津原泰水のレビュー一覧

  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    ネタバレ

    掴みはとてもスピーディーで面白かった。
    早々と内部の離反があったり、仲間の誰が信用できるのか、竺原は何者なのか、ハラハラしながら読んだ。

    ヒッキーの男性キャラ二人があまり書き分けられていないので混乱する。

    引きこもりたちがそれぞれの特技を活かして、世に一矢報いるというのは面白いのだけど、私の読解力が及ばないらしく、後半は何がなんだかわからなかった。
    消化不良。
    みんなの正体が明らかになるようなオチはないんですね。ちょっと残念。

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    2021年09月11日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    テンポが速いのか、私と合っていないのか、ところどころ置き去りにされてしまった。竺原は人を喰った人間だが、その魅力なくして彼らをまとめることはできないだろう。現実に彼と組む友人たちもまた個性的で好もしい。

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    2021年06月25日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    内容はとても面白いと思う。読みやすくはあるが、私が好きな文体ではないので、時々んん?となることが。皆、役割がある。ハッピー過ぎないラスト、とても良かった。

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    2021年04月17日
  • ブラバン(新潮文庫)

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    こういう大人のなり方も、確かにあるだろうなと思えた。没入できたということだと思うので評価。でも、沈む。

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    2021年04月04日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    元々、著者の綺譚集が大好きで、他のも読んでみたいなと思ったときに、表紙とタイトルのキャッチーさに惹かれて買っておいた。
    サクサク読めた、面白かった。

    私も以前、積極的に外に出るのが難しい時期があって、その時にこういうことがあったら、今とはまた違った人生を歩んでいたのかもな、なんて思った。

    引きこもりが問題とか言われるけど…彼らには彼らなりの理由があるし、作中のビッキーズのように、才能がある人だっている…だから、竺原の様なカウンセラーがいてもいいんじゃないかなとも思った。

    引きこもり問題って、結構ナイーブな面があるけど…この話は明るくて楽しかった。
    詐欺師だーとか言われていた竺原の来歴と、

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    2021年01月20日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    ネタバレ

    あくまで個人的な解釈だけれど、この本は「引きこもりの人たちが勇気や希望、生きがいを見出だし、未来に進んでいく」ことがメインテーマなんだと思う。
    多彩な人物たちに食えない男・カウンセラーの竺原が絡み、様々な事案が発生し、これは良いことなのか?悪いことなのか?と疑心暗鬼にさせ、先の展開が知りたくてついついページをめくる手が早くなっていく。

    後半は急いで読み過ぎたのか、なんだかしっくりこないまま終わってしまった。
    再度じっくり読み返してみたらまた評価も違ってくるかな?

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    2020年08月04日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    なんだか不思議な気持ちになった読み終わりでした。
    好きな作家さんもTwitterのFFさんもみんな読んでいた話題の本ってイメージで、この本が売れなかったら編集者を辞めるという帯のフレーズが印象的な一冊。
    個々の特性を活かしてプロジェクトを成し遂げるっておもしろいなぁって思いながら読みつつ、わからないところもちょくちょく転がっている感じです。

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    2020年04月06日
  • ルピナス探偵団の当惑

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    主人公の姉と上司に関しては問題ありとは思うが、主人公たち4人は魅力的だと思う。ミステリとしては後で追加された3作目が1番良い。2作目は遺体を動かす事を許した主人公の姉に対しての怒りマックス。

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    2020年03月13日
  • 綺譚集

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    又吉先生がお勧めしてたので読んだ。思ってた以上にサイコな話やった。世にも奇妙な物語をさらにサイコにした感じ。最初の天使解体で読み返してしまうほど衝撃を感じ、読み方がわかった。1番記憶にあるのは古傷と太陽。推理小説好き、残虐小説好きの方には是非の一冊、

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    2020年02月07日
  • ペニス

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    タイトル通り、あまりにも直球に物語は主人公が風俗店に行くところから始まる。しかもピンサロである。しかし不能 なのである。

