志水ゆきのレビュー一覧
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まずは、11巻の感想をば。
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11巻は10巻に引き続き、力一を始めとする三刀一族と
最初の頃に作られた紙様達のお話でした。
力一が死に、今に至るまでが描かれて、終了。
力一の亡くなり方はちょっと無理があったかなぁとw
どうやったらあんな状態になるのかwww
まぁ、ファンタジーだからと言われればそれまでですが・・・w
志水先生の長編はラブモもそうでしたが
最後は伏線解消の過去編になるので、
個人的にはあまり楽しいというか、好きな部位ではない・・・
でもまぁ作品としては核になる部分だし重要な部分ですけどね。
色々と張られていた伏線が解消されてスッキリ、と言いたいと -
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ネタバレ本誌5月号で最終回を迎えた「是 -ZE-」の11巻、最終巻が発売になりました。
あ~本当に終わっちゃったんだな~としみじみ。
雷蔵くんと紺は、ちょっとイレギュラー(雷蔵くんは唯の人)でしたが、ずっと言霊師と紙様の絆を描き続けた物語でした。
最終話・和記編は、そこから離れてこの物語のはじまりを描くそんな意味合いがあったように思います。
言霊師・三刀力一と人形師・和記・・・そして、和記の連れ合い(狼)であり、力一の紙様であった真鉄。
自分の大切なもの、すべてを亡くしてしまった・・・それでも生き続けなければならなかった和記のあきらめにも似た哀しみ。
哀しみの中で時を止めてしまったかのように -
Posted by ブクログ
とうとう終わってしまいました。何事も終わりがあるから美しいけれど、寂しさも伴います。
彰伊を守って死んだという力一の死に様は壮絶で。彼に使える三人の紙達の力一への気持ちが痛かった。強い絆だったんですね。
彰伊と琴葉の関係も分かりました。
皆の支えがあって人は生きていけるんですね。
決して一人で生まれて、一人で死んでいく訳じゃない。
支え合って生きているんだと思いました。
つかみ所の無い人形師の和記の抱えていたものが分かった気がします。
余りにも大切な人を失って無味乾燥になったんでしょうね、人生が。
けれど周りの助けもあり可愛い人を再びその手にできた和記が、これからの人生を幸せに生きていけるとい -
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遂に最終巻ですよ。
あと1巻で和記編を終わらせつつ、
全編における収集をどうつけるのかと思ったけど
上手い具合にまとまりましたね
ただ、描き下ろし部分で凄い勢いで櫻花家の複線回収にかかりましたけどねw
紙を見ればわかるけど、相変わらず性別逆だろって外見ですね
でもやっぱ紙様が泣くシーンはいつも鳥肌ですよ
氷見、阿沙利もさることながら、真鉄のシーンもやっぱヤバかった
こう見ると、やっぱ穂積が全ての悲劇の始まりなんだって感じですよね
こう考えると、千乃と彰伊は従兄妹の関係に当たるのかな?
養子にした訳だけど
こうやって振り返ってみると、力一をひい爺さんと言うだけあって
大体3代で現代に至って -
Posted by ブクログ
当時、タイトルにどん引きして買い控えていた1冊です。しかし、今となってはお気に入りの1冊に。
大人が犬を飼いたくなる理由って何だろう?愛玩するものが欲しいとか、癒されたいとか。
轡田のように淋しかったから、というのも当然ありでしょうね。
自分だけに懐いてくれる愛しいものって、ペットの方がシンプルで恋人みたいに重すぎず、よかったんだろうな。
ふつうにSMものかと思ったら、本当に轡田が倖生に犬のしつけしているんでびっくり。ある意味意表を突かれて、一気に読み通しちゃいました。そこのところのストーリー運びは、さすがだなと。
しかも品は損なわず、でも淫らなテイストがむんむんなんです。
前半は、飼い犬 -
Posted by ブクログ
志水先生の描く作品というのは、エロいんだけどせつなくて温かい作品だと感じています。いろんなカップルがいるので、それぞれ好みはあると思うんですが、私が好きなのは、雷蔵と紺のカップルです。雷蔵がすごくまっすぐで、温かくてそれでちょっとへタレで、可愛いんですけどカッコイイ!おばあちゃんとのシーンではつい泣いてしまいます。いてくれるだけでいい、という言葉もジーンとしますが、徐々に紺君が雷蔵にココロを開いていくところでもほろっとします。雷蔵が死んだら涙を流すという言葉にとても深い想いを感じました。他のカップルもとても素敵で、きゅんとします!おすすめです!!