速水健朗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
日本人の国民食とも言えるラーメンというものを通して、日本人と現代史を論じている書籍です。面白かったですね。著者の本は毎回読み応えがあります。基本は戦後から現在までに至る現代史の流れを、ラーメンの歴史とともに紐解いていく流れです。ラーメンこそ戦後アメリカ化する日本の象徴であるといったものから、昨今のラーメン屋店員に見られるファッションがどのような意味をなしているのかといったものまで、もはや当たり前のように受け入れている現象が実に風変わりのあるということが詳細に書かれています。例えば、店員の作務衣姿には伝統や歴史を重んじるような印象がありますが、実際は日本の歴史と何の関わりもない単なるイメージとし
-
Posted by ブクログ
ネタバレインフラ(交通・産業系体)、コンテンツ(建物)、コミュニティ(集落)の変遷と共に、変化して来た都市の在り方。
現在の都市のニーズを満たすのは、テーマ=ナラティブ(物語)導入による、「ディズニー化」した、消費の場“ショッピングモール”機能を持つ事。 公共性から、市場競争を主流にした都市の発展の現在形。
▼メモ
・都市(公共空間)の民営利用可
⇒ 消費を軸とした、自由競争での空間利用。
・テーマパーク⇒ ナラティブ(物語)を組織や場所に適用する。
現実を隠し、ファンタジーの提供。
・ディズニーランドは、西部開拓、宇宙開拓のアメリカのフロンティア精神を体現している。(反面、先住民迫害隠蔽の -
Posted by ブクログ
現代の都市開発の論理は、ショッピングモールの論理と軌を一にしている。
そんな試論を展開する本。
本書では
1.都市の公共機能が経済効率や市場原理の論理で(営利方向に)変化すること
2.(人を集める装置としての)都市の在り方が、ショッピングモールの在り方と同一化してきていること
の二つを指して「ショッピングモーライゼーション」という造語のもとに、都市を解釈しようと試みる。
ショッピングモーライゼーションは現在進行形で起こっていることであり、かつ都市の一側面(あるいは一部の都市)のみを捉えているのに過ぎないので、包括的な議論にはなっていない。
それでもショッピングモールの変遷を丁寧にたどりなが -
Posted by ブクログ
三浦展さんの本を読んで、ショッピングモール=共同体を崩壊させる悪いもの、という意識を持ってしまっていた。ただそんなに画一的なイメージだけで語るべきものではなく、ショッピングモールの歴史を紐解いていくと、六本木ヒルズもショッピングモールであるということが見えてくる。
ショッピングモールの思想と繋がるのが、ウォルトディズニーが描いた、夢の国の都市化計画。ランドは古き良きアメリカの共同体に想いを馳せつつ作られたもの。それが、ランド周辺に想定外のホテルが乱立することが気に入らず、ディズニーの理想を作るには、結果一つの都市を作ることにつながっていく。これは本来の意味である田園都市、地続きでない、独立( -
Posted by ブクログ
副題に「映画のなかの集合住宅70年史」とあり、映画やテレビドラマにおける団地の扱いを語る座談会や評論・コラムなどを収めた本。
本書で扱われるのは、ほぼ日本と韓国の映画であり集合住宅であって、それ以外の地域の言及は少ない。「団地」という言葉にイメージの合う集合住宅が他の地域にはあまりないということかも知れないが。
個人的には、私の近辺(松山、高松)にある団地というのが本書で言及される映画等で描かれるものとは違って、極めて貧乏くさく窮屈にして設備が貧相であるのも気になる点で、東京の団地はいいなあ(あんな充実した団地だったら、今から住んでもいいけどなあ)。四国の地方都市にある公営住宅では、小説・映画 -
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み