首ざぶとん
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首ざぶとん

小説・文芸
638円 (税込)
319円 (税込) 10月22日まで

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華道教室に通うまりかの先生・嵯峨御流正教授である龍彦の趣味は、なんと怪談蒐集。最初は引き気味のまりかだったが、龍彦の優しげな雰囲気に惹かれ、怪談蒐集の手伝いをすることとなる。ある日まりかは、「おざぶ…おざぶ…」という声が聞こえる穴の噂を聞く。早速龍彦に報告しその穴を調べに行くが、そこで2人は、奇妙で恐るべき怪異に巻き込まれてしまう―。新たな怪談の旗手が描く、日常に潜む怪異の世界。連作短編集!

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首ざぶとん のユーザーレビュー

華道教室に通うまりかと、その先生である龍彦という2人の人間を中心に起きる奇怪な出来事をまとめた短編集です。
怪談蒐集が趣味の竜彦に惹かれ、なんとなく怪談を集めるようになったまりか。
知人などから話を集めるうちに、まりかの周囲では奇怪な出来事が起こるようになります。

竜彦とまりかという決まった2人を主人公に添えてはいますが、この2人が異能で怪異を解決したり……というような話ではありません。
入ってはいけない場所や、口に出してはいけない言葉、知らないと簡単に犯してしまうタブーが日常には潜んでいて、知らずに踏み込んでしまうと痛い目を見る、本作にはそんな理不尽な怪異ばかり登場します。
人間の力ではどうにもできないことが世の中には確かに存在し、それらから逃れる一番の方法は近寄らないこと、首を突っ込まないことだなぁ、と改めて考えさせられました。正しく、「触らぬ神に祟りなし」を体現する作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     「おざぶ…おざぶ…」という声が聞こえる穴、電話中に割り込む男の声、実際に起きた筈なのに噂にならない連続放火事件、羊皮状の異形の物体の四つのホラー短編が収録されていて、日常の中に潜む理解不能かつ理不尽である一方で直接的ではなく纏わりつくような怪異の描写が不気味だった。

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    怪異が確実に“ある“よう書かれたフィクション、だけれど、その正体や謎、由来や因果も現実と同じように解明されることがない。物語にはオチがつくけれど、それも解決というよりは偶然生き残れた、というような感触。これがフィクションで書けるというのも凄いことのような気もする。怖かったしとても面白かった。

    「体験は体験なんだ。何かは起きている。でも、それを観察した結果の評価が、怖いであったり、不思議であったりするんだよ」
    これは実話怪談にも通じるライン。頷いた。

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    ホラーと言ってもグロテスクさや生理的嫌悪のない
    じわじわじんわりとした恐怖……という、とても好みの作風でした。
    個人的には主要登場人物の1人、龍彦先生の理知的さが良い味付けになってストレスなく存分に入り込めるホラーになっていたと思います。

    0
    2024年11月10日

    Posted by ブクログ

    べたやけど好奇心がゆえに巻き込まれて行く2人とその周辺がおもしろい。怖いけどおもしろいのは大好き。2冊目おめでとうございます。

    0
    2011年08月01日

    Posted by ブクログ

    都市伝説と怪談が混ざったようなシリーズものホラー短編集。

    説明のあっさりした中にも効果的な恐怖演出があって
    ホラー好きなわたしにとっては心地良かったです。
    一番すきな話は都市伝説色が強い「ひじり」かなー。

    0
    2011年05月29日

    Posted by ブクログ

    華道教室に通っているまりかは、ひょんなことがきっかけで、怪談集集が趣味の華道師範の手伝いをすることに。そんなとき知った「おざぶあな」の謎を解くため、現地に赴いた二人は、そこで身も凍る体験をすることになり…。日常に潜む怪異を描く、連作短編集。まりかと冷静沈着な華道師範のでこぼこコンビが良いです。怪談も秀逸。また続きを書いてほしいな。

    0
    2011年01月12日

    Posted by ブクログ

    じんわりとした恐怖を感じさせられる怪異短編集。事象そのものが怖いものから、何かよく分からない怖さを感じさせられるものまでさまざまなテイストです。
    お気に入り、そして一番怖かったのは「トモダチ」。起こる怪奇現象そのものよりも。「友達」に関する認識をざっくりと突きつけられたような気がして、そのほうが恐ろしく思えました。この声の正体も分からないし。実に怖い一編です。

    0
    2010年12月31日

    Posted by ブクログ

    久々に一日読書をする時間があったので、一気に読んだ本。華道師範とその(華道の)お弟子さんのゴースト・ハントもの。連作短編集です。特に特殊能力があってどうこうという話ではなく、知恵と勇気で妖怪に挑む話でもありません。だからこそ怖い。怪異の描写は本当に怖かった。それぞれのお話の投げっ放しな終わり方がまた不気味さをかき立てます。キャラが魅力的だから、もう少し長い話を読みたいと思わせるのだけれど、それがまた良いのでしょう。メインの舞台は京都です。大阪駅も出てきて、親近感ありました。(大阪府民なので)

    0
    2010年12月24日

    Posted by ブクログ

    実話怪談風に、日常にぬるっと隣接する怪異を描く。積極的に襲いに来る怪異が、理解不能かつ理不尽なルールで登場人物たちを追い詰めては、根本的な解決を見ぬまま物語は終わる。あまりにもよく分からない、その不気味さと後味の悪さ。少し読み難い部分はあるが、湿度の高いホラー好きには良い塩梅。世界観を引き立てる禍々しい装画も魅力的。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    華道教師のイケメン(予測)男子と その教室に通う女子が、怪談蒐集をするお話。
    短編で4篇。

    「首ざぶとん」
    禁忌の地にある鍾乳洞の奥。そこには座敷があり、一枚の座布団が置かれている。

    おざぶとんを “おざぶ”と呼ぶのが 日本の共通のようで嬉しいです。
    入ってはいけない土地には、それなりの理由があると言う事です。

    「トモダチ」
    かなり解釈に委ねられている話ですね。
    フルネームを知らないトモダチは 友達ではないかもしれません。

    「ひじり」
    放火なのか 火にまつわる禁忌
    こちらは 禁句の話ということで良いのかな

    「羊を何度も掘り出す話」
    くびきのものという 言葉が出てきますが
    軛(くびき)=束縛 で良いかな?
    過去の因縁によって土地に繋ぎ止められた存在(くびきの者)を鎮める何か

    この生花師弟コンビは京都設定と思うのですが、
    あまり設定と怪談が関係しないかなあ
    華道教師がゆったりしてるので
    怖さはないです。

    0
    2026年06月26日

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