峰守ひろかずのレビュー一覧

  • 学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録

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    ネタバレ

    ちょうど某博物館の呪いに関する展示の本を読んでから日が浅かったので、博物館+呪いの組み合わせの物語に運命的なものを感じた。
    そこで仕入れた知識も無論作中に登場してくるので、読んでいてニヤニヤしてしまった。

    今回の話は妖や呪いという超常現象が「実在」する世界線かどうか気になっていたが、『絶対城先輩』シリーズに近かった気はする。
    基本存在しないけれど、最後の最後であるかもしれないと思わせてくれる匙加減にしびれた。
    西紋寺さんの変人っぷりは凄かったが。
    丁寧な口調だけど、言っていることが色々とヤバイ。
    蘊蓄が長いのは某先輩と同じだけど、ヤバさはこちらの方が上だろう。

    鎌倉に安倍晴明ゆかりの地があ

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    2020年08月29日
  • 学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録

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    ネタバレ

    面白かったんですが、西紋寺のキャラが絶対城先輩に被るんですよ。
    人間関係も似ていて、呪術という面白いテーマがもったいない!
    続きがありそうなので、その辺りを工夫して貰えると、もっと楽しんで読めそうです。

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    2020年08月25日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 二

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    今日も元気に、サンプルとして生きて行く。

    連続短編か? と思ったのですが、違いました。
    いや、事件としては個々なのですが
    ちまちまとしたものが、最後の最後に繋がってました。
    演劇の小道具は、確実に使うのだろう、と
    想像できるものではありましたが…w

    今回も主人公は猪状態です。
    これだけ進めたら、これはこれで幸せ?
    最後の、先輩のばかじゃないか発言ですが
    目の前でされたら、まぁこうするかも?
    自分になったら逃げますが、主人公ですし。

    しかし先生。
    貸しを作ったというのに、倍になって借りた、な
    状況になっています。
    いつか、出し抜けるのでしょうか??

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    2020年07月17日
  • 六道先生の原稿は順調に遅れています

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    諸事情でベテラン作家の担当になった主人公。
    しかし出向いていっても、出てくるのは若い男性だけ。

    先生は!? と頑張る主人公もすごいですが
    『先生』たる彼もすごいです。
    そういう方法で話を書いていたのか、と気づきましたが
    主人公、結構気が付いてないです。
    これはこれで編集者としては素晴らしい。
    原稿さえもらえれば~という感じ満々です(笑)

    しかしまったく先生の正体がわからないわけですが
    最後の最後には、当然のように出てきます。
    これがまた、そういうのもいたな、という感じで。
    あの存在、それだけのために作られたらしいですが
    小説家も人を楽しませるだけに生まれた、な存在ですし
    似たようなものじゃ

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    2020年05月18日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 二

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    ・礼音に対する絶対城先輩の心をこめた罵倒が今夜も鳴り響く。
    ・トラブルを妖怪のせいにしておさめてしまう一団の話の第二弾。
    ・今回は基本的には「海の怪異」ってことらしい。
    ・見越し、船幽霊、夜行さん、大百足、大蛇、いくち。の五編。
    ・絶対城先輩がちょっとカッコいいとこを見せてくれる。
    ・新キャラ? 海洋生物学専門の気弱そうな女子学生、星川。礼音のライバル? になるかも?
    ・たとえば京極夏彦さんの作品と方向性は近いが、テイストは異なり、こっちはおどろおどろしい感じはほぼなくあっさりと軽くてドタバタしてる。その分読みやすくてよい。
    ・妖怪は自然発生だが霊は人工的なもので深みが違うらしい。
    ・妖怪は概

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    2019年12月30日
  • 帝都フォークロア・コレクターズ

