嵯峨静江のレビュー一覧

  • 謎のクィン氏

    A

    購入済み

    面白かった

    じんわりくる面白さというか
    たまにはこういうのもいいかな
    という感じでしょうか。
    派手さはないので
    自分で面白いところを探しながら読みました。

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    2021年07月28日
  • 謎のクィン氏

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    ネタバレ

    人生に降りかかる悲劇と祝福と。

    ハーリ・クィン氏は人間なのか? 読み進めるにつれて、「死」とかとにかく人間外の存在ではないかと思い始めた。答えは書いていないけれど。ありえないところに抜群のタイミングで現れるクィン氏。サタースウェイト氏を促し、事件の解明に導くクィン氏。その正体はわからないけど、幻想的な雰囲気に飲み込まれ、なんとなく納得してしまう。自分は脇役、人生の観察者だと自称するサタースウェイト氏だから、クィン氏に会えるのかもしれない。人生に降りかかる悲喜劇のこんがらがった筋に演出をつけるクィン氏に。

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    2021年06月06日
  • 秘密機関

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    トミー&タペンス
    第一作。若々しい感じで楽しく読めた。ただこんな素人にこんなことさせるかな?という疑問は最後まで残った。

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    2021年04月21日
  • 謎のクィン氏

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    本書は、サタースウェイト氏というセレブ(うん、多分セレブ)なお爺さんを主人公にした連作短編が12話収録されていますが、もう、タイトルそのまんま“謎のクィン氏”という感じです。
    行く先々で“ドラマ”(というか、痴情のもつれ)に関わることになるサタースウェイト氏のもとに、どこからともなくクィン氏がやってきて、問題や事件へのアドバイス的な示唆をして、どこへともなく去っていく・・というパターンです。
    言うなれば、クィン氏は“謎のナビゲーター”というところでしょうか。
    そんなクィン氏がサタースウェイト氏は大好きなようで、明らかに不自然な場所でクィン氏に会っても「やあ、クィンさん!」とすごく嬉しそう。挙句

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    2021年02月13日
  • 謎のクィン氏

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    人生の観察者サタースウェイト氏と、彼の前にたびたび登場する謎の探偵ハーリ・クィン氏の短編集。
    クィン氏同様、全体的にとらえどころのない雰囲気で何とも不思議な読後感。ハマる人にはハマりそう。

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    2020年09月07日
  • 秘密機関

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    トミー&タペンスもの

    クリスティー作品は、最近だとミス・マープルものばかり読んでいたのですが、ちょいと気分を変えて本書を手に取りました。
    幼馴染のトミーとタペンスが、とある機密文書を託されたまま失踪した女性を巡る陰謀に巻き込まれていく冒険活劇です。
    本書は、クリスティーお馴染みの本格ミステリとは趣が異なる感じで、若い男女コンビが繰り広げるアクションに、ドキドキハラハラしながら読みました。
    (注:この“ドキドキハラハラ”は、二人の行動が危なっかしくてハラハラしていたという意味です 笑)
    で、“謎の黒幕”が誰か?という事も、話の展開で怪しい人物が挙がってくるのですが、「この人か?・・あ、でもこの

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    2020年08月31日
  • 秘密機関

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    アガサ・クリスティーの冒険小説です。トミーとタペンスのシリーズものです。登場人物を把握するまでに時間がかかりますが(私の場合)、物語が動き始めたら面白かったです。ハラハラドキドキもしましたし、新たに人物が登場する度にその人怪しいのじゃないかしら…と疑いながら読んでいました。

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    2017年04月10日
  • 葡萄園の骨

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    イタリアが舞台。面白くてサクサク読めるんだけど、さすがにマンネリ感が。ミステリとしてと言うより、いつものキャラクターが外国で食べたり飲んだり、たまに骨の鑑定したりするグルメ小説と思えば満足。さすがのイタリアで、出てくる料理が美味しそうだったよ。

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    2015年01月25日
  • 謎のクィン氏

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    再読だか。再々読だか。。

    以前は良さがよくわかりませんでした
    ポワロほど派手ではなく、マープルほど
    緩急自在な訳でもなく。
    そもそも探偵役とワトソン役がぼやけて
    あいまいで

