小湊悠貴のレビュー一覧
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タマ三年生の一年。イギリスで店を開く友人に一緒にやらないかと誘われて迷う蓮。タマの友人の玲沙は田舎の母の突然の再婚話に戸惑う。ミケさんは親戚たちから就職や結婚について責められ、将来に惑う。みんなそれぞれの未来にむかって動き出し、ゆきうさぎにもあらたなお客様が……。
今回は親子の話。蓮の決断とかミケさんの就職とか当て馬らしき新キャラの登場とかいろんなことが動き始めた感。そしてついに自覚。大樹さんほんとスパダリ力強いのにこんなにウブってずるい。ちょっとじれったいけど良い人しかいないので安心して読める。でももうちょい踏み込みが欲しいような、お行儀が良すぎてもったいない気持ちになることもある。まあた -
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小料理屋「ゆきうさぎ」でバイトを続けている大学生の碧。若店主の大樹は最近、豚の角煮の研究をしている。先代の女将が唯一レシピを教えてくれなかった料理だそうだが、その理由とは一体……?ほか、碧と友人たちとのケンカや仲直りの手毬寿司、生前の母の教え子の思い出のメンチカツ、再会のかき氷など。
相変わらず良い人しかいなくて大変ほっこり。良い人というか、秘密を抱えた人がいないというか、秘密を引きずって話を進めるタイプの本じゃないのでするする読める。だからその分ちょっと盛り上がりは足らないのと、登場人物同士の踏み込みが足らないのでちょっと物足りなくはある。まあでもこの本はこの空気のまま平和に終わってほしい -
Posted by ブクログ
ネタバレ父を失い、伯母夫婦によって財産も失って修道院に入れられたミシェル。
修道院でも苛められていたけど、不祥事が明らかになって修道院は閉鎖され、学校に。
学校を卒業したミシェルは、文通をずっと続けていた「三日月伯爵」と出逢うって感じで、コバルト文庫らしい作品でした。
ミシェルの生い立ちはよくある感じですが、「三日月伯爵」=エリオットじゃなかったのは予想外でした。そういえば髪の色、違ってましたね。
遺産の話は、ちょっと今まで気付かなかったのが不思議。
小切手くらいだと軽いから気付かなさそうですけど、宝石がいっぱい入っていたら、思いから気付きそう、なんて思っちゃいました。