志水ゆきのレビュー一覧
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ネタバレなんでも屋従業員・笹塚健児×カフェ&デリ雇われ店長・芳野和以
來可の義兄だったっけ?健児のお話。
こんどは、男性の電波型登場。でもそんなにめちゃくちゃでもないかな?(崎谷本比)
和以の過去のビッチっぷりは嫌だし、全体に必然感の無い部分があってページを稼いでる印象。
來可への健児の思いも、前作を知っててこそ理解できるが、今作だけでは薄い感じ。
所長やその他の人物も、共感を得にくい(一般にあまりいないってか、お話の進行上都合の良い)性格設定。
なんだけど、さすが崎谷氏、面白くまとめてあって楽しみました。
何と言っても健児に対する和以の行動がかわいいです。 -
Posted by ブクログ
痛々しい、可哀想、つらい受けは大好きなので割と、割とストライクだったかもしんない…
レビューが結構不評だったのでどうなんだろう?と思ってたけど、この痛々しさ、THE!BL!なお決まり展開、割と好きです。ただ、確かにこれは好き嫌い分かれると思う。
こんなに可哀想な受けはなかなかないよなあ…暴力は…なあ…
本当に深見が最後までゲスたっぷりでびっくり。榎田さんの悪役って何かしら、針の先ほどの救いがある感じだったけど、深見はマジでゲス。すごい。潔い。
でもこういうわかりやすいキャラと設定と展開、この作品においては許せた。苦しむ受けとか好きだやっぱり…
シンのヒーローっぷりもなかなかすごい。テンプレで。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ席亭(興行主)×解雇された落語家
寄席に出てもウケない落語家である主人公は、ある日解雇され寄席に出ることができなくなってしまう。落胆する主人公に席亭が「万歳(漫才)に転向してみてはどうか」と提案をしてくる。落語を志、かつ万歳という新しい芸に抵抗がある主人公だが、実際にその芸を見ることで見直し、相方にも出会ったことで万歳の道を進み始める。そのすべてを見守り導いてくれた席亭に対し恋愛感情を抱くが・・・。
帯の「おまえが可愛いて、いじらしいてたまらん。」の一文にスッコーンとおとされて購入。
時代物、お笑い(落語・万歳)、大阪モノ、包容力のある攻め…
なんですか、私の好きなもの詰め込みましたか!っ -
Posted by ブクログ
久我さんお得意の大阪弁で綴られる艶っぽいお話。
昭和初期、万歳が生まれた頃が舞台ですが、その熱い息遣いがこちらにも聞こえてきそうでした。
カップリングは、寄席の主×落語家から転向した万歳師。
くっついてからの二人の艶っぽい事と言ったらもう、こちらが赤面しそうなぐらいで、えっちも濃厚です。
しかしそれだけではなく、骨太なストーリーがグイグイ来て引き込まれていきます。
個人的には、最後のエピソードが短いながらも好きです。
万歳師の相方の息子と新聞記者達が語ってくれる、戦中、戦後の彼らの姿に、きっとこんな事は現実でもあったのだろうなと切なくなりました。
しかし、最後にちらりと出た二人は、ああこの