速水健朗のレビュー一覧

  • 1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀

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    【きっかけ】
     まさしく1973年生まれである自分にとって、育った時代そのものが一冊になった。
     そういう一冊だからこそ集中力を保ちつつ読むことができた。少しずつだったけど。

    【感想】
     50年経つのかという思いと、これから先どうなるのかという不安がないまぜな気持ちにさせられた一冊だった。著者の意図としては、ノスタルジーにならないよう構成など気を使って書いていたようだが、全般的に自分は完全にノスタルジーに浸った。1980、1990、2000年代記。団塊ジュニア世代として多数派の人口も50歳前後の時がきた。
     この本を買った動機の一つは最近の生きづらさもある。頑張ってここまで来たけど息切れして

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    2024年01月15日
  • 1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀

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    ネタバレ

    筆者と同世代(75年生まれ)なので登場する物事、事件は懐かしさを感じつつ、自分はこう思ったなと、速水さんと対話するような感じで読んだ。
    見たことはない『北の国から』の中に出てくる、「買い物もパソコンでできるようになるし、サラリーマンは会社でなくても家からパソコンで仕事帰りできるようになる」は速水さんも指摘の通り、かなり正確な未来の予言かつ作家(北の国からの)の期待を裏切るものだったと思う。でも団塊jジュニア世代は双方の言い分がわかるそんな世代でもあるのではないかと感じた。家にこもってテレビゲームする子どもももはや、eスポーツとして市民権を得ている。それは決して悪いことではないように感じる。むし

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    2023年11月30日
  • 1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀

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    ネタバレ

    通して読めない。語り方が私の波長とうまく合わないのか読みにくい。断片は面白い。ノスタルジーでも残酷物語でもなく、は成功しているのだろう、確かに。メディアに興味のある人なのだから当然だけど、取り上げられ方の話になる。フォーマットの話、というむすびの言葉が印象的だった。

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    2023年11月16日
  • 1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀

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    アラフィフ世代の半生を取り巻く社会事象を編年で振り返る。昭和から平成、令和の懐かしい文化史。

    かなり細かく文化や社会的な出来事を振り返る。プロ野球評論の死亡遊戯みたいな感じ。ただし、事実の羅列に終始し、考察のようなものはない。

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    2023年11月05日
  • 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代

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    「ショッピングモールは、理想的なダウンタウンとして登場し、都市再生の一つの糸口になっている」という、消費社会を前提にした都市論。

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    2023年02月12日
  • コロナ禍日記

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    ネタバレ

    半分くらい読んだか。ちょっと読んで読めそうなのだけ読む。しんどいのはパスする。これがちゃんと読めるようになるにはやはり10年くらいはかかるのだろう。最近ようやく東日本大震災のものが読めるようになったのだから。

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    2023年01月17日
  • コロナ禍日記

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    ただただ日々の集積のみがここにある。
    自分の中で空白の期間になっていたものが、他人の日記を通して少しずつ埋められていく。
    この暮らしを無かったことにしてはならないと感じた。それぞれがそれぞれのやり方で戦い抜いた日々を忘れてはいけないと思った。

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    2022年10月08日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    左翼の対象としてきたものの流れがつかめておもしろかった。政治闘争から自然派農業への流れはなんとなく理解していたが、なるほどねーと納得させられるものがあった。

    自分の周りを見渡しても確かにその傾向はあるかもと実感。

    有機栽培はほんとうにサステイナブルか?というポイントも興味深い。もはや態度が科学を凌駕してしまう左翼のジレンマを強く感じた。

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    2022年04月05日
  • コロナ禍日記

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    コロナ禍をどうやって過ごしたのか。日記にすることで、日常の変化やそれに対する筆者や世間の反応の変遷が見えて面白かった。国や仕事によっての違いも興味深くて、その辺もっと幅広く知りたいと思った。

    苦しかった頃のことをいろいろと思い出して憂鬱な気持ちにもなったけれど、記録として大事な一冊になるでしょう。

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    2021年12月07日
  • 東京どこに住む? 住所格差と人生格差

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    面白かった(笑)
    普段モヤモヤ〜と感じてることが言語化されていてスッキリ。具体的には、谷根千アツイよな〜、中央線ってなんか苦手、鎌倉に引っ越すクリエイティブ、若いママが選んだ下町、自由が丘ってそんなにいいか問題。全部個人的に感じていたことだけど、この本に裏付けされて。感じていたことは間違えていなかったのかと納得w
    東京西高東低は明治時代からあったのね。その西高東低。昔は物理的に階級的に区別があったけど、最近は気分的なものだけ。そうなると実質的な便利さに比べてブランドというだけで西側の家賃が高すぎる。現在感度の高い人たちは東京中心部、ちょっと東(八丁堀、清澄白河、蔵前、北千住)に新たな交流の場を

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    2021年04月12日
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで

