速水健朗のレビュー一覧

  • 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代

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    速水健朗初めてでした。あんまり深く読み込むことができなかった。さらっと、ディズニーだけさらった感じかな。ウォルトの壮大な理想だけは頭に残った。lifeではチャーリーよりも実は速水の方が好き。

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    2018年05月24日
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで

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    洋邦ジャンル問はず「結成順」に並べてある。下積み長いバンドは予想外に前の方に出てきて、全然違う文脈にぶっ込まれるのね。その編集が批評と言えば批評
    70年代ハードロックやプログレ関係者の離合集散が、短い文章の中にこれでもかと入ってくるあたりも好き。一回読んだだけじゃわけわからんよ、とブーブー言いつつニヤニヤもしてる。ゴシップと教養の境界。20170826

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    2018年03月15日
  • ラーメンと愛国

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    良く調べてるなあと感心するし、論の進め方も丁寧で、研究者の書いた本という感じがする(実際は違うようだが)。
    確かに最近のラーメン屋ってのは「和」をテーマにしているように思えるのだが、「なぜ」そうなっているのかの掘り方が弱いのがちょっと残念。

    でも良書です。テーマも論構成もとてもよい。

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    2017年12月23日
  • 東京どこに住む? 住所格差と人生格差

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    ちょっと期待外れでした。
    いろいろな所から都合のよい論を持ってきてツギハギしたって感じに見える。
    あまり目新しいことは書いてませんでしたね。

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    2017年07月22日
  • ラーメンと愛国

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    ラーメンで紐解く日本史。否、日本史で紐解くラーメン。ラーメンの歴史だけでなく、ラーメンを取り囲む人々の歴史を俯瞰できる。そこに日本という特異なカルチャーの変遷を見て取れる。

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    2017年06月04日
  • 東京どこに住む? 住所格差と人生格差

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    ネタバレ

    そうか、この人は東京の中で育ってしまった何代目かの人間の感覚はたぶん理解してくれてないんだろうなあ。

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    2017年03月06日
  • 東京どこに住む? 住所格差と人生格差

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    サブタイトルが「住所格差と人生格差」。
    人生の格差が住所の格差に現れる…んではなくそうでなく、その逆だ、という革新的?結論に向けて、なぜ今、都心回帰が起こっているのか、を読み解いていく。

    ずっと続いてきた住居価格の「西高東低」、郊外マイホームからの遠距離通勤が一般化していく歴史的経緯に始まって、現代の東京都民の都市回帰と他方移住、住むところ選びの要素を各論でレポート。
    そして最大のテーマは、食住、そして職住の近接や東京内での一極集中の裏側にある、都市に住むメリット=人の集積度が産業や資本、創造性の源だから、というのが面白い。つまり、人の近く(都市)にいるから稼げるようになるのであって、稼げ

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    2016年09月12日
  • 東京どこに住む? 住所格差と人生格差

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    経済学者のハーフォードは、人は近くにいると「お互いに学び合う」と著書に書きました。であるなら、「都市に住むと人は「頭が良くなる」から生産性が高くなる」=都市に住む人の平均給与が引き上げられる。(P155)。新中間層が考える資本とは、教育に重きをおくので、土地を資本と考えず、教育の条件により引っ越しをするなど、都心を目指す要因が複数語られました。食住/職住の近接が好まれる傾向も合理的であるよなと思いました。それゆえに、バルや個人経営の店が住宅街にできて繁盛しているとか。本書には八丁堀のmaruが登場しました。P25にある皇居から5キロ圏内にある主な企業と大学の地図を見て、都心とは思っているより広

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    2016年08月15日
  • ラーメンと愛国

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    最近のラーメン屋にある種のいかがわしさとか、押し付けがましさを感じ、すっかり行かなくなったと言うより、行きたくない。その訳が少し分かった。

    特に、ラーメンポエムと作務衣の制服はやめてほしい。

    ラーメンと昭和史、愛国心、郷土愛、そしてナショナリズム、壮大な大風呂敷を広げているが、少々理屈ぼっくすぎる。論理展開に強引さも感じる所もある。しかし、知らないことも教わったし、オォット思う視点もあった。

    でも、年のせいか、押し付けがましいラーメン屋は嫌だな。行列などできない普通の中華屋のラーメンが一番好きです。

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    2015年07月05日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食における消費を通して政治思想を読み解くという本。

    スローフードや有機野菜、地産地消にこだわる人をフード左翼、ファストフードやコンビニ食などを好む人をフード右翼としている。
    本書ではフード左翼の取材と解説がメイン。

