あらすじ
人を超えた教祖の狂った教義が、“殺意”となって迫る。--永遠の夕暮れに包まれ、すべての停止した世界・止界(しかい)--。「霊回忍(タマワニ)」を制御し生きたまま異形の神になった佐河(さがわ)。その口から発せられるのは、真純実愛会(しんじゅんじつあいかい)の教義の真の意味。そして実行される「虐殺」という行動。それは宗教ではなく理論の実践--。止界の神になった佐河と止界に馴染む者・佑河(ゆかわ)家が接触する時、それは再び世界が動き出す前触れか--。
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刻刻第5巻
自我を残したカヌリニ化が気持ち悪すぎる。
宮尾も怖い。潮見も冷静に化物に対応してて怖い。おじいちゃんの話でちょっと和むけど、翼兄ちゃんも連続ピンチだし気が抜けません!
Posted by ブクログ
"教祖が止界でうごめく生き物と人間のハイブリッドに変身した。
彼らは何を求め何を実現したいのか?
わからないことが、少しわかってきて、更にわからないことも出てくる。
著者の世界観に圧倒。"
Posted by ブクログ
神ノ離忍化した狂気の探究者、佐河。
最大の敵はちょっとダメな人たち、庶民的な佑河家です。
この構図が笑えます。
緊迫した状況下でも小市民な感覚を忘れていない...。
佐河の力が暴走しそうな予感がある中、本格派ダメ人間の父と兄の活躍はあるのか、少し期待してます。
Posted by ブクログ
間島をスーパーの屋上に追い詰めていく描写は、「絵で語る」堀尾さんの本領発揮なのだが、止界の理屈を佐河にちょっと語らせすぎてちょっとくどい。ストーリーのテンション(緊張度)は、失速せずに続いているので、このまま一気に想定どおりのラストに突進してもらいたい。