冬目景のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに出た8巻。
前巻でリクオとハルが付き合いだして、新たな展開を迎えました。
ハルが頑張って前に進もうとする姿勢は良いね。
なんか凄く気持ちが理解できます。苦笑
リクオとしな子についてはとても歯がゆく……
そろそろ家の電話しかない設定も厳しいのでは、とか思うよ。。
滝下・葛原はまさかの順調に進んでいくのでなんともはや。
滝下がガツンと言ったのが良かったんだね。あれで嫌いだったベクトルの角度が動いた。
ほんと、好きの反対は興味ないとは良く言ったもので。
弟君とモデルさんの話は今までの話にはない展開でしたね。
冬目さんもこんな話を書くようになったのか、とか感慨深く(上からすみません)
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Posted by ブクログ
思えば高校時代に『羊のうた』にハマり、その流れで冬目作品にハマり。しかし、なかなか単行本が出ないもどかしさから最近はちょいと離脱しておりました。そんなわけで、久しぶりの冬目景☆
あー! やっぱり好きだー!!
どうして冬目さんの描く女の子はこんなにも魅力的なのか。どうして冬目さんの描く男はこんなにもシブイのか。どうして冬目さんの描く世界はこんなにも奇抜でありながらも共感のできるものなのか。
本作にも十二分に冬目作品の魅力は詰まっていました。ところどころに現れるユーモアも大好物です。第3巻のあとがきにある「今回、この作品は完結しましたが、機会がありましたら読み切りなんぞでまたこのメンツ -
Posted by ブクログ
建築科1年の主人公が古びた洋館である幻を見てしまう。その幻とは、洋館の記憶であり、今は亡き館の住人や洋館の後悔の気持ちがあらわれている事を知る。主人公は、同じく幻を見る女性と共に館の後悔を晴らすため動き始めた‼僕は良く縄文時代の遺跡やらお城、昭和初期の建築を見に行きます。歴史ある風景を目にした時、僕の目の前には当時の道、町並み、当時の人々が現れます。もちろん僕の想像なわけですが、こういう想像をしていると、歴史の重みや今は亡き風景の寂しさ、申し訳ない気持ちが溢れてくるのです(知人には変人扱いされてしまいますが)。この主人公も僕と同じなんだと気付いた時、物語の中に引き込まれてしまいました。「壊すの