速水健朗のレビュー一覧

  • 東京どこに住む? 住所格差と人生格差

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    経済学者のハーフォードは、人は近くにいると「お互いに学び合う」と著書に書きました。であるなら、「都市に住むと人は「頭が良くなる」から生産性が高くなる」=都市に住む人の平均給与が引き上げられる。(P155)。新中間層が考える資本とは、教育に重きをおくので、土地を資本と考えず、教育の条件により引っ越しをするなど、都心を目指す要因が複数語られました。食住/職住の近接が好まれる傾向も合理的であるよなと思いました。それゆえに、バルや個人経営の店が住宅街にできて繁盛しているとか。本書には八丁堀のmaruが登場しました。P25にある皇居から5キロ圏内にある主な企業と大学の地図を見て、都心とは思っているより広

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    2016年08月15日
  • ラーメンと愛国

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    最近のラーメン屋にある種のいかがわしさとか、押し付けがましさを感じ、すっかり行かなくなったと言うより、行きたくない。その訳が少し分かった。

    特に、ラーメンポエムと作務衣の制服はやめてほしい。

    ラーメンと昭和史、愛国心、郷土愛、そしてナショナリズム、壮大な大風呂敷を広げているが、少々理屈ぼっくすぎる。論理展開に強引さも感じる所もある。しかし、知らないことも教わったし、オォット思う視点もあった。

    でも、年のせいか、押し付けがましいラーメン屋は嫌だな。行列などできない普通の中華屋のラーメンが一番好きです。

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    2015年07月05日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食における消費を通して政治思想を読み解くという本。

    スローフードや有機野菜、地産地消にこだわる人をフード左翼、ファストフードやコンビニ食などを好む人をフード右翼としている。
    本書ではフード左翼の取材と解説がメイン。

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    2015年03月26日
  • 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代

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    郊外型のショッピング・モールとは区別される都市型のショッピング・モールと、それを生み出した消費者の欲望との関係を、社会史的な観点から明らかにしています。

    ショッピング・モールが地域のコミュニティを破壊したという短絡な批判をおこなうのではなく、消費者の欲望が都市のショッピング・モール化を推し進めた経緯を冷静に見ることが重要だと考えています。そのために、ウォルト・ディズニーが晩年に、都市そのものをテーマ・パークとするような計画を持っており、それが現代における都市のショッピング・モール化の動きのさきがけとなっていたと主張します。

    それなりに興味深く読んだのですが、ここから消費社会についてのどのよ

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    2015年02月06日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    うーん、言っていることは理解できある程度共感するし、政治をひきつける努力も、左翼の純粋志向への批判も、食べることでの左側転向の話もわかるんだけれど。どこか私にとって居心地が悪い。居心地の悪さがうまく表現できると何か抜けられそうな感じの、本質的な居心地の悪さ。

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    2014年11月17日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食の安全、無添加の難しさについて改めて考えた。出来れば身体にいいもの食べたい!身体にいいことしたい!お金のある人だけの特権なのか。
    給食に全てお米を使用する三条の試み、子供達も食について考えられて画期的だな〜。牛乳撤廃はどうかなと思うけど…。

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    2014年10月17日
  • 1995年

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    大学に入った年。すごく思い入れのある年だ。阪神淡路大震災や地下鉄サリンなど,大きな事件が続いた年だった。そんな95年を中心として,日本や世界の出来事を雑多な視点から眺める本。
    記述はやや無味乾燥な気もしたが,科学技術や文化のくだりでは懐かしい当時が蘇ってきた。政治や経済,国際関係といった堅い話題から始めているのは,ちょっと読者を掴み損ねているようなもったいない感も。でもそれは当時の自分がそんな話題に疎かったせいかも知れない。

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    2014年10月14日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食べるものを選ぶことが、階層だけでなく政治的態度の表明になってきている。エシカル消費やベジタリアン、オーガニック、マクロビ、有機農法、ホメオパシー。
    フード左翼・フード右翼と定義し、この視点で分析することは面白い。ただ、フード右翼についてはあまり記述はないし、いまひとつ論点が絞り込めていないような気がする。速水さんが書くとなると、どうしてももっと濃厚になると期待してしまう。

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    2014年10月04日
  • 1995年

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    1995年という年を、政治経済、文化、事件など様々なニュースから読み解く。
    その時日本はどのような状況に置かれていたか。

    社会学の本ですが読みやすい文体でした。
    1995年は私はまだ子供だったのでほとんど記憶はないのですが、
    なんとなく情景を浮かべることができました。

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    2014年08月26日
  • 1995年

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    ★確かにそんな時代だった、けど★著者と同年代として、広く浅く懐かしくは読めた。ユーミンとドリカムの自動車を巡る歌詞の比較で、固有名詞にこだわるキラキラした存在から日用品に変わったとの指摘は興味深い。1995年当時、東京ではデートでそこまで車にこだわらなかったと思うし、むしろ欠かせなかったのは地方だったろう。

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    2014年07月16日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食において、質を重視する人を左翼、量を重視する人を右翼とした政治論。
    面白い試みではあるけれど、ひとつ重要な点が抜け落ちている。
    それはフード左翼になりたくても経済的な事情から右翼的な立場に立たざるを得ない人がたくさんいるということ。

