峰守ひろかずのレビュー一覧
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シリーズ5作目です。
「河童」「目々連」「雪女」「多邇具久」「ひょうすべ」「雪男」、
合計5編+おまけの構成ですが、
全編通して「河童」という存在でつながっています。
河童についての考察が面白かったです。
民間伝承についてもそうですが、
生物としてはどういった存在かなど、説得力がありました。
絶対城先輩と礼音の心情的な距離が縮まってますが、
私の好みとしては、
これ以上あまりラブコメ要素は入れないで、
妖怪学に邁進して欲しいです。
ただし・・・。
今回の私のお気に入りは礼音が雪女(の正体)○○を捕まえるくだり。
コメディタッチで笑えます。
絶対城先輩の過去は未だ明かされていませんが -
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ネタバレ憑きもの
ナメラ筋
一つ目小僧
泥田坊
ガイラゴ
宝船
漫画化されたんだね。
礼音が教団で水出されて飲んで、そのあと祝直しにいってもんちゃくあったときに、きっとこれはこういう展開にwとか思ったらほんとになった・・・たいがいはずれるのが面白いのに。
謎を解く話はそこに至るまでの経緯も楽しいのであってそれがわかったからってがっかりしたりつまらなくなったりはしないんだけど。
サイドストーリーも楽しめました。
なんだろう、女の子って高校までと大学以上からって容姿も中身も含めて相対評価って変わっていくよなっていう。
しかし、泥田坊って地味なのかぁ、私わりと好きだったんだよね、「田を返せぇぇ」こえー -
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20140823
出てたの全然気がつかなかった。
妖怪が妖怪としてそのままある話も好きなんだけど、民俗学好き(こういう場合は妖怪学のほうがいいのかな)としては、この妖怪はもともとなんだったんでしょうか的な話の方が好きなので、こういう物語は割と好き系。
トンデモと思われるとこにつなげてくれるのがナイス。
お話だからねー。
主人公の女の子がとてもイイコだなぁと。
ついでに強いのも良い。
ルルコシンプに例えるの笑った。
なんとなくググったらイラストいっぱいでてきた。
驚いたのは競走馬にいたことです。
見越し
船幽霊
夜行さん
大百足
大蛇
いくち -
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シリーズ4作目。
今回の妖怪は主に「憑きもの」。
それもねばねばどろどろ系でした。
うