西村ツチカのレビュー一覧

  • 考えたことなかった

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    「いいたいことがあります!」の続巻。
    前巻では。学校が遠い、部活があるなどのの事情でお手伝いをさせられなかった兄が主人公となる。物語は初めから突然、「にょい」となき、言葉を喋るネコに出会うところから始まる。届け物に行った祖父母の家のことや、部活でレギュラーを脅かされる新人が出現したり、同級生の女子との会話から、男女の役割の差や、気付かぬうちに決めつけていることに気づいていく。猫の不思議さはあまり気にならず、あ、ファンタジーだったのか?と思った。4年生くらいから勧められそう。

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    2023年05月18日
  • いいたいことがあります!

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    5.6年向け。ジェンダーバイアスの中でも女性に向けられた不公平感、理不尽感がテーマ。とはいえ男より女向けな読み物。

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    2023年02月19日
  • 考えたことなかった

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    『いいたいことがあります!』の姉妹編。前回の主人公の兄がこちらでは主人公。男だから、女だからと気づかないうちに無意識に役割分担をおしつけているのでは……?

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    2023年02月13日
  • いいたいことがあります!

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    主人公は中学受験を控えた六年生の陽菜子。

    お父さんが単身赴任中で家の事も色々手伝っている。
    でも兄は忙しいを理由に家事はしなくて良い。

    陽菜子の悶々とする気持ちがストレートで解りやすい。

    そしてある手帳がきっかけで現れた謎の女の子スージー。

    ファンタジー要素を醸し出しながらも家族間の中で生まれる仕事や家事に対して問題提議している。

    子供の頃、大人になったら人は一人前だと思っていた。
    いざ自分が大人になると不完全な事に気付く。

    手帳の中に書かれていた言葉が深い。

    小学校高学年向けの児童書だけど子育てに悩むお母さんにもオススメ。

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    2023年02月12日
  • いいたいことがあります!

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    中学受験を控えた陽菜子が、お母さんに言いたいことがある…という思いがとても伝わった。


    子ども時代を経験して大人になり、自分はこういう親になろうと思っていて…だけど結局上手く伝わらない母親の気持ちもわかる。

    あなたのためを思っているのに。とか
    あなたと話すと悲しくなる。で会話を終わらすのは子どもに負担だろう。
    まあ、すべての親がこんなふうに言ってはいないだろうけど。

    親は、自分が絶対に正しいと思いこんでいる。
    と子どもに思わせたらだめだよなぁ…と。

    大人になると自分は間違ってない気がするだけで、けっこう間違っている。
    それを誤魔化すのが子どもより上手いだけかもしれない。




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    2023年01月23日
  • 考えたことなかった

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    男だから、女だから。
    古い価値観を何の疑問もなく受け入れるのではなく、少し考えてみれば、世界は広がるし、物事はスムーズに動く…かもしれない。頭カチカチになる前にこういう考え方を学んだ方がいいのかも。

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    2022年12月21日
  • 火守

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    ・結果的に絵本になっているでしょうか。
    ・太陽の運行を司る火守は孤島でたった一人、一生続けねばならない過酷な仕事だがサシャは身体を壊した愛するヒオリの星を治してもらうことと引き換えに火守を引き継ごうとする。
    ・絵がとても美しいです。それだけでも手に入れる価値はあるかも。
    ・SF小説『三体』はいずれ読みたいとは思っていますがなんとなく気が重いのでとりあえずその著者で比較的楽に読めそうなものを、と。

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    2022年10月30日
  • 火守

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    SFの人の作品だからSFかと思って読んだら、童話だった。SFと思ってた影響で、月やロケットのつくりが気になってしまった。最初から童話と思って読んでいればもっと違ったかもしれない。挿絵が好み。火守のタイトルに最後は納得。

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    2022年09月22日
  • 火守

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    『三体』の著者による童話だそうで、SFとファンタジーによる素晴らしい物語でした。

    月を舟にして星の海を漕いでいく場面は幻想的でとてもよかったです。

    子どもの頃、アニメのエンディングで、月でブランコする場面があったと思うのですが、あれは何てアニメだったっけ…



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    2022年08月07日
  • 火守

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    ネタバレ

    劉慈欣(Liu Cisin)という方が書かれた大人の童話?
    短い話なのだが、とにかく発想がユニークで面白い。

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    2022年06月10日
  • 火守

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    日本でも大ヒットした中国発のSF小説「三体」の著者である劉慈欣さんによる物語絵本(大人の童話といった感じ)。病気の少女のため、地の果てに棲む火守(火を司る老人)の許を訪れたサシャが、火守と共に少女の星を探す過酷な旅に出る物語。あとがきに電車の中でiPadを使って執筆したとある、翻訳が声優の池澤春菜さんだったというのが驚き(日本SF作家クラブ会長らしい)。劉慈欣さんの作品が好きな人にオススメ。

