堀尾省太のレビュー一覧
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この系統の作品は、横溝正史あたりをおさえておくと
より楽しめるんじゃないかと思っている。
なんとなく『それでも町は廻っている』っぽい雰囲気があると思うのは自分だけ?匿名 -
どこかの小さな島で小さな商店&民宿をやってる家の子ルカちゃん、ある日海で七福神ぽい像を拾って、ついつい祈っちゃったことから始まる奇妙な出来事の話。
むっちゃおもろい。 -
なんてことない日常に異形を滑り込ませて、そこにチンピラが絡んだときの味わいが秀逸。
作者の描くチンピラが絶品で楽しみ。
絶妙にブスい面構えと澱んだ目つき、良心はどこかに捨ててきてたらしい彼らの活躍が楽しみで読んでるところあります。 -
とても面白い。表情の描写や福の神の描写がすごい。
想像上の生き物なのに実在するかのようなリアリティがある。
可愛いとは言えない見た目だが、なぜか可愛らしく見える不思議。良いキャラではないのに気づいたら虜になっていた。
Posted by ブクログ -
なんか、微妙にカミたちがコミカルに思えてきた。やっていることは相変わらずえげつないけど、それも突き詰めると、結局人間の欲望に根差したものだし。でもこの何とも言えず気味悪い世界観、クセになりますな。Posted by ブクログ
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フクノカミらそれぞれの目的は`金を集める事``人を集める事`そして`欲を集める事`で、そこから上がるエネルギー?を得る事だとしたら、彼らにとって人間はソレを満たす為の道具に過ぎない・・としたら、役に立たなくなった`道具`は容赦なく捨てる!それが岩奈家に訪れた悲劇だとしたら、ばーちゃんも、琉花も及川も...続きを読む
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とりあえず、この巻で`第一部`が終わって、次巻から第二部って事なのかなあ。
いつもながら、読後感がよく、次が気になる!
それにしても、この作者さんの作品は「刻刻」もそうだが、つくづく実写化に向いているなあと、それで、勝手にドラマ化キャスティング(異論歓迎)してみた。
琉花:橋本環奈
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孤高の存在って感じ。物凄く不気味なんだけど、主人公を含めた飄々とした人物造形と相俟って、実に独特な、病みつきになる世界観が構築されている。フクの神の仲間割れとか、まさかの歩み寄りとか、意外な展開も十分に練られていて良い感じ。これは面白いです。Posted by ブクログ