津村節子のレビュー一覧

  • 玩具

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    65年の芥川賞受賞作を含む短編集。
    だいぶ前のですが…昔は女性の受賞者って少ないんですね。
    同人誌に小説を投稿している風変わりな夫に尽くしながら満たされない平凡な若い妻の話。
    妻の嫌いな金魚を飼ったり、何かにとりつかれたように勝手な夫…
    「名短編ここにあり」に掲載されていた吉村昭が作者の実際の夫。
    その作品のことが小説中で触れられてます。奥さん像は違うし、私小説というのではないようですが。
    作者は1928年福井県生まれ。

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    2009年10月07日
  • 紅梅

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    吉村昭の妻の手による、夫闘病から死までの日々を小説の形で描いた作品。

    夫婦の情愛とか、共に小説家である妻の看護における悔恨とかが淡々と描かれる。
    もう少し感情を揺さぶられるかと思ったけどそれもなく読み終わる。
    有名作家ともなると、大病院の教授陣が気にかけてくれて、ずいぶん恵まれた闘病生活だなと本筋と違うところで感心したり。

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    2025年06月03日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    表紙がとても綺麗で手に取りました。

    二十四節気は知っていても、それをさらに三等分した七十二候は知らない人が多いのでは?

    わたしも今回初めて知りました。
    雉始雊(きじはじめてなく)というように、動詞で示されているのが、分かりやすい。
    どれも現代人にも理解できるもので、時代が変わっても季節の移ろいは変わらないものだなと思います。

    この本では、二十四節気の春夏部分を抜き出し、また、各節気の真ん中の七十二候をタイトルに各自が短編をお書きになっています。

    思えば、短い作品は触れてこなかったので、どれも不思議な余韻を残す終わり方で、こちらの想像力や読解力を掻き立てるなぁと短編の面白みを初めて知りま

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    2024年08月05日
  • 玩具

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    なぜそのような男を、という女もいれば、"上手く"やっているような女もおり。思ったより哀愁は少なく、それぞれに違った弱さや逞しさや献身性や利己性があって色合いは様々。面白かった。

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    2023年02月10日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    ネタバレ

    二十四節気をさらに三等分した七十二候をもとに、年末から夏にかけて、それぞれ人気作家がつづる短編集。
    季節がテーマで、純文学系の作家が中心ということで、その表現を楽しむ小説であることは間違いない。
    でも、その反面、連想で思考があちこちに飛んでしまうので、集中できないのも確か。
    寂聴氏の作品を初めて読んだが、住職っぽくなく驚いた。もうすぐ100才。

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    2021年10月23日
  • 三陸の海

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    「三陸海岸大津波」からの流れで。かつて上野発の夜行列車で田野畑村に足を運んだことがある者として非常に懐かしい思いで読ませてもらいました。吉村昭氏と村を繋ぐエピソードの一つ一つがとても印象的。80代半ばにしての津村さんの健脚、健筆にも感服しました。

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    2021年03月17日
  • 似ない者夫婦

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    1928年福井県生まれ、津村節子さん「似ない者夫婦」、2003.3刊行、2013.4文庫。夫婦てんでんばらばらに過ごした10年間のエッセイ集だそうです。私の原点、書斎の窓、日々の感慨、四季の風景、夫婦の時間の5つの章立てで整理されています。

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    2019年11月05日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    季節の生江を表す二十四節気七十二候のうち春から夏の十二の候を題にして、十二人の作家の掌編集。
    七十二候のとらえかたが様々で、面白い。

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    2019年10月02日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    村田沙耶香さんがやっぱ面白かった。どうやったらこんな不思議で面白いこと思いつくんだろう。
    私は野生に返るといって家を出た姉と、女3人で暮らし人工授精で子どもを持とうとしている妹の話。ぽうという声。
    村田さんの作品が読めたので大満足です。

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    2019年05月29日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    二十四節気、七十二候テーマの12作。
    日々の変化や季節の移ろいを表す、その言葉の意味の楽しさにはっとする瞬間。
    流されるままの同じ日々だと見誤っているわたしへの気づきになればいいな。

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    2019年05月21日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    12人の作家さんが旧暦の七十二候をテーマに執筆した小説集。春夏編。
    気になる作家さんが書いているので読んでみたかったのです。それに12人! 豪華執筆陣。装丁も綺麗ね。季節を表す言葉、日々の生活で変化を感じたこと、素敵で、自分の生活も日々に流されるだけでなく、自然の声に目を向けたくなりました。それぞれ短いですが、作家さんの色が出ていて楽しめました…際立っていたのは村田沙耶香さん、好み的には前半の方。

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    2019年05月17日
  • 三陸の海

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    子どもたちが小さい頃は夏の旅行でよく三陸に行った。田野畑村には行ったことがなかったが、三陸の美しい海の景観を今も思い浮かべることができる。同じ東北に暮らしながら大震災以降未だに行く事が出来ずにいる。地震や津波が怖いわけではない。たぶん多くの人が亡くなった事を直視することが怖いのだろう。しかしそろそろ行って見なければならないとこの本を読みながら考えた。

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    2019年01月11日
  • 紅梅

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    吉村昭と津村節子がどのように死に向かって対応していくのか、淡々とした描写の中で色々考えさせられるものがあった。
    癌の宣告をうけた時、治療の時、最後の時、吉村昭の立場、津村節子の立場、子供の立場、色々な場面で自分ならどうするか?これが出来るだろうか?こうなってしまうのだろうか?と考えさせられた。

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    2017年08月18日
  • 智恵子飛ぶ

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    このふたりのことを知ったのは寺山修司「さかさま文学史黒髪篇」だった。
    だから高村光太郎にはいい印象を持っていなかった。
    また風貌から幼児的な父のイメージを持っていたらしい。
    だがこの本を読んで知ったのは、むしろ光太郎は父に負い目を感じ続けた息子であって、
    智恵子を抑圧したというよりは智恵子を芸術家の同志として迎え入れた。
    が、完全対等とはならなかったことに悲劇がある。
    制作意欲も、家庭内の位置も、性格も、弱者は強者の割りを食う。淫靡に権力関係が浸透してくる。
    男女として。夫婦として。実家の没落。父母きょうだいの心労。色覚障害?ゆえの芸術活動不首尾。もちろん更年期障害。性格。薬。
    狂気の原因はひ

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    2015年01月12日
  • 智恵子飛ぶ

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    光太郎と智恵子の物語を読む。
    千恵子が、頭がおかしくなったと
    言うことはしっていたが、どのような要因で、
    そうなったのかは、知らなかった。

    少なくとも、芸術家同士が、
    一緒に生活すると言うことは、やはり大変なこと
    だったんだということがわかった。
    ただ、それは、芸術家だから大変だということでない、
    もっと「直截な問題」が横たわっているんだと思う。

    私の生き方を考えると、
    やはり光太郎がひょっとしたら、
    原点かもしれないと思った。
    青年の時に、かなりインパクトのある影響
    を受けていることを知った。

    智恵子の生まれ落ちた背景、
    そして、酒屋としての隆盛、・・・
    長女として、一目置かれていた。

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    2018年03月10日
  • 女

    購入済み

    読後感が、、、

    後味が悪い作品が多かった。しかも最初の数ページです結末がわかってしまうので読み進める意欲が失われてしまう。期待して購入した分残念でした。

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    2020年05月15日