    主人公の取る奇抜な行動のどれをとっても、現実ではやらんやろ、と思うものなのだけど、20年後、30年後の自分の姿としてありえないものではないのでは、と頭の片隅で感じてしまう。「石を投げなさい」のあれに近い感覚を感じた。
    舞台がたまたま自分が住んでいる近くの吉祥寺ということもあるのか、リアルさを越えてグロテスクであった。

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    2020年02月06日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    前半、唐突に話が展開していくなと思ったら、後半はとっちらかってきて追いつくのがやっと。作品じゃないところでの一悶着でハードル上がっちゃったのがもったいない。

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    2020年01月19日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    ひきこもり支援センダーの笠原はひきこもりの人達を集めてプロジェクトを立ち上げようとするが様々な問題が立ち上がるが、大きな事業を成功させる。ひきこもり達のそれぞれの思いと悩みが軽妙なタッチで描かれている小説。

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    2019年12月15日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    初津原。一時期世間を賑わせた(?)作品。途中までは石田衣良氏の「アキハバラ@DEEP」っぽいなぁと思ってたんですが——最後はもう、良く分かりません。ヒキコモリたちをシェイクして世間を騙す物語…だったんでしょうか。でも、面白かったですよ(^^ 星三つ半。

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    2019年11月25日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    引きこもり賛歌、とまでは言わないが引きこもりたちが主人公のまとめのもとにことを成す物語。

    世の中には様々な能力(含才能)を持った人がいるが、それが社会にフィードバックされるにはそれを引き出す人が必要、という現実も感じる。主人公と引きこもりたちは幾つかのプロジェクトを始め完遂し、その中で成長を見せていく。

    PJはどれも現代風で、これを4年前に書いていたのは慧眼と思える。PJそのものの結果が少しふわっとしてるのは残念。イギリス民謡「スカボローフェア」がフィーチャーされているのも個人的には好み。

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    2019年11月25日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    カウンセラーの主人公の1人が、クライアントのヒキコモリにハンドルネームと役割を与え、社会を動かすようなプロジェクトを進行させる。前半に比べて後半は散らかった印象。映像化すると分かりやすいかも。

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    2019年10月28日
  • ブラバン(新潮文庫)

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    広島弁が強烈な青春部活群像劇が四半世紀後の未来と行ったり来たりで謎が解けたり生まれたり。ほろにがミステリアス青春回顧話。

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    2019年10月03日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    ネタバレ

    「あとがき」によると雑誌に「八割がたを連載したのち、結末までを書き下ろして単行本として刊行した」そうですが、急に物語を無理やり締めくくったような感じがするのは、そのためかな。それこそ8割くらいまでは面白かったんだけど。

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    2019年09月22日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    話題になった作品であり、非常に期待して読み進めた。期待を裏切られたわけではないが、特別な魅力を感じることはできなかった。

    4人のひきこもりが1人の人間を創り上げていく。リアルの世界ではなく、ネット上の話である。ただその真の目的は明らかにされず、その目的にワクワクしながら読み進めていくことができる。会話のテンポも良く、一つ一つのセリフにも重みを感じる。さらにひきこもり達が外の世界との関係を徐々に作っていく過程も面白い。しかし、肝心のプロジェクトの内容や作成過程、そして最終目的があっと言わせるようなものではなく感じた。ネット世界やIT用語に弱いせいかもしれないが。

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    2019年09月16日
  • ヒッキーヒッキーシェイク

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    ひきこもりたちのカウンセリングを行っている臨床心理士が、クライアントのひきこもりたちを組織して何かをやらかそうって話。
    なんとなくだけど、伊坂幸太郎っぽい文体に似てて印象は悪くない。
    話は今っぽいCGでリアルな人間を作ろうとするところから始まるが、展開が若干わかりづらい気がした。つまらなくはないんだけどね。最後の終わってない感は続編を匂わせている?
    それにしてもタイトルといい、登場するハンドル名(パセリ、セージ、ロージマリー、タイム)を見てニヤニヤするのは完全におじさんだけなのでは。そんなことを少し心配してしまった。

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    2019年09月07日
  • ブラバン(新潮文庫)

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    吹奏楽部卒業生の主人公視点からの群像劇。現在と過去を往き来する朝ドラ風の立て付け。世代が微妙に上で肌感覚がちと違う。

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    2019年07月19日