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かつての自由が丘は、今の蔵前、北千住、人形町、清澄白河? 家賃が高くても都心に住む人々はどんなメリットを見出しているのか? かつての人気の街はなぜ衰退したのか? どこに住むかの重要性がかつてなく高まっている時代の都市暮らしの最新ルールを探る。
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Posted by ブクログ
2025/04/15 p.5 普通、人は「今度、私、人口移動しようと思っているんだ」などという会話はしない。 それは、もう神。
人が住む場所をもっと意識するのは引越しをするときかもしれない。引越しのタイミングは就学、就職、結婚、転勤など受動的な移動が思い浮かべられるけどもっと主体的に移動を意識して良いと思う。主体的に移動しやすい人を考えると結構範囲が限定されてしまうので移動力というのはあるのだなと意識することしきり。 東京...続きを読むの都市としての広さは海外を旅行すると実感する。とにかく東京は広い。私のような地方出身者は東京のつかみづらさに当初は戸惑ってしまう。本書では皇居を中心に5kmの都心枠を設定していたが、海外や中世の都市のように伽藍や広場、城を中心として意識することのない我々は、周縁を意識する方が多いかも知れない。山の手線であったり、国道環状線であったり、武蔵野台地であったり。行政区分である23区や東京都という単位でも捉えやすい。 私は海外に旅行に行くと、真っ先に一番高い建物に登る。展望台にあがると都市が見せたい展望が360度にわたって(これから頑張りたい都市は180度くらいにわたって)展開している。近年発展している都市が巨大タワーや巨大ビルを建てているのは中心を意識している感じがするし、既に出来上がった都市の輪郭を見直したいという意識も感じる。スカイツリーは新たな中心として東京の膨張を助けるのだろうか。 再開発以外の選択肢として新都市をつくるような国もよくあるのが興味深い。たいてい行政都市か、観光スポットの少ない商業地区なので観光客には馴染みがない。単なる印象だが、コンパクトな都市をつくる国が多い気がする。日本の首都移転なんかはこっちが意識されているのかもしれない。 総じて言えるのは東京は不気味なほど広くて面白くて語りがいがあるということ。
大正時代からの東京近郊の人口移動について順を追って説明してくれるのでかなり読みやすかった。 興味のあったトピック ・中央線中華思想(人間関係も生活も路線圏内で済んでしまうこと)というパワーワード ・マイホーム願望とワンセットになった恋愛観 ・街のセンシュアス度:帰属意識と匿名性のバランス ・所得格...続きを読む差を生むのはどこに生まれたかではなく、生まれた場所から移動できるか否か ・ネットが普及した社会こそ対面でのコミュニケーションが重要、ゆえにIT企業は職住近接を目指す ・人々は不景気の時は郊外へ、好景気の時は都市に向かう ・地方を基盤とする政治家と、地方へのばらまき政治(都市の分散)は必然的に結びつく ただ、コロナ禍による影響(リモートワークの拡大)で職住近接が崩れつつあると思うのでそこら辺の話を新しく読みたい あと私的には八丁堀や茅場町は確かに小洒落たバルが多いけど、大通りは夜歩くと本当に殺風景、、、
面白かった(笑) 普段モヤモヤ〜と感じてることが言語化されていてスッキリ。具体的には、谷根千アツイよな〜、中央線ってなんか苦手、鎌倉に引っ越すクリエイティブ、若いママが選んだ下町、自由が丘ってそんなにいいか問題。全部個人的に感じていたことだけど、この本に裏付けされて。感じていたことは間違えていなかっ...続きを読むたのかと納得w 東京西高東低は明治時代からあったのね。その西高東低。昔は物理的に階級的に区別があったけど、最近は気分的なものだけ。そうなると実質的な便利さに比べてブランドというだけで西側の家賃が高すぎる。現在感度の高い人たちは東京中心部、ちょっと東(八丁堀、清澄白河、蔵前、北千住)に新たな交流の場を見出しているけど、まだまだ西ブランドを大事にしていて動けない人も多いと。 そして鎌倉のよさね。遊びに行きたい…!
東京の歴史、政治、ライフスタイル、世の中の変化などの視点から東京という都市を解説している。 非常に面白く読めたので、東京の地理についてもすんなり頭に入ってきた。
居住地によってLIFEstyleは大きく変わると、いつも考えていたので興味深い内容だった。 その理由として、人は集まりたくなる(群れる)動物なんだと目からウロコ。確かに人が文化を造るだろうから、その人種の居心地が良い場所が人気になるんだろうな。 また選択に迷ったら読みたい一冊。
地方と都市を再考するいい機会になった。 (文章 - 特に接続詞 - が整合しないところが多々見られ、論旨が分かりにくくなる部分も・・・そこが残念) 職と住の近接が起こっている。トフラーの予測で唯一外れた点。つまり通信技術の発達が都市の消滅につながらなかった。むしろ逆で、都市に住むことによる外部経済...続きを読むの大きさが明らかになった。 政府の国土計画は都市集中から地方分散を図ってきたが、都市資源の有効活用からその政策を転換していた。しかし安倍政権になり再び分散へ。すべての自治体が生き残ろうとするベクトル。これは経済的にはデメリット。「地方創生」は非効率なばらまきにしかならない(誰も救えない?)。インフラ供給や住宅供給を地方の中核都市に集中させるべきという「30万人都市」の考え方がある(『「30万人都市」が日本を救う』)。
【きっかけ】 谷根千とポートランドへの言及から関心。 軽い気持ちで。 【概要】 東京(都心)をめぐる居住の志向について、過去の変遷をひもときながら、現在みられる東側シフトの様子とその要因について考察。また、世界的な都市に関する新しい議論とも重ね合わせている。 【感想】 軽い気持ちで読み始めてみた...続きを読むものの、今の空気感がよく反映されていて納得。 拡散と集中のイデオロギーが庶民の願望と政治をからめてどう動いてきたかという点も興味深い。 経済や技術も含めて、今後どのように動いていくのか(東京だけでなく、全国、全世界的に)考えるヒントになる。
住んだことある場所がたくさん出てきて面白かった。都心、東、ヒップな生活革命という流れには同意。住宅のトレンドを掴むにはいい本。
2016年の本なので、当たり前ですがいまのコロナ禍を予見していません。都市がより良い、文明の発明、楽しいレストランがある街が良い街、との記載があります。本当にその通りでしたね。そのような時代に早く戻れることを祈ってます。 文中にある、アルビントフラーは将来の在宅ワークまで予見していたのですね。文中で...続きを読むはトフラーは誤っていた、と記述していますがその通りになりましたね。トフラーがすごい。
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