峰守ひろかずのレビュー一覧
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ネタバレ学校を舞台にした妖怪モノを書いているようで,ヨーカイは今やブームだから,売り込むなら此の機会!~湯ノ山礼香は鄙びた温泉地の酒屋の娘で,都会と云っても地方都市の大学に入ってデビューを狙うが,女友達に誘われて行った新歓コンパも嫌で嫌で。お酒は呑めないと云っているのに,ウーロンハイを呑ませる先輩は,友達を落としたいようだ。呑むと耳鳴りがするのだが,大学構内をふらついていて声を掛けてきたお嬢様風の女性は,文学部の准教授。怪奇現象で悩んでいるなら文学部4号棟4階の44号資料室に絶対城という学生を訪ねろと教えてくれた。症状を告げると,竹を輪にして糸で留めたものをチェーンにつけて首につけろと云われる。確かにぴたりと耳鳴りが已む。恩はサンプルとして時々資料室に顔を出すこと。それだけでは申し訳ないと,他の生徒の相談事を解決するための手伝いも始めたが,どこかインチキ臭い。女子学生のストーカーから金を巻き上げ,もうしないと約束させておいて,小型スピーカーを大学の廊下に複数置いて,べとべとさんのせいにして,女子学生を納得させる。故郷の温泉宿で壁に顔が現れて口を開け閉めしているという好からぬ評判も百鬼夜行のお札で納得させたが,実際は,虫好きの従業員が逃がしたキムラグモが部屋の壁に穴を開け,夜捕食のために穴の蓋を開け閉めしてたのだ。旅館の宿賃は従業員に負担させた。郷土史を学んできたらしい。馬術部の成績不振もインチキで始末したが,資料倉庫は荒らされた。監視カメラから織口准教授と判明し,ぬらりひょんの資料を取り戻そうと,逆に研究室に忍び込み,竹輪ネックレスを外して,秘密地下室への階段を探し出した。先輩によるとユーレイは覚の血が流れている。人の心が読めて,それが耳鳴りになるのだ。柔道部の用心棒をサトリの力を利用して倒し,准教授が二口であることを確認した。元の地主である織口一族が山に住む根暗出垂を絶滅に追い込んだ歴史を消したかったのだ~お子様向けのご本でした。かっこいい先輩とボーイッシュな女の子
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シリーズ5作目です。
「河童」「目々連」「雪女」「多邇具久」「ひょうすべ」「雪男」、
合計5編+おまけの構成ですが、
全編通して「河童」という存在でつながっています。
河童についての考察が面白かったです。
民間伝承についてもそうですが、
生物としてはどういった存在かなど、説得力がありました。
絶対城先輩と礼音の心情的な距離が縮まってますが、
私の好みとしては、
これ以上あまりラブコメ要素は入れないで、
妖怪学に邁進して欲しいです。
ただし・・・。
今回の私のお気に入りは礼音が雪女(の正体)○○を捕まえるくだり。
コメディタッチで笑えます。
絶対城先輩の過去は未だ明かされていませんが、
本編最後とあとがきによれば次回作で描かれるそうで。
楽しみにしています。 -
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ネタバレ憑きもの
ナメラ筋
一つ目小僧
泥田坊
ガイラゴ
宝船
漫画化されたんだね。
礼音が教団で水出されて飲んで、そのあと祝直しにいってもんちゃくあったときに、きっとこれはこういう展開にwとか思ったらほんとになった・・・たいがいはずれるのが面白いのに。
謎を解く話はそこに至るまでの経緯も楽しいのであってそれがわかったからってがっかりしたりつまらなくなったりはしないんだけど。
サイドストーリーも楽しめました。
なんだろう、女の子って高校までと大学以上からって容姿も中身も含めて相対評価って変わっていくよなっていう。
しかし、泥田坊って地味なのかぁ、私わりと好きだったんだよね、「田を返せぇぇ」こえー(笑)と思って。
今回は比較的わかりやすいのかなと思ってたけど、考えてみればわりと好きな妖怪がもりもりでてきたからなのかも。南方熊楠も好きだし。 -
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20140823
出てたの全然気がつかなかった。
妖怪が妖怪としてそのままある話も好きなんだけど、民俗学好き(こういう場合は妖怪学のほうがいいのかな)としては、この妖怪はもともとなんだったんでしょうか的な話の方が好きなので、こういう物語は割と好き系。
トンデモと思われるとこにつなげてくれるのがナイス。
お話だからねー。
主人公の女の子がとてもイイコだなぁと。
ついでに強いのも良い。
ルルコシンプに例えるの笑った。
なんとなくググったらイラストいっぱいでてきた。
驚いたのは競走馬にいたことです。
見越し
船幽霊
夜行さん
大百足
大蛇
いくち -
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シリーズ4作目。
今回の妖怪は主に「憑きもの」。
それもねばねばどろどろ系でした。
うーん、気持ち悪かった・・・。