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    舞台は大正6年(1917年)
    彼誰会(かわたれかい)という組織の記録係に採用された白木静は、
    生真面目な銀髪の青年:射理也と、噺家崩れの淡游と共に
    「百年使える妖怪事典の編纂」のため雇い主の指示通り
    妖怪や、それっぽい話を探して土地の住人に訊いて回る。
    話の中身はともかくとして、柳田先生は出てこなかったけれど
    まさかのあんな人やこんな人がチョチョっと出て来て
    小躍りしてしまいました(^◇^;)

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    2019年12月18日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座

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    【内容】不可思議な出来事を妖怪のせいにして当事者が納得できるかたちに決着してしまう絶対城先輩の活躍。通称ユーレイの女子大生との迷コンビ爆誕。べとべとさん、幽霊、付喪神、馬鬼、ぬらりひょん。他にも二種かな。
    【感想】こいつらいつか、ホンマモンの妖怪に復讐されるで。・・・あれ?なんか最近似たようなタイプの決着の付け方させるお話を他で読んだような気がする。なんやったっけ?まあ、とりあえず、内容よりもコンビの掛け合いを楽しむお話でしょう。

    ▼絶対城先輩についての簡単なメモ(あくまでもこの作品の内容による)

    【馬鬼】不慮の事故で死んだ馬の霊が妖怪化し不幸を招く。
    【織口乃理子】国文科准教授。28歳だ

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    2019年12月13日
  • お世話になっております。陰陽課です

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    二度目ましての作家さん。読み友さんに頂いた本です。
    舞台は京都。妖達が異人さんとして、市民権を得ている。
    そのトラブルを解決するのが陰陽課のお仕事。

    主人公は、新人公務員でマニュアル人間で融通が利かない。
    何かというと、規則を持ち出して理詰めで納得しようとする。
    先輩は陰陽課公認陰陽師の五行春明で性格がよろしくない。
    水と油の二人が文句を言い合いながら仕事します。
    至らないところは、課長さんが諭してくれる。
    そして事件が起こるが、犯人の尻尾がつかめない。
    何がどうしてどうなったぁ~ってお話ですが
    似たような話はあるけれど、この世界観は嫌いじゃないです。

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    2019年12月11日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌2

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    新キャラの天塚さんがとっても良い子で、好きになりました!美人で頭も良く、お嬢様育ちなのに、実は隠れオタクで、乗せられやすく好戦的…
    完璧と思われる人が、実はちょっと抜けてると、好感度が増しますね。しかも友だち想い。なんて良い子!

    ビブリアバトルで紹介される本も、どれも読んでみたくなる。意外なところでは『とらドラ!』。イラストがアニメっぽいので、コメディ要素が多いのかと思ったけど、けっこう真面目な内容っぽいので、気になった。

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    2019年10月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌2

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    ネタバレ

    ビブリアのスピンオフ第2弾。新キャラの天塚嬢と戸成嬢がいいキャラしている。いちおう本巻で完結かな。児童文学やラノベのビブリオファイトはなかなかに面白かった。

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    2019年08月03日
  • STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。

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    怪談とアイドル。ありそうでなかったテーマですね。
    それぞれの個性も面白いかったけど、最後に社長とかメンバーの一人が妖怪だったりしたら、もっと面白いかったかも。と、勝手に思うのでありました(ー ー;)

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    2019年06月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌

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    スピンオフ。主人公は高校生の図書部員。部室を守るためビブリオバトルを繰り広げる。以外にちゃんと栞子さんも登場しております。

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    2019年05月27日
  • 妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ

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    ネタバレ

    徹頭徹尾人魚一本というのは、なかなか読み応えがありました。
    大体他の妖怪ネタが絡んでの本命の妖怪登場!な展開が多い中、これは新鮮。
    人魚特有の個性や設定を存分に活かしたネタたっぷりで楽しめました。
    人魚のミイラ、不老不死、様々な容姿をした人魚に歌う人魚。
    ただ人魚が嘘をつくというネタは知らなかったので、それも面白かったです。
    宇路子さんのご高説が某妖怪学徒と同じように長いのですが、こちらは割と陸くんがぶった切ってくれるので、その点も新鮮。
    そう思うと、ちゃんと聞いてくれるユーレイちゃんいい子だ……
    陸くんも違う意味で凄くいい子でしたが。
    今時ありえないほど真っ直ぐで素直でした。
    一方で、彼の元

