【感想・ネタバレ】葡萄園の骨のレビュー

あらすじ

【スケルトン探偵シリーズ】 トスカーナを訪れたギデオン博士を迎えた人骨は、奇妙な真実を語り始める どこへ行こうと、スケルトン探偵ことギデオン・オリヴァーを迎えるのは骨なのか。イタリア・トスカーナ地方の山中で発見された二体の白骨死体。一年ほど前に失踪していた葡萄園経営者夫妻のものだ。状況から見て、不倫を疑った夫が妻を射殺してから自殺したものと警察は考える。だがたまたま夫妻と知り合いでもあったギデオンが白骨の鑑定をしたことから意外な事実が次々と明るみに!

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Posted by ブクログ

スケルトン探偵こと人類学教授ギデオン・オリヴァーのシリーズ17作目。
今回の舞台はイタリアです。

イタリアのフィレンツェに、愛妻ジュリーと友人ジョン夫婦と出かけたギデオン。
講演を頼まれ、トスカーナ地方でも有数のワイナリーにも招待されていました。

折りしも、二体の白骨死体が山中で発見されて間がなく、それは行方不明だったワイナリーの創始者である父親とその妻のもの。
心中と思われていましたが、ギデオンが骨を調べると、矛盾した要素が‥!

葡萄園を一代で築き上げた老いた父親ピエトロ。
個性の違う息子達の葛藤に加え、買収の問題が起きていて‥?
イタリアの美味しいものが次々に出てきて、いい香りが漂ってくるようです。
気楽に読めて毒がない、ご当地物の定番のコースみたいなもの。
推理というほどでもなく、事件の内容はざっと見当はつくのですが~骨に関する薀蓄と二転三転する展開は、やはり読ませます。

17作も読んでるのかしら、私?とチェックしてみました。
17作のうち1作目が翻訳されていないようです。
2作目からのリストはこちら~
暗い森  The Dark Place (1983)
断崖の骨  Murder in the Queen's Armes (1985)
古い骨  Old Bones (1987)
呪い!  Curses! (1989)
氷の眠り  Icy Clutches (1990)
遺骨  Make No Bones (1991)
死者の心臓  Dead Men's Hearts (1994)
楽園の骨  Twenty Blue Devils (1997)
洞窟の骨  Skeleton Dance (2000)
骨の島  Good Blood (2004)
水底の骨  Where There's a Will (2005)
骨の城  Unnatural Selection (2006)
密林の骨  Little Tiny Teeth (2007)
原始の骨  Uneasy Relations (2008)
騙す骨  Skull Duggery (2009)
葡萄園の骨  Dying on the Vine (2012)

原題は、骨にこだわってないんですね。
「骨」とついていれば、あっ新作かな?と思う便利さはあります。

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2014年11月21日

Posted by ブクログ

★一個足りないのは訳者の力量。
どうしてシリーズ物なのに同じ訳者の人を使わないのだろう。全部、青木さんでいいのに…。
読み辛いんです、この方の訳。

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2014年08月09日

Posted by ブクログ

スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー・シリーズの第十七作。今回はイタリアが舞台である。トスカーナ地方で見付かった男女の白骨死体の真相にギデオンが迫る。

イタリアが舞台ということで、今回はとにかく食事のシーンが多い。こんなに食べて、ギデオンは大丈夫かと心配になるくらい。

白骨死体からギデオンが死の真相を究明する過程は相変わらず見事。このレベルの作品を十七作も描く、アーロン・エルキンズの筆に全く衰えを感じない。

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2014年02月04日

Posted by ブクログ

イタリアが舞台。面白くてサクサク読めるんだけど、さすがにマンネリ感が。ミステリとしてと言うより、いつものキャラクターが外国で食べたり飲んだり、たまに骨の鑑定したりするグルメ小説と思えば満足。さすがのイタリアで、出てくる料理が美味しそうだったよ。

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2015年01月25日

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