シリーズ当初内容紹介に謳われていたミステリーの様相は、
すっかり影を潜めてしまいましたが、
妖怪が前面に押し出されているので、
読者の立場から見るとジャンルが定まって読み易くなりました。
ミステリー要素を期待して読むと、あまりの荒唐無稽さに、
「えっ、それは有りなの!?」となるところですが、
もう何が出てきたって良いんです。
だって妖怪ものだもの。
メインキャラの1人、杵松さん。
今まで良い人過ぎてなんか裏がありそうでしたが、
今回いろいろあって、そのまんまの人だと判明しました。
ほんと、いいひと・・。
礼音と絶対城先輩の距離も何気に近づきつつあるようです。
ふたりの数々の面白トークからそれが窺い知れます。
しかし私としては、今後もラブコメ要素は程々で、
妖怪うんちくに頁を割いて欲しいところです。 -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目です。
今回も各章ごとに妖怪名がついてますが、
パターン(?)が崩れてきてますね。
ミステリ的要素は影を潜め、妖怪うんちくが全面に出てます。
気が付けば内容紹介からも「伝奇ミステリ」の文字が消えている・・・。
まぁいいですけど。
事件(?)が有っても無くても絶対城先輩のうんちくは続きます。
それと、各章の妖怪談義よりも師弟対決が主題でした。
意味深な前振りの導入部に続いて、偽名での挑戦状。
まぁ先は読めましたが印象的な登場と予想を裏切る人物像。
自らを天狗だと名乗って登場した教授ですが、
絶対城先輩の過去をよく知っていそうでしたし、
前作の終わりからも次はその話かと予想していたのですが。
そこは外れました。
絶対城先輩の過去編は次回以降に持ち越しのようです。
それにしても、「天狗」の話は面白かったです。
強いて云うなら最後のネタバレがちょっと蛇足的かと。
妖怪像を紐解く過程は、歴史の考察が推理のようで良かったのですが。
かくかくしかじかでこれがそうよと実物を出されては、ちょっと・・・。
荒唐無稽さが差し込んできて、
それまで入り込んでいた小説の世界からフッと現実に引き戻されました。
話の流れ上出さずにはおけないネタバレだとは思うんですが。 -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
前作同様、各章に妖怪名のタイトルがついています。
本物の妖怪(真怪?)も登場しない訳ではありませんが、
ほとんどは思い込みだったり、何かと見間違えていたり。
大学構内で妖怪専門の駆け込み寺と化している四十四番資料室。
毎回相談事が持ち込まれると、
絶対城先輩が得意のウンチクと杵松さん製の仕掛けで、
依頼主を煙に巻いては小銭を稼ぐというのが基本パターンで、
無礼な言動の先輩とめげない女子大生のやり取りが楽しかったです。
基本一話完結ですが、
今回は最後の2章が連作になっていて他とは毛色が違ってました。
正直、内容紹介の「伝奇ミステリ」は盛り過ぎだと感じていましたが、
これなら納得です。
奇祭とか意外な生物とか私好みで面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学に住み着いている先輩と知り合ったのは
昔からおこる、妙な耳鳴りのせい。
連続短編集になっていて、色々な情報が。
まさか最後にそこに行くとは思いませんでした。
紹介されたのは単なる偶然でもなく
耳鳴りも…という。
ある意味、使えるかもしれない技?
平素にはいらないもの、ですが。
こき使われている最初のシーンだけみたら
全身黒の博士みたいな話かと思ったら、違いましたし。
やましい事をしたら、そう思ってしまうものだ、という
別教訓になった気がします。
しかし…この紹介者の最後。
あっさり終了というか、納得というか…。
今まで手ごましてたのは、どうするつもりなのでしょう?
むしろ、年寄りは一体何を企んで
やらしていたのでしょうか? -
Posted by ブクログ
続編が数冊でてるようなのでシリーズ1作目ですね。
伝奇ミステリとなってますが、
ミステリの部分はちょっとで妖怪に関するうん蓄がすごいです。
京極さんの文章なんかに比べるとずっとライトで読みやすいですけど。
・・・妖怪もので京極さんが思い浮かんだだけで、特に他意は無いです。
章毎に妖怪の名前のタイトルがついていて、
それぞれにまつわる相談事を解決していく(?)連作集になっています。
そして全体を通して、
素性を語らない絶対城先輩や『真怪秘録』なる本の謎があって、
それは今後につながっていくようです。
今時の大学生のノリにいま一つ馴染めない礼音、
その礼音にユーレイというあだ名をつけてこき使う絶対城先輩、
最後の方で突然「天狗(アマツキツネ)」と形容されてしまう杵松先輩。
この3人がメインキャラクターのようですが、
絶対城先輩はもちろん他の2人もまだ裏に何かありそうです。
礼音の悩み事については許容の範囲内でしたが、
織口准教授の件についてはちょっとやり過ぎ感があったかな。
一気に現実味を失ってしまって・・・。
私としては無くても良かった気がします。
これも好みが分かれるところでしょうか。