    食の安全は金持ちのためにあるということだね。

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    2014年06月21日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    左翼と右翼という言い方にしたのがよかった。
    筆者が中立の立場であり、食に関してはそこまで専門的知識のないところが逆に読みやすかった。

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    2014年06月14日
  • 1995年

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    サクッと読めて、あの1995年という年を知れる。オウムと震災ではない、あるいはエヴァではない、1995年。1995年といえば小学1年生で阪神間に住んでいたので、ほとんど記憶はないのだけれども、なんとなくエモい気持ちになりました。バブルは弾けてしまったけど、まだ絶望感は少なくてただただ漠然とした不安がある時代。その雰囲気がなんとなく伝わってきた。
    ここに書かれてる様々なトピックをさらに深く掘ってみるとか(個人的に小林よしのりの『ゴー宣』が気になった‼︎)あるいは自分の好きな年を同じように観察してみるとか。読んだ後こそ楽しめる本だなあと思ったり。

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    2014年06月12日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食べ物という非常に身近なことから政治や社会へと思考させてくれる。
    他のジャンルも右と左であえてマッピングしてみるのも面白いかもしれないと思った。

    すぐに浮かんだのが新聞であった。日経が160円、朝日150、毎日140、読売130、産経110になる。日経は別として左寄りと言われる2紙が右寄りと言われる2紙より高い。

    思想としての右と左、右は保守、左はリベラルと言われる。保守って何だ、リベラルって何だということを問い始めるときりがない。とりあえず経済思想的に区分けすると右は新自由主義的というか経済重視の思想であり、左は福祉や再分配重視と言える。
    階層で区分けすると、右は中間層から富裕層、左は貧

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    2014年05月15日
  • ラーメンと愛国

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    ネタバレ

    面白いっちゃ面白いけど、「つくられた伝統」なんて日本に限らずどこでもそうだし、だから言おうと思えばなんでも「国粋主義」とか「ナショナリズム」とか言えるわけだけど、単にそれを「ラーメン」と結びつける組み合わせの面白さってだけじゃないの、という気もした。

    須藤元気を事例に「ナショナリストで多文化主義」っていうのは、もっと拡げて書いて欲しかったなーと思いました。そういう例を逆説的に捉えれば「地元のアイデンティティを否定して、多文化主義を肯定するリベラルの振る舞いは、マイノリティのナショナリズムや民族主義を肯定して、マジョリティの文化を否定する、マイノリティ側の排外主義」とも言える。まさに、そういう

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    2014年04月01日
  • 1995年

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    1995年は現代史において、象徴的な年である。戦後50年という節目であるとともに、この年に起こったことを列挙するとその前後の時代の分岐点となっている。

    ・阪神・淡路大震災
    ・地下鉄サリン事件
    ・オウム真理教への一斉捜査
    ・東京と大阪ではタレント知事が誕生
    ・村山政権、新進党の躍進、社会党分裂
    ・デジカメ、PHS、Windows95、プレステ発売
    ・WTO発足
    ・イスラエル・ラビン首相暗殺
    ・ロッキード事件結審・アメリカ-ベトナム国交正常化
    ・イチローの活躍と野茂の渡米
    ・若貴兄弟による千秋楽優勝決定戦
    ・小室系サウンド・Mr.Childrenの大流行

    この年に大震災とオウム事件という、世の

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    2014年03月24日
  • 1995年

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    僕は筆者より少し年上だけど、まあ同世代といっていいだろう。1995年という年が様々な転機であった、ということを、ジャンルを分けて描いている。冒頭に「最低限、懐古趣味を満足させる」という姿勢が表されている。一読すると、1995年前後にあったことが羅列されていて、まさに懐古趣味の満足だなあ、と、それはそれでよいのだけれど、もう一度目次を眺めてみる(僕は普段目次をあまり見ない)。政治、経済、国際情勢、テクノロジー、消費・文化、事件・メディア、というカテゴリー。当時の自分はどのカテゴリーに関心を示していて、今とはどう違うのか。
    本書への期待を、考察ではなく自分の変化を追う、ということに移してみると、な

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    2014年01月22日
  • 1995年

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    1995年は、最も興味のあるポイントだ。そんな年の出来事がきっちり記されているが、そこからの考察を期待していただけにそれが無かったのが物足りなさを感じたひとつの要因です。あ、終わっちゃったって感じで読み終えた。

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    2013年12月17日
  • 1995年

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    事実の羅列に徹し、独自の読み解きはなし。ゴー宣がテキストだった時代を懐かしく思い出す。それ以上でも以下でもなく。

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    2013年12月05日
  • 1995年

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    1995年とは、いったいどのような年だったのか。
    そう問うとき、「日本の転換点である」と答えて、おそらく大きく外れることは無いだろう。
    しかし、果たして具体的にどのような意味で?阪神・淡路大震災、オウム真理教の一連の事件、ウィンドウズ95、エヴァンゲリオン、二信組事件、「新時代の「日本的経営」」…枚挙に暇が無い出来事が、確かにこの年には起きた。それらは現在まで、どのようなかたちで尾を引いているのか。本著は1995年という一年を「横に」読もうという、今までありそうでなかった挑戦と言えるかもしれない。

    ただ本著だけで「1995年が転機の年であるという固定観念を外す」というのは、難しい。
    本著が1

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    2013年11月26日