速水健朗のレビュー一覧
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食を通じて、その人の政治思考を見てみようという面白い一冊。
左翼、右翼、政治という単語を見るとどうもキナ臭い印象があるが、本書は実にとっかかりやすい内容だ。
人にはそれぞれ食の好みがあり、それをマッピングしてみる。
そこから、ジロリアンやB級グルメなどのジャンク好き、有機野菜、ベジタリアン、ビー...続きを読むPosted by ブクログ -
居住地によってLIFEstyleは大きく変わると、いつも考えていたので興味深い内容だった。
その理由として、人は集まりたくなる(群れる)動物なんだと目からウロコ。確かに人が文化を造るだろうから、その人種の居心地が良い場所が人気になるんだろうな。
また選択に迷ったら読みたい一冊。Posted by ブクログ -
地方と都市を再考するいい機会になった。
(文章 - 特に接続詞 - が整合しないところが多々見られ、論旨が分かりにくくなる部分も・・・そこが残念)
職と住の近接が起こっている。トフラーの予測で唯一外れた点。つまり通信技術の発達が都市の消滅につながらなかった。むしろ逆で、都市に住むことによる外部経済...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い。自然志向はあくまで都市生活の延長だとか、有機栽培を増やすことが自然破壊に繋がるとか、なるほどと思うことが多かった。他の方も指摘しているが左翼側の話がほとんどで右翼側の視点はあまり出てこない。食べることについて色々考えさせられるという意味ではなかなかいい本だと思う。Posted by ブクログ
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【きっかけ】
谷根千とポートランドへの言及から関心。
軽い気持ちで。
【概要】
東京(都心)をめぐる居住の志向について、過去の変遷をひもときながら、現在みられる東側シフトの様子とその要因について考察。また、世界的な都市に関する新しい議論とも重ね合わせている。
【感想】
軽い気持ちで読み始めてみた...続きを読むPosted by ブクログ -
住んだことある場所がたくさん出てきて面白かった。都心、東、ヒップな生活革命という流れには同意。住宅のトレンドを掴むにはいい本。Posted by ブクログ
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試みとしては、非常におもしろかった。
筆者も書いているが、これは「あー、たしかにそうかもね」「あるある、あるわ〜」というノリで読むべき本。
逆に言うと、それ以上は期待しちゃダメです。
さて。
日本人の食は二極化している。
安心・安全を求める人と、安くてボリュームがあればよしとする人。
それを本書は...続きを読むPosted by ブクログ -
「田舎者が書いた都市生活の礼賛本」(あとがき)である本書を、地方出身者としては(一方的視点ではあるが)楽しく読めた。
一例として、現在の豊洲~辰巳周辺の格差問題なんか、ちょっと歩くだけで一目瞭然だが、本書を下敷きに見るとまた理解が深まり、このタイミングで読めてよかったと思う。Posted by ブクログ -
“フード左翼”側の分析が主な記述。
フード左翼方面も、歴史的背景、思想的つながりも理解できる良書。
思想的に左から右への転向は良くあるが、逆はない。
フード的には右から左への転向はありが、玉はない。
「20歳までに左翼に傾倒しない者は情熱が足りない。20歳を過ぎて左翼に傾倒している者は知能が足...続きを読むPosted by ブクログ -
フードインク、映画
競争、効率、発展、というものを押しとどめ、そうしたものがつくった世界ではなくもっと身の丈に合ったシンプルで本質的な生活を送りたい。それがフード左翼のイデオロギー。
スローフード宣言、イタリア発祥
素材とその文化を学ぶこと、地球環境から農作物を守ること、正当な価格に見合った品質...続きを読むPosted by ブクログ -
地産地消、スローフード的な嗜好とメガ・ジャンク的な嗜好の違いをその背景とともにわかりやすく解説していて面白い。そしてそれぞれが経済や環境に与える影響や20年、30年後の食生活にも言及されていてハッとさせられる。果たしてぼくは20年、30年後にどんな食事をしているのか、どんな食事をすることができるのか...続きを読むPosted by ブクログ
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今、日本人は食をめぐって大きく二つに分かれている。自然志向、健康志向の「地産地消」「スローフード」的な食を好む人々を“フード左翼”、コンビニ食や冷凍食品、ファストフードといった「グローバル」「ジャンクフード」といった食を好む人々を“フード右翼”と置き、日本人の食をマッピングすることで新しい社会や階層...続きを読むPosted by ブクログ
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○ライターの速水氏の著作。
○「なぜショッピングモールに人が集まるのか」をテーマに、ショッピングモールの歴史、ショッピングモールが街づくりに与えた影響を、かつてウォルト=ディズニーが理想に掲げた街づくりの歴史を交えながら分析・解説したもの。
○独自の視点でショッピングモールを分析する点が興味深い。ま...続きを読むPosted by ブクログ -
食べるものの選び方で政治思想がわかる。お金をかける人と、安さと量を重視する人。
食を含め身の回りのもの全てを買う、つまり消費者として買う時代、何を買う=選ぶか、がその人を決めるわけですね。Posted by ブクログ -
タイトルだけ見ると自然派食品を好むフード左翼と
ジャンクフードを好むフード右翼を軽いノリで分析しちゃおう
というような本かと思っていたのですが
我々が毎日行っている食という消費が
実は個々人のイデオロギーにも通じているのだという
非常に興味深い議論をしている面白い本でした。
私も著者が本を執筆し始...続きを読むPosted by ブクログ