津原泰水のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあとがきによると「賑やかな孤立」とでも称すべき情感がこの作品に通底する、世界中の現代人が共有している、普遍的な感覚と思われているとのこと。
私が作品を評価するなんてたいそうな見識や豊かな情緒、多彩な表現力があるわけでもないのだけれど、感情的に私的な感覚でいえば、毎日毎週毎月毎年読み返したい、という激情はなく、何年か後にふと、フレーズや情景を思い出して、読み返したくなる予感がする、といった書籍でした。
幻冬舎騒動なんてのは読み終わってから初めて知ったのだけれど、早川書房の文庫版の帯、《この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます。》なんて今日日言う人がいるのかという驚きと、口だけのパフォーマン -
Posted by ブクログ
元々、著者の綺譚集が大好きで、他のも読んでみたいなと思ったときに、表紙とタイトルのキャッチーさに惹かれて買っておいた。
サクサク読めた、面白かった。
私も以前、積極的に外に出るのが難しい時期があって、その時にこういうことがあったら、今とはまた違った人生を歩んでいたのかもな、なんて思った。
引きこもりが問題とか言われるけど…彼らには彼らなりの理由があるし、作中のビッキーズのように、才能がある人だっている…だから、竺原の様なカウンセラーがいてもいいんじゃないかなとも思った。
引きこもり問題って、結構ナイーブな面があるけど…この話は明るくて楽しかった。
詐欺師だーとか言われていた竺原の来歴と、