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    2022年05月23日
  • 火守

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    「三体」の著者が手掛けた大人向けの童話?絵本?です。

    ひとは死んだら星になるのではなく、ひとが元気でいるから星が輝いているってステキだなと。
    世界に太陽が昇り、星が瞬き、人々が平和に暮らしていくための大切な役割を担う火守。
    日々の営みは辛く孤独な仕事だけど、愛する人への思いの詰まった、ノスタルジックで美しい物語でした。

    三日月に乗ってオールを漕ぎ、音もなく進む時々星がぶつかって、風鈴のような音が鳴り響く・・・このシーンがお気に入りです♪

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    2022年03月28日
  • 火守

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    ネタバレ

    大人向け絵本という感じ。
    美しい絵と、独自の世界観。海と陸、宇宙に繋がる空のシンプルな舞台。
    個人に対応する星があって、星に埃がかぶると病気になってしまう。火守は毎朝太陽に火を焚べる。

    ストーリーは少し物足りない。
    だが、現実と異なる仕組みで成り立つ世界への入口を提供してくれる本だと思う。

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    2022年03月12日
  • 火守

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    ネタバレ

    あとがきに「童話」とあるが特に子供向けの文章ではないし、フリガナも少なく、実際には子供には難しいと思う。
    『三体』を書いた作家だが、これはファンタジー的な寓話という感じ。
    三日月は本当に三日月型、太陽は海の中では真っ黒で、火守が毎日火をつけることで燃え上がり空に浮かぶ、など小学生でも科学的事実と違うことはわかるが、この世界観がなかなかいい。
    「月にミルクを取りに行く」とか「月はチーズでできている」といった言い伝えや「レ・コスミコミケ」なども思い出す。
    言い伝えはまだ科学が未発達だった頃、自然現象を見て人間が想像したことだが、「レ・コスミコミケ」は、科学的事実は知った上で虚構の世界を作り出してい

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    2022年08月02日
  • いいたいことがあります!

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    中学一年生の時、読書感想文の自由課題としてこれについて書きました。
    作品自体はもう少し年下の子向けかとは思うのですが、ストーリーは、幅広い年齢層に共感してもらえるんじゃないかと思います。
    まさかのファンタジー感も相まって、とてもおもしろく、安心できるようなお話になっています。

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    2022年02月23日
  • 火守

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    あの「三体」の著者がこんなに叙情的なファンタジーも書くのねぇ…と新鮮に感じたけれど、内容的には何処かで見たことがあるような感じだった。装丁はきれいで、イラストも素敵だったけど、もっと中国っぽい感じにしても面白かったのではないかと思った。

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    2022年02月20日
  • 火守

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    鯨、海、月、星、太陽。
    散りばめられたモチーフの中、決められた役目を全うしようとする姿勢の美しさ。

    素敵な大人の絵本だ。

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    2022年01月07日
  • いいたいことがあります!

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    小学校6年生、塾に行って受験することになっているが、成績も上がらなくて、そもそも兄が受験したので塾にも同じように行ったが、地元の中学校でもいいかも?そして、なんでお母さんは私には洗濯物を取り入れて畳めとか家事の分担があるのに、兄には日曜日に風呂掃除をするくらいでやらなくて良いのか?色々な事を自分でしっかり出来ない自分が悪いのはわかっているが、凄くモヤモヤして納得がいかない。お父さんは味方してくれるが、単身赴任中でお母さんと言い合いになっても口では必ず負けてしまう。そして、納得がいかない繰り返し…。そんな時、とても不思議なお姉さんに出会う。そして、手帳を拾う。そのことから変わっていく主人公がいい

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    2021年12月12日
  • かわいそうな真弓さん

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    非常に独特な作品でした。ハマれはしなかったけど、読んでよかったです。個展とか開かれたら見に行きたいほどに画風が素敵。

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    2021年11月13日
  • 西村ツチカ作品集 なかよし団の冒険

    購入済み

    独特な唯一無二な絵柄と世界観を持っている漫画家さんの作品が読みたかったので、良かったです。
    でもストーリーよりは絵柄に惹かれました。

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    2021年11月13日