嵯峨静江のレビュー一覧

  • 秘密機関

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    冒険物語で楽しかった!主人公2人が活動的に動き回るので敵に見つかるんじゃないかとドキドキした。ポアロマープルのようなミステリとしてではなく、トミーとタペンスの活躍を楽しむストーリー。2人が大好きになった!3作目の「NかMか」が名作のようなので早く辿り着きたい~!

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    2024年05月19日
  • 秘密機関

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     クリスティの長編スパイスリラー。トミータペンスシリーズ。記念すべきトミータペンスシリーズの一作目であり、クリスティの長編作品二作目にあたる作品だ。
     「若さ」についてとてもエネルギッシュで魅力に満ち溢れた作品で、「若い」事はこんなにも無謀で何でも出来る様な気でいるが、実際人生はそんなに甘く無いとクリスティに釘を刺されている様な気がする(笑)トミーとタペンスの単純な考えで結成したヤングアドベンチャラーズ。戦争の不安が残る中、仕事を見つける、お金を稼ぐ方法がとても大変な世の中。そんな中、幼馴染の二人は再会し、勇敢に(今の時期から見れば余りにも無鉄砲だ)新しい世界に立ち入って行く。
     クリスティの

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    2023年08月24日
  • 謎のクィン氏

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    漫画的といえばそうなのだけど、最初の4篇を読んだ時点で、仄暗く温かみのある雰囲気がかなり気に入った。続く2作品(クルピエの真情、海から来た男)は作り話すぎてあまり好きになれなかった。原題のMysterious Mr. Quinが韻を踏んでいてすごく良いので、邦題にもうまく生かして欲しかったけれど難しいかな。逆にクィン氏の名前はもうちょっとひねりが欲しかった。

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    2022年03月13日
  • 謎のクィン氏

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    タイトル通り、語り手であるサターウェスト氏の近くになぜだかクイン氏が現れ、クイン氏の問いかけを元にサターウェスト氏自身が謎を解いてゆくという、一風変わった短編集。
    語り手とクイン氏の立場が他のミステリーには無い独特形であり、目新しさがあり、面白く読めた。
    残念なのは、短編の最初の方が毎回諸々の設定が出てきて読むのが大変なこと(特に、海外の人の名前と人同士の関係を頭にいれるのが大変)。まぁ短編ミステリーではしょうがないかもしれないが。

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    2021年12月26日
  • 秘密機関

    A

    購入済み

    面白かった

    面白かった。
    ハラハラする展開もあり、
    読んでいて、楽しかった。
    一級品の冒険小説だと思います。
    トミー案外切れ者だな。

    #ドキドキハラハラ

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    2021年06月03日
  • 謎のクィン氏

    購入済み

    ひとつ残念なこと

    本の内容には文句ありません。しかし、一つだけ残念なことがあります。それは、この本の原書の巻頭にあったはずの、作者による序文(Foreword)が割愛されていることです。

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    2021年02月17日
  • 謎のクィン氏

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    短編だけど、一通り同じ人物が登場します。クイン氏は、一貫して神出鬼没の道化師です。死の猟犬のような超常的な話もあって、ゾクッとします。推理に超常的なテイストをプラスした感じです。

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    2019年03月13日
  • 秘密機関

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    展開に驚きを隠せない。やはり読み続けるのが楽しくなる。アガサ・クリスティーだなって思わされる。トミーとタペンスの組み合わせがいい。章の構成によって、どんどん読み進めたくなった1冊。

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    2019年02月17日
  • 秘密機関

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    ネタバレ

    ドラマ化により再読。やはりおもしろい!
    トミーとタペンス物はこの明るさと軽さが最高。ふたりの会話が今でも充分おしゃれ。
    ラスボスやネタはわりとすぐに読めてしまうけど、この作品の魅力はそこではないんだな、と懐かしく楽しく読み進めた。

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    2015年10月27日
  • 秘密機関

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    ハラハラドキドキの冒険活劇もの!
    トミーとタペンスが
    ジュリアス、エジャートン卿、ブラウン
    とめっちゃすげー人たちとの間で
    めっちゃすげーことに巻き込まれていくと言うか自ら巻き込んでいくというか
    はちゃめちゃな感じが読んでいてとても楽しかったです!

    ジュリアスのお金持ち具合に
    実際周りにこんな人いないからなのか
    え?ありえんくね?無理じゃね?
    ってちょっと思ったけど
    金持ちだから金使って全て解決する感じがとても好感持ててよかったw

    タペンスの
    肝の座った感じもまたかっこいい!!