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    2015年03月26日
  • 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代

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    郊外型のショッピング・モールとは区別される都市型のショッピング・モールと、それを生み出した消費者の欲望との関係を、社会史的な観点から明らかにしています。

    ショッピング・モールが地域のコミュニティを破壊したという短絡な批判をおこなうのではなく、消費者の欲望が都市のショッピング・モール化を推し進めた経緯を冷静に見ることが重要だと考えています。そのために、ウォルト・ディズニーが晩年に、都市そのものをテーマ・パークとするような計画を持っており、それが現代における都市のショッピング・モール化の動きのさきがけとなっていたと主張します。

    それなりに興味深く読んだのですが、ここから消費社会についてのどのよ

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    2015年02月06日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    うーん、言っていることは理解できある程度共感するし、政治をひきつける努力も、左翼の純粋志向への批判も、食べることでの左側転向の話もわかるんだけれど。どこか私にとって居心地が悪い。居心地の悪さがうまく表現できると何か抜けられそうな感じの、本質的な居心地の悪さ。

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    2014年11月17日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食の安全、無添加の難しさについて改めて考えた。出来れば身体にいいもの食べたい!身体にいいことしたい!お金のある人だけの特権なのか。
    給食に全てお米を使用する三条の試み、子供達も食について考えられて画期的だな〜。牛乳撤廃はどうかなと思うけど…。

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    2014年10月17日
  • 1995年

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    大学に入った年。すごく思い入れのある年だ。阪神淡路大震災や地下鉄サリンなど,大きな事件が続いた年だった。そんな95年を中心として,日本や世界の出来事を雑多な視点から眺める本。
    記述はやや無味乾燥な気もしたが,科学技術や文化のくだりでは懐かしい当時が蘇ってきた。政治や経済,国際関係といった堅い話題から始めているのは,ちょっと読者を掴み損ねているようなもったいない感も。でもそれは当時の自分がそんな話題に疎かったせいかも知れない。

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    2014年10月14日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食べるものを選ぶことが、階層だけでなく政治的態度の表明になってきている。エシカル消費やベジタリアン、オーガニック、マクロビ、有機農法、ホメオパシー。
    フード左翼・フード右翼と定義し、この視点で分析することは面白い。ただ、フード右翼についてはあまり記述はないし、いまひとつ論点が絞り込めていないような気がする。速水さんが書くとなると、どうしてももっと濃厚になると期待してしまう。

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    2014年10月04日
  • 1995年

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    1995年という年を、政治経済、文化、事件など様々なニュースから読み解く。
    その時日本はどのような状況に置かれていたか。

    社会学の本ですが読みやすい文体でした。
    1995年は私はまだ子供だったのでほとんど記憶はないのですが、
    なんとなく情景を浮かべることができました。

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    2014年08月26日
  • 1995年

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    ★確かにそんな時代だった、けど★著者と同年代として、広く浅く懐かしくは読めた。ユーミンとドリカムの自動車を巡る歌詞の比較で、固有名詞にこだわるキラキラした存在から日用品に変わったとの指摘は興味深い。1995年当時、東京ではデートでそこまで車にこだわらなかったと思うし、むしろ欠かせなかったのは地方だったろう。

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    2014年07月16日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食において、質を重視する人を左翼、量を重視する人を右翼とした政治論。
    面白い試みではあるけれど、ひとつ重要な点が抜け落ちている。
    それはフード左翼になりたくても経済的な事情から右翼的な立場に立たざるを得ない人がたくさんいるということ。

    食の安全は金持ちのためにあるということだね。

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    2014年06月21日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    左翼と右翼という言い方にしたのがよかった。
    筆者が中立の立場であり、食に関してはそこまで専門的知識のないところが逆に読みやすかった。

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    2014年06月14日
  • 1995年

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    サクッと読めて、あの1995年という年を知れる。オウムと震災ではない、あるいはエヴァではない、1995年。1995年といえば小学1年生で阪神間に住んでいたので、ほとんど記憶はないのだけれども、なんとなくエモい気持ちになりました。バブルは弾けてしまったけど、まだ絶望感は少なくてただただ漠然とした不安がある時代。その雰囲気がなんとなく伝わってきた。
    ここに書かれてる様々なトピックをさらに深く掘ってみるとか(個人的に小林よしのりの『ゴー宣』が気になった‼︎)あるいは自分の好きな年を同じように観察してみるとか。読んだ後こそ楽しめる本だなあと思ったり。

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    2014年06月12日