西村ツチカのレビュー一覧

  • ぼくのシェフ

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    よくある天才と秀才の友情と葛藤にとどまらず、そこにほんのひとつまみのファンタジー、さらに一粒のミステリを加えることで、残酷で温かい物語に。
    タイトル回収も良いし、大人が読んでも間違いなく楽しめる良質な児童文学

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    2025年11月17日
  • いいたいことがあります!

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    小学6年生の心がよくわかるとの書評を見て読んだ。いいたいことがあります!

    優秀だった母と中学受験生でわりと普通の娘のお話。

    私には家事分担があるのに中学生の兄はしない。それはモヤっとして当然だなという感じ。

    •塾をサボる
    •理解のあるおばさんが出てくる

    このあたりはよくある展開。親や先生に反発しても、おばさん(独身の母の姉妹)や年上の従兄弟といったナナメ上の人との関係に救われるというのは実際にもよくあるのかな。

    単身赴任のお父さんは家族なのに、レギュラーじゃない気がする。(なるほど)

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    2025年10月01日
  • センス・オブ・ワンダー

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    カーソンさんや森田さんみたいな親だったら子供がのびのび自然の中で色んな発見して、自分の目で見て触って聞いて考えて、、理想的な子育てだなぁ。。と思いながら読みました。
    私も3才子育て真っ最中。虫が苦手な心配性なので、ベランダを虫が寄って来るような場所にするのは無理そうだけど、、できるだけ外に連れ出して 
    子供と一緒に自然に目を向けようとおもいました。 
    うちの子は月が好きでいつも月を見つけるのが上手だから、今度双眼鏡買って月を観察しようかな

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    2025年09月30日
  • ぼくのシェフ

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    最近手にした本が重たいテーマが続いたので
    長谷川まりるさんの新刊児童書で癒されよう…
    と手にしたけれど、美味しそうな表題とは裏腹に思いのほかこちらも考えさせられる物語。

    有名シェフの息子シャールと天才的な味覚を持つ貧しい育ちのアズレ。
    食死病という奇病の流行に振り回される二人の人生…

    長谷川まりるさんは、なかなか奇抜な架空の設定の小説を書かれるから毎回辻褄合わせが大変だろうなあと思う。でも、児童書であっても丁寧な取材をもとに描いているのだろう。いつの間にやらまりるワールドに没入してしまう。

    今回も食を通して生きることについて考えさせられる物語だった。

    コンビニ弁当やお惣菜などが簡単に手

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    2025年09月23日
  • ぼくのシェフ

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    国一番の料理人の息子として父から日々料理の特訓を受けていた13才のシャールはある時、慈善団体の活動として貧民街でスープを振る舞っていた時、そのスープの鍋にいきなりミルクをカップで突っ込んだアズレと言う少年のスープの味が忘れられず、その天才的味覚に驚き、常にアズレの後ろ姿を追いかけていたシャール
    映画「アマデウス」のサリエリを思い出した
    秀才の前に、超えたくても、超えられない天才が存在していた

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    2025年09月18日
  • ぼくのシェフ

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    ネタバレ

    天才的な味覚を持つ少年と、超有名な料理人の父を持つ努力家の少年。
    二人が互いに切磋琢磨して、料理の道を究めていく…というあらすじかと思いきや、「食死病」が出てきたあたりから、展開が読めなくなって、ドキドキハラハラ。

    料理の道を生きると決めた二人が、食死病の蔓延する世界でどう生きていくのか。
    読んでいく途中で絶望的な気持ちにさせられたが、それでも生きることを諦めない二人の姿に勇気をもらった。
    この物語の結末を、ぜひ読んでほしい。

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    2025年09月15日
  • センス・オブ・ワンダー

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    レイチェル・カーソンの遺稿『センス・オブ・ワンダー』の新訳とともに、その続きを書いたというエッセー。
    カーソンの部分は全体の5分の1もないくらいの文量。カーソンの息子が自然と触れ合う様子から、時に「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要なことではないと書かれていた。
    読書好きとしては文字から得る知識がエネルギーになっていて、いかに体験したように感じる文章か、ということろが一つ評価の基準になると思うけど、たしかに、百聞は一見にしかずで、水を吸ったコケの踏み心地とか、冬の空気の澄み具合とか、昆虫の観察とか、実際に体験・経験することは何にも変え難いものだと思った。

    忙しない毎日だけど、少しでも自然

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    2025年08月31日
  • 火守

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    作者が電車の中で書き上げた本らしい
    そんな中で書かれたとは思えないくらい、静かなそして力強い内容だった
    挿絵も素晴らしく引き込まれた
    主人公のサシャがヒオリの元に帰らず火守との約束を守り、太陽を上げる仕事をやり遂げた
    凪の中で漂っている時の気持ちが何となく読み取れそうだった
    薄い本ではあるが内容は濃いと思った

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    2025年05月31日
  • センス・オブ・ワンダー

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    消化の準備すらできてない事実を、次々と与えようとしなくていいのです。まずは子どもがみずから、知りたいと思うように導いてあげることが大切です。

    知ることは感じることに比べて半分も重要ではない。知の弱さは矛盾を許容できないことである。

    嬉しくて悲しい。子どもたちの心はいつも豊かな矛盾を内包している。(あぁほんとにそうだな。それが自然なんだな。この多様な人が協力し合って成り立つ社会で全部それとはいかないけど、本来人間とはそういうものか)矛盾が矛盾のまま共存できる広やかさこそが人間の心

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    2025年05月25日
  • 考えたことなかった