    しかしこの霧の中のようなファジィな感じが
    今は心地よいことに気づきました

    サタースウェイト氏も素敵なところもある反面
    厭らしいところももちあわせていて、
    クィン氏も優しいのかと安心していれば
    牙を見せつけてくるような怖さもあり
    炎がゆらめくと影が変わるような
    夢幻の暗い世界観です

    クリスティの小説に出てくる人物は
    たいてい類型的です。
    でもこの二人は例外です
    ミステリというより雰囲気を楽しむ短篇集

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    2014年08月04日
  • ランナウェイ/逃亡者

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    10年前の出来事、メールで告白するという
    珍しい形態の小説。
    メールの差出人は、様々な人物が交代しますので、
    文体が、その時々に変わります。
    しかも、ページ数が651ページも有る上に、
    ぎっしりと文字が詰まっていますので、
    若干、読みにくい気がします。
    ですが、読んだ後は、内容もぎっしりなので、
    満足感が得られます。

    映画も見たんですが、ちょっと違いますね。
    って言うか、この盛りだくさんの内容を
    そのまま映画にする事は出来ないでしょうね。
    って言うか、映画だと、物語の面白さが足りないかも。
    小説を読んで、やっと面白さが判りました。

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    2013年10月31日
  • 骨の城

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    ネタバレ

    スケルトン探偵シリーズ

    グリズリーに食い殺されたカナダ人夫妻。その被害者を批判したエドガー・ヴィリャレアル。その後彼自身も行方不明になった後にグリズリーに食い殺される。ギデオン・オリヴァーの妻ジュリーが参加する環境シンポジウム。このシンポジウムに前回参加していたエドガー。その席でピート・ウィリアムズと対立し消えたエドガー。犬がくわえて来た骨を見て殺人事件を見抜いたギデオンと地元警察クラッパー巡査部長の捜査。被害者がエドガーであることを発見した夜に城から転落死した新聞記者のディラード。過去のカナダ人夫妻の事件との関わり。

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    2013年04月23日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

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    落ちのある話ばかりで、話として完成しすぎていて、ものたりない印象を受ける。余白というか余韻が感じられなかったので、2回読むことはないと思う。

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    2011年08月30日
  • 原始の骨

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      タイトルだけでは読んだのか良くわからなくなってきた!
    デギオンがあちらこちらに旅をしては事件に巻き込まれている火サスのようなシリーズに。。。
    日本にも来ないかと期待。

     今回はけっこう早くからなんとなく話が見えてきてしまい、残念。
    それでもデギオンの推理は楽しく、面白い。
    ジュリーもいいね。いい夫婦。

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    2010年11月18日
  • 骨の城

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    スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー・シリーズ第13作。アメリカ、モンタナ州のキャンプ場で灰色熊が襲来。その3年後、舞台はイギリスのシリー諸島。妻のジュリーが環境会議に参加するので、そのお供でやってきたオリヴァー。会場の古城付近で発見された人骨の調査を依頼されたことをきっかけに、事件に巻き込まれる。シリーズ標準作。安定しています。シリー諸島の警察官コンビが魅力的。

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    2011年12月27日
  • 水底の骨

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    <スケルトン探偵>ことギデオン・オリバーのシリーズ。
    ワシントン大学の人類学の教授で、人体の骨の特徴から年齢・性別・体格などなどを割り出すという考古学みたいなものが専門のアマチュア探偵ものです。エルキンズが骨格人類学者だったそうで、すごく専門的で緻密だけれど素人もついていける丁寧な解説と推理で読ませるという他には似たものが無い独自のシリーズです。あまりポピュラーじゃない専門的な骨格に対して尋常じゃない興味を示してあきれられるギデオンですが、それ以外はいたって普通の人物です。時間が経って傷や痛みなどの生々しさが風化している骨は平気だけど、死体なんかは恐ろしくてとても冷静に検証したりできない、とい

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    2009年10月07日
  • 謎のクィン氏

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    クイン氏が活躍するのは、この一冊の短編集のみ。
    大きな事件も、トリックもない。
    番の謎はクイン氏その人だったりする。

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    2009年10月04日
  • 水底の骨

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    特に、ストーリー性に、珍しいところもなく、普通といったところだろうか。結末も、だいたい予想できたし、大どんでん返しも待ってはいない。面白かったのは、最後にトーケルがが登場して語るところだろう。

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    2009年10月07日