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    4.1ビックリするぐらい面白い。やがて来る終わりの形の記録。フリッパーズギターの、2人が通じ合うことは、驚異的で、奇跡で美しい。そう思う。夫婦にも当てはまる。

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    2020年09月16日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    フード左翼とフード右翼の対比がわかりやすく、気軽に読んでいましたが、段々と自分の立ち位置や主義主張のねじれに気付いていき、後半は真剣に読んでいました。
    「何を買うか」や「何を食べるか」が政治的な判断となる以上、自分の消費行動にも自覚的でいなければならないと自戒しました。

    自戒はしましたが、何というか大変ですね。生きることは。

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    2019年12月12日
  • 東京どこに住む? 住所格差と人生格差

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    東京の歴史、政治、ライフスタイル、世の中の変化などの視点から東京という都市を解説している。

    非常に面白く読めたので、東京の地理についてもすんなり頭に入ってきた。

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    2019年06月30日
  • ラーメンと愛国

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    作務衣は伝統の着物ではないし、現代ラーメンは中国起源ではない。
    ご当地ラーメンは地方の伝統とは関係ない。
    現代のナショナリズムは、そういった伝統とは関係なく生まれ、そのことを恥じるものではない。
    ひねくれた視点からの鋭い分析。佳作

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    2019年05月21日
  • ラーメンと愛国

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    ・ラーメンが日本に広まった初期の要因としては、
    ①アメリカの余剰農産物処理法に基づく小麦戦略により、大量の小麦が輸入されたという物質的要因があった。
    ②安藤百福という一人の経営者が大量生産のメソッドを導入したことで、工業製品としてインスタントラーメンを広めた。
    …という文化的要因だけではない側面がある。

    ・ご当地ラーメンは、地域の特産物・風土に根差したものではなく、地域の観光化に伴い生まれた「地域に縁のない観光資源」である。

    このあたりが引っかかった。ラーメンは後から物語られたものなんですね。

    現代史の精度はさておいて、高い教養を基にラーメンを絡めて書く様子は速水さんらしい気

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    2018年08月29日
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで

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    好きだったあのバンド…気が付けば解散してた!
    ってことってありますよね。
    そんなバンドの終わりを綴ったサブカルチャーレポ

    まあよくあるのが「お金」ドラッグ」「メンバーの死」「音楽性の違い」なんだけど、メンバー同士の殴り合いやら、マネージャーの暴走や画策、泥沼裁判沙汰などなど、その理由はそれぞれ。

    ビートルズからSMAP、ミューズなど、気になるバンドの解散劇がよくわかります。

    ちょっと笑ったのが「SPEED」。
    原因に意外な男名前が…って私が知らなかっただけ?

    「長年同じ釜の飯を食い、下手すりゃ親兄弟よりも多くの歳月を過ごしたバンド仲間との決別は、愛と憎しみが複雑に交錯し、ほどけない」(

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    2018年07月27日
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで

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    名前は知ってるけど、くらいの有名バンドの諸事情が広く浅く書かれていて、マニアックな部分での欲しかった知識を得られた。バンド版ワイドショーのようだ。面白かった。

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    2018年06月09日
  • フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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    食を通じて、その人の政治思考を見てみようという面白い一冊。
    左翼、右翼、政治という単語を見るとどうもキナ臭い印象があるが、本書は実にとっかかりやすい内容だ。
    人にはそれぞれ食の好みがあり、それをマッピングしてみる。
    そこから、ジロリアンやB級グルメなどのジャンク好き、有機野菜、ベジタリアン、ビーガン、種々いるわけだ。本書はフード左翼主体九割で書かれているものの、実にあるあると頷き通しだ。
    ベジフェスなどで見るフード左翼。ベジタリアンやビーガンになるまでの過程として、健康志向から入る、毒素を抜く(デトックス)気持ち的要素から入る、環境破壊反対から入る、動物愛護精神から入るなど様々だ。
    もちろ

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    2018年05月14日
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで

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    バンドの命が終わるとき。それはギャラ、メンバーの仲違い、女性問題、事務所問題、ドラッグ、不慮の事故。大体この繰り返し。なかなか円満に天寿を全うすることはできないものだなあと感じます。
    興味深かったのが一旦解散したバンドの再結成日時が記されていること、意外と多くのバンドが復活と一夜限りのライブをしているものだな、と。

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    2018年02月25日
  • ラーメンと愛国

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    ラーメンと愛国という言葉の取り合わせが面白くて手に取りました。
    ラーメンという大衆的で、もうあまりにも当たり前に身近にある食べ物を軸に、戦前から現代に至るまでの社会情勢などが描き出されています。
    チキンラーメンとアメリカのフォードが絡めて解説されていたり、ドラマ渡る世間は鬼ばかりで描かれた「幸楽」の話など、色々興味深い話が満載でした。

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    2017年11月13日