堀尾省太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何と言うかとんでもない作品を読んでしまった気分だ……
異形の存在に少しずつ日常が侵食されていく筋書きの作品なんて幾つも有るけれど、本作はそれらとは少し違うような気がする。
主人公の琉花がフクノカミを目覚めさせたことで始まる怪奇現象。と言っても第一巻で描かれるのはホラー漫画のような恐ろしい展開が連続するわけではなく、フクノカミの見た目に目を瞑ればどこかコメディ要素すら感じられてしまうライトな描写が殆ど
だから次はどんな怪現象が起こってしまうのかとワクワクしてしまう
むしろ本作では琉花がフクノカミを利用して自分の恋心をどのように成就させていくかが気になってしまう -
ネタバレ
キモ可愛い
「ゴールデンゴールド」は謎が多い漫画で、ストーリーにどんどん引き込まれました。フクノカミは江戸時代にも寧島にいたらしく、その時に住民同士が殺し合う内乱が起こりました。現代でも琉花の祖母がフクノカミ化しているので、「また悪いことがおこるのでは?!」と考えてしまいます。フクノカミは良い神なのか?悪い神なのか?まだよく分かりません。琉花の読心術が良いように作用して、寧島を守ってくれることを願います。
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にじり寄る恐怖が面白い
主人公の片思いが可愛く甘酸っぱいな~とほのぼのした目線で読んでたら、いつの間にかホラーになってた!謎が多くて楽しい!ありえないんだけどリアリティがあってグイグイ引き込まれていきました。絵柄も綺麗で読みやすいです。クスッと笑える部分もあり、何よりじっとりした恐ろしさがにじり寄ってくる感じか良かった。
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ネタバレ
ストーリーに引き込まれる
海で拾ったフクノカミの力で居候のおばちゃんの店が繁栄して行くが、次第に周囲の人間がその力に巻き込まれていく物語。フクノカミという名前だけに商売繁盛するが、反面良い事ばかりではなく徐々にキナ臭くなってくる。一巻の初めに、刀を持った侍の描写から始まるため、かなり古くから存在していた神様の様だが、誕生については現時点では不明。フクノカミは良い神なのか?あるいは悪い神なのか?何処から来て何処へ行くのか、今後の展開が気になるところ。
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ネタバレ
不気味さを楽しむ人へ
1巻目のページをめくった途端に恐怖のシーンの描写があります。まず私はここでくじけそうになりました。不気味なものは夢に出て来る気がしてしまい、あまり得意ではないのです。そのあとしばらくそのようなシーンからは遠ざかりますが、日常にありがちな風景を切り取っているため、うっかり夢に出て来そうな作品です。絵がこわいです。
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おもしろい
フクノカミというキャラクターの不気味さがいいですね。 GANTZの異星人的な感じですが、富をもたらしてくれるが、人の魔を増幅させ、最終的には破滅的な結末を迎えるのでしょうか。 映画「E.T」にもヒントがあったのかな?と思ってしまう雰囲気があります。絵も上手いし、人物もよく書けています。
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キモ怖い
しょっぱなからキモイです。福の神なのにキモイです(笑)そして怖い。じっとりじわじわと侵食されていく感じ。淡々としたあたりまえの日常が知らぬまに壊れていく。絶対バッドエンドだろうなぁ。ここからハッピーエンドに持っていけたらすごい。この先どうなるんだろう…。フクノカミが怖くてトイレに行くのが怖くなる(笑)
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ネタバレ
恐くなってきます
出だしから怖いのですが、読み進めていくとわけのわからないフクノカミという生き物が出てきてどんどん恐ろしさが増してきます。富を与えてくれるから神なのかもしれませんが、それだけではなさそうで不安です。話は主人公がフクノカミに対抗していくのかと思いますが、無事に島を元のように取り戻せていけるのか見ものです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ1~8巻+300日後 2017年12月10~11日
【変な気持ち悪さ】
いきなり始まるストーリー、襲われる翼と真
なんの情報もなく進んでいき、混乱もせず、雰囲気で読んでいても理解できるので、難しくはありませんでした。
佐河の生まれかわりに誕生した『ぼく』
もちろん生まれた赤ん坊に罪はないが、気持ち悪くないのかな。平和に終わるエンディングなのだが、シコリの残る終わり方にも感じた。
・佐河は、自分の内蔵を残して何がしたかったのだろうか。生まれかわったとしても自分の考えは残るとでも考えたのか
絵で苦手に感じる方もいると思うが、
内容はかなりのめり込めるストーリーになってますので、絵だけで判断し -
フクノカミ何者?
ほのぼのした田舎の少女の恋愛ストーリーかと思ったら、突然出てきたフクノカミ(自称)のせいでなんだか不穏な雰囲気に・・・。素朴なおばあちゃんが金の亡者になる姿は怖すぎます。絵はぜんぜんグロくないのに、読んだ後は心がザワザワしてしまいます。フクノカミとオープニングの関係が早く知りたいです。主人公の少女がかわいくていい子なので最後まで無事だといいのですが・・・。
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ネタバレ
フクノカミがもたらす幸福が…
瀬戸内海の小さな島に住む中学生の少女、早坂さんは、高校受験を前にして進路の問題にぶつかっていました。思いを寄せる相手が大阪に行くと言い出すなど、思い通りにならない現実の中、彼女は仏像のような何かを発見します。洗って安置しようとしたところ「それ」は、人間のように動き出し、旅人のような役割を演じつつ、島全体に富をもたらしていくことに。
いわゆる根拠なきバブルを描いたような作品ですが、情景や人間の描写が緻密で臨場感がありますね。敏感過ぎるが故に周りと馴染めなかった早坂さんの態度や表情も真に迫っているので、より異変がリアルに伝わってきます。 -
新しいオカルトラブコメ系漫画
主人公の女の子が拾った人形のようなものを祠に祀ると、なんと神様のような得体のしれない存在に変化して女の子についてくるようになった。なぜか家に住み着き、そして厄介なことになんと島の人たちには小さいおじさんとしか認識されず、誰にも相談できない状況が続くのだった。並行して片想いの少年との恋物語も展開し、オカルト要素とどう絡むかが面白いポイントではないかと思います。
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ネタバレ
絵がかなりリアル
女子高生が海岸で仏像のような変な物体を拾って持ち帰るとなぜか商売が繁盛するというのが面白かったです。漫画の内容は普段の日常が描かれていますが、少しずつ違和感が出てくるので、読んでいて不思議な気持ちになる漫画でした。絵はかなりリアルで好みが分かれそうですが、自分はそこまで読んでいて気にならなかったです。