    面白かったですとも!

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    2015年09月05日
  • 謎のクィン氏

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    久々に本棚奥からひっぱり出してきて何度目かわからない再再読。
    昔からアガサクリスティの中で1,2を争うぐらい気に入っていて、何度も読んでるわりによく無くすので3回ぐらい買いなおした気がします。

    内容的には安楽椅子探偵…とはちょっと違うけども色々なところを動いて回る感じでもない。
    またミステリのようだけれどもファンタジーのようでもありと言う雰囲気が全面に漂っている。

    突然現れる神秘的な人物ハーリ・クィン氏は、主人公たちの話を聞き、主人公たちから話を聞き、それを組み立て事実を話すが、決して答えを与えず主人公たちに答えを導き出させて、そして答えが出ると魔術のように消えて行く。
    そんな不思議な感じ

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    2015年07月08日
  • 消えゆくものへの怒り

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    ハリウッドの刑事ドラマのよう

    前半は少し構成が変わっていて、どういう話なのか、どこへ向かっているのか、さっぱり判らなく面白く読めました。後半は犯人探しにスピード感が増し、意外な犯人に行き着くまで一気に読ませます。まるでハリウッド映画のような娯楽大作でした。刑事ものが好きな人にはお勧めです。

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    2014年09月08日
  • 秘密機関

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    名コンビですねえ。
    ハラハラさせられつつも、その場しのぎでうまく行っちゃうところが楽しい!
    本格的にアガサクリスティにハマってしまったようです。

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    2013年10月28日
  • 謎のクィン氏

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティー が生んだ「推理をしない名探偵」ハリー・クイン登場。ハリー・クインは(たぶん人間ではない)「死者の代理人・恋人たちを救う男」なので、推理しなくても最初から全てを知っている。そこでハリー・クインは、「他人の人生の傍観者」サタースウェイト老人にヒントや霊感を与え、彼に事件を解決させる。

    事件が解決し、ハッピーエンドで終わっても、ハリー・クインは悲しげに去ってゆくことが多い。その理由は、

    1.死んだ男が、生きている妻・恋人を救うため、「死者の代理人」ハリー・クインに仕事を依頼する。ハッピーエンドで終わっても、死んだ男の愛は、生きている妻・恋人に届かない。届いても、死んだ男が生

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    2013年04月20日
  • 謎のクィン氏

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    ネタバレ

    サタースウェイトとクィンが登場する短編集。12作品。

    サタースウェイトは、物語の主人公である。
    話によっては69歳となっている。
    引退して余生を送っているので、探偵というわけではない。

    クィン氏は、突然現れて消えてゆく謎の人である。
    サタースウェイト氏が、事件を解決するのを誘導する質問をする。
    「事実をありのままに見る」
    と、見えてこなかったことが見えてくるという。

    出しゃ張りのポアロに対して、
    真逆の性格のようだが、
    事実に対する接近方法は、似ているかもしれない。

    人が思っていることの中に、回答があるという。

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    2011年08月13日
  • 謎のクィン氏

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    恋愛がらみの事件を解決する、謎めいたクィン氏。
    彼はうつし身の存在なのか。
    幻想的な短編集。雰囲気が大好きだ。

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    2010年07月11日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

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    ニック・ヴェルヴェットやサム・ホーソーンのシリーズは読んでいたのですが、これはノン・シリーズのホック短編集です。でも期待に違わず面白かったです。短くても内容の濃い物語や、ラストの落とし方のうまさなど、堪能しました。

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    2010年04月13日
  • 謎のクィン氏

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    ホラー色の強い異色な作品集。謎めいたクイン氏の存在が魅力的で、語り部であるサタースウエイト氏も大好きでした。

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    2010年12月25日
  • 秘密機関

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    二作目の長編でこのクオリティか。
    ミステリーというよりは冒険小説だけど、めちゃくちゃ面白かった。
    滅多に読まないジャンルなのに楽しめてしまったから正直驚いてる。
    伏線は随所に散りばめられているし、事件の黒幕は最後まで分からない。
    もちろんロマンスも忘れない。
    もう最後の数頁なんてニマニマしながら読んだわ。
    ホント読者を飽きさせないな。
    さすがは女王です。

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    2025年10月09日
  • 謎のクィン氏

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    ノンシリーズで短編。正直なところなかなか読み進められないかもと思っていたが、面白く読めた。
    やはりイギリスものが好きなんだよなあ。

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    2025年09月23日