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    2019年04月07日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌2

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    前作のように、ビブリアファイトの勝敗を案ずる緊迫感は薄れ、取り上げられる本も趣味から離れてしまった。それでも、響平くんとこぐちさんを見守る仲間たちは、どなたもなんと心優しいのでしょう。

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    2019年03月20日
  • お世話になっております。陰陽課です

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    念願の公務員になれけれど、配属されたのは
    陰陽課という、特殊な部署。

    祓う方なのかと思ったら、警察のような部署でした。
    異人と呼ばれる妖怪達が、普通の人達にばれないよう
    怪異が起こったらそれを解決したりする部署。
    どちらかというと、お巡りさんな分類でしょうか?

    そこに配属された、暗記が得意な主人公は
    せっせと色々覚えていってます。
    という印象があったがための、最終的なあのやり取り。
    騙された! というのもありますが、説明によって
    なるほど、という納得も。
    こういう理論勝負は、こういうのに向いているかも?

    何せ先輩たる彼が、ものすごく説明省くわ
    面倒くさがりだわ…。
    徐々にどうしてなのか、

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    2018年12月12日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌2

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    ネタバレ

     「おー久しぶり」と言いたくなるような、懐かしい本がいくつも出てきました。
    メインのファイトには登場しなくても、そう言えば、と思い出したものもあります。 読んだ本について語るのは楽しみの一つですが、語られるのを聞くのも、それを読んだ人が見える気がして、楽しいものだと思います。
     その部分だけではなく、響平くんのおろおろ部分も十分に楽しめますが。
     一粒で三度美味しい、作品ですね。
     客演の方々も懐かしく、(新作が出ましたが)その姿を見るのも楽しみの一つでもありますね。
     普通にストーリーを作っていくより、なんだか手間がかかって、制作が大変なような気がしますが、それでも頑張ってもらって、次作が発

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    2018年10月17日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 二

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    Yシャツに黒ネクタイに黒のスラックスに何故か黒の羽織。
    印象に残り過ぎるくらいの絶対城阿頼耶。
    お嬢様チックな織口准教授とのトラブルがあったものの
    共に研究者という立場で協力関係に。
    今回は、織口准教授からの紹介での旅先で事件が!
    オチが、ちょっとやり過ぎだろうと思ったけれど
    そこはご愛敬と思えれば大丈夫でしょう。

    湯ノ山礼音がとにかく不愉快。
    ヒロインキャラが気にならなければ、妖怪蘊蓄や
    民俗学にも引っかけてあって楽しめると思います。
    メインキャラって、本当に重要ですよねぇ

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    2018年09月17日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座

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    初めましての作家さんです。
    妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだが
    やせぎすで傍若無人の絶対城阿頼耶。
    ルックスと性格は、お約束なんでしょうかねぇ~好みです。
    妖怪学の蘊蓄があって、何やら秘密があるらしいのだが
    これが楽しい。
    しかし、ヒロイン湯ノ山礼音の心の呟きがウザイ!
    これで全てぶち壊し。
    これがなければ楽しいのに・・・
    文句を言いながら、続きを読みます。

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    2018年09月17日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌

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    まずタイトル長い~

    そして
    読み終えて気が付いたのですが
    著者がビブリア古書堂の人とは
    違うんだ~って気が付きました。

    ところどころでビブリア古書堂が
    出てきますが
    物語としては
    あまり引き込まれず
    久々にライトノベルを読んだぁ~って
    感じでした。

    けど、昔に出た本で
    こんな本もあるんだ~って
    知ることができ
    少しは為になったね

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    2017年09月18日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座

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    超ライト版京極夏彦な本。このような文化背景と妖怪を結び付けて考察しているのは面白く思う。残念なのは参考文献がないこと。

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    2017年07月08日