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Posted by ブクログ 2014年11月21日
スケルトン探偵こと人類学教授ギデオン・オリヴァーのシリーズ17作目。
今回の舞台はイタリアです。
イタリアのフィレンツェに、愛妻ジュリーと友人ジョン夫婦と出かけたギデオン。
講演を頼まれ、トスカーナ地方でも有数のワイナリーにも招待されていました。
折りしも、二体の白骨死体が山中で発見されて間がな...続きを読むく、それは行方不明だったワイナリーの創始者である父親とその妻のもの。
心中と思われていましたが、ギデオンが骨を調べると、矛盾した要素が‥!
葡萄園を一代で築き上げた老いた父親ピエトロ。
個性の違う息子達の葛藤に加え、買収の問題が起きていて‥?
イタリアの美味しいものが次々に出てきて、いい香りが漂ってくるようです。
気楽に読めて毒がない、ご当地物の定番のコースみたいなもの。
推理というほどでもなく、事件の内容はざっと見当はつくのですが~骨に関する薀蓄と二転三転する展開は、やはり読ませます。
17作も読んでるのかしら、私?とチェックしてみました。
17作のうち1作目が翻訳されていないようです。
2作目からのリストはこちら~
暗い森 The Dark Place (1983)
断崖の骨 Murder in the Queen's Armes (1985)
古い骨 Old Bones (1987)
呪い! Curses! (1989)
氷の眠り Icy Clutches (1990)
遺骨 Make No Bones (1991)
死者の心臓 Dead Men's Hearts (1994)
楽園の骨 Twenty Blue Devils (1997)
洞窟の骨 Skeleton Dance (2000)
骨の島 Good Blood (2004)
水底の骨 Where There's a Will (2005)
骨の城 Unnatural Selection (2006)
密林の骨 Little Tiny Teeth (2007)
原始の骨 Uneasy Relations (2008)
騙す骨 Skull Duggery (2009)
葡萄園の骨 Dying on the Vine (2012)
原題は、骨にこだわってないんですね。
「骨」とついていれば、あっ新作かな?と思う便利さはあります。
Posted by ブクログ 2014年08月09日
★一個足りないのは訳者の力量。
どうしてシリーズ物なのに同じ訳者の人を使わないのだろう。全部、青木さんでいいのに…。
読み辛いんです、この方の訳。