのような気もする。怖かったしとても面白かった。

    「体験は体験なんだ。何かは起きている。でも、それを観察した結果の評価が、怖いであったり、不思議であったりするんだよ」
    これは実話怪談にも通じるライン。頷いた。

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    2025年01月17日
  • 首ざぶとん

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    ホラーと言ってもグロテスクさや生理的嫌悪のない
    じわじわじんわりとした恐怖……という、とても好みの作風でした。
    個人的には主要登場人物の1人、龍彦先生の理知的さが良い味付けになってストレスなく存分に入り込めるホラーになっていたと思います。

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    2024年11月10日
  • 予言怪談

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    ほぇ〜こりゃ中々面白かった!!

    死期を予知する話が基本的に多いが、
    その他の種類の予言も多々あり、めちゃ楽しめた!

    個人的なおすすめは……
    夜馬裕さんの『天女の願い事』です。
    質素倹約で他人とは交わらない佐和子さんの
    伯母さんにはある秘密が……
    ここまで誰が予想できた事か?ってぐらいに
    壮大で壮絶な話でした。
    真相を知ってしまった時のトリハダは間違いなしの作品です!
    その他にも安心、安定の面白さの郷内先生は
    連作短編で読み応えバッチリ!
    親子三世代に及ぶ何とも奇怪で悍ましい予言…

    予言と一口に言っても色々な話があり
    とても満足いく作品でした!!
    とても面白かったです!
    友人も言っていたが

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    2024年05月10日
  • 予言怪談

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    予言が怪談になるといえばやはり件とかかなーとワクワクしますね。
    田辺青蛙『戦争を予言する柿』は一発目に先制パンチ級のものすごいはなしやなと思った。
    予言は誰かが相手に伝えることでうまれるわけでそう考えると実話怪談とは相性がいいのかもしれないと思う。
    吉田悠軌『赤いしるし』赤いものは不吉な象徴なところあるし予言が赤いのは納得。
    雨宮淳司『骰子』これはぜひ検証したくなるはなしだった。骰子をふってなくても勝手に転がって勝手に予言してても見てなかったらそれはいきないのかどうかめちゃくちゃ気になる。
    朱雀門出『青い獅子舞』赤じゃなくてもふだん赤いものが違う色なのは不吉ってことだ。
    響洋平『インターフォン

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    2024年05月10日
  • てのひら怪談 見てはいけない

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    ネタバレ

    様々な形で出版されている長寿シリーズてのひら怪談。児童書レーベルから出たこちらも容赦なくこわくて面白い。個人的には前の巻よりこちらの巻の方が好きな話が多かった。800文字でゾワッと怖い気持ちになれるお手軽な怪談本である。

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    2024年03月27日
  • てのひら怪談 見てはいけない

    購入済み

    年を取ると子供が死ぬ話は辛い

    表紙や挿画は可愛らしい絵で、だからこそ作品内で子供が犠牲になっていく結末が胸につまされる。
    と言っても、怪談を読んで辛い気持ちになるのは正当なので文句じゃなく評価している。
    怪談やホラー小説で有名である作家陣も、いつもとは違った筆致で児童向け怪談に挑み概ね成功しているように感じた。

    『横断歩道にはワニが棲んでいる』が、怪談以上に幻想小説のようで特に気に入った。

    #怖い #切ない #ドロドロ

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    2023年05月03日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ホラー要素あり

    まとまった時間がとれなくてもサクッと手軽に読めるうえに、良い意味で控えめに抑えられたホラーの描写なので、低年齢層でも安心して読み進めることができる作品だと感じました。人間って禁止された行為はなぜかやりたくなるという、危険な欲求の持ち主であることをなんとなく察せられる内容でした。

    #怖い #シュール

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    2023年02月01日
  • 第六脳釘怪談

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    ネタバレ

    鳥さん、怖いについて。
    セキレイを調べたら、まんまるで尾がピンとしたなんとも可愛らしい鳥だ。これが、たとえ頭が黒くて脚が白かったとしても、果たして「気持ち悪い」という感想が出るものだろうか?体験者の感覚が謎である。きっと、不自然な色の配色以外にも、「何か」があったに違いない。一体どんな鳥なのか見てみたい。

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    2021年07月30日