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    10代向けに書かれた本と思って読んだけど、もっと幅広い年代にも読んでもらいたいなぁ。
    ジェンダーバイアスは、生活の中や言葉の端々、親族家族の中で脈々と流れてきた何かの中に沁み込んでて、取っ払おうと思えば思うほど、意識しすぎて、今度は反対方向にぶれちゃったりする。
    でも、この本を読んで、「自分のことは自分でやる」という基本を少しずつやっていった先に、男女関係なく、誰かを助けるために動ける人になる道があるのかなぁと思った。頼まれる前に動ける人になれれば、家事におけるジェンダーは克服⁉︎

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    2025年05月18日
  • センス・オブ・ワンダー

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    海が好きなレイチェルカーソンさんと、森林が好きな森田真生さんのコラボした本なので、読まずにはいられませんでした。

    前半は69年前のセンス・オブ・ワンダーの原文を森田さんが訳したところからはじまります。

    以前に読んだ新潮社の上遠恵子さんの訳はエッセイのようなカーソン目線の美しさや怖さやドキドキ感を表現していたように感じましたが、森田さんの訳は絵本の物語のような可愛らしさがあり、驚きやワクワク感があり、こども目線のようでした。同じ原文でも変わるものですね。

    カーソンさんは大甥のロジャーくんと海辺の自然で戯れ、森田さんは自分のお子さんと京都の自然と戯れるシーンが重なります。

    そんな中、視覚と

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    2025年05月17日
  • センス・オブ・ワンダー

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    海や森で静かに読むと没入感がすごいだろうなと感じる一冊です。

    レイチェル・カーソンの感覚の一端に触れることができ、森田真生さんの翻訳の言葉選びがとても素敵でした。

    知ることは感じる事の半分も、重要ではないと私は心から思っています。

    という一文は現代社会で自然の美しさや素晴らしさをテキスト等で名称を覚えてテスト用紙に記入し成績を決める子供の教育に違和感を感じさせられる言葉でした。

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    2025年05月11日
  • センス・オブ・ワンダー

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    庭でこの本を読んだら、風の音や鳥の声が聞こえてきて、心が静かになれた。

    人間は緑色を見ると安心するようにできていたりするし、現代人はもう少し自然を見て落ち着く時間を持つのもいいのかも。
    自然の中で生きることこそ正義!とまでは思わないけど……
    スマホを見ている人間がずらっと並んでいると気持ち悪さを覚えるし。
    人工的なものに耽溺するのは心の余裕を無くしていくことだなと感じている。
    自然を愛していれば孤独を感じないという話も、たしかにあるかもしれないなと思った。
    自然の「存在」を感じていれば、独りになることはないのかも。

    それと、
    親や教員のような立場でも、教えるだけじゃなくて時には一緒に楽しん

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    2025年05月16日
  • 火守

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    とてもよかったです。
    科学的な話をファンタジーに落とし込んだような、これがリアルだったら素敵だよなーと思うSF童話でした。
    池澤さんの訳も素晴らしく、ヒオリという名前の翻訳も素敵だと思いました。

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    2025年05月04日
  • いいたいことがあります!

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    子どもと親の立場で読む時の感じ方は全然違うだろうなと思う。
    自分も子どもだったから、両者の気持ちがよくわかる。
    読んでみてどうだった?と親子で話してみたいと思う1冊だった。

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    2025年05月03日
  • 火守

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     SFでもファンタジーでもない。『三体』シリーズで知られる劉慈欣の唯一の「童話」。童話と言っても、(日本では?)子ども向けではないだろう。それなりに漢字を使って書かれており、特に難しいと思われる漢字以外にはルビは振られていない。

     世界の果ての島に住む火守の老人のもとへ、サシャが訪れる。少女ヒオリの病を治すためだ。世界に生きるすべての人は、空にその人だけの星があるという。サシャは天に上り、ヒオリの星の輝きを取り戻すのだ。

     なにか切ない気持ちにさせる物語だ。やはり子ども向けではない。

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    2025年04月29日
  • 火守

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    不思議な本だった。
    西村ツチカさんの絵とともに。
    本の中に入っていくというより、本のページがぶわっと自分の方までひろがって、本の世界が拡張して、現実の世界との境目が海辺のようにゆらゆらしている、不思議な本だった。

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    2025年03月14日
  • 考えたことなかった

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    ジェンダーのバイアスがうまく表現されていると思った。
    普段の生活の中に、男だから、女だからという役割分担が未だに存在して、生きにくさを感じる人は多いと思う。生きにくさまでは感じないけれど、もやもやを感じているのは、まさに自分もその一人。

    ここでは、女性の役割として家事全般が多く挙げられているけれど、男性だってきっとそういったものにがんじがらめにされて苦しく思っている人は意外と多いと思う。

    でも、颯太やおじいちゃんのようにそういった固定概念を意識せずに相手に求めたり相手を傷つける言動を、私も知らないうちにしているかもしれない。
    気をつけなくちゃ。

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    2025年03月05日
  • センス・オブ・ワンダー

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    静かにゆっくり心にしみるエッセイ。レイチェル.ガーソンさんの文章も、森田真生さんの訳とその続きのエッセイも美しい。

    海、山、森、虫、星、、、
    大人になってその中に没頭することがなくなってしまった。
    何かを知ろうとか雑念が多くなって、無心にそのものを見ていないと気付く。改めて、見て(観察)感じてみたいと思った。付き合ってくれる子供はいないけれど、人生終盤にそんな時間を過ごしたい。

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    2025年01月13日
  • センス・オブ・ワンダー

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    ・センスオブワンダー(驚きと不思議に開かれた感受性)

    ・「知ることは感じることに比べて半分も重要ではない」。知の弱さは、矛盾を許容できないことである。悲しいのか、嬉しいのか。好きなのか嫌いなのか。知はしばしば、決着ばかりを急ぎすぎてしまう。

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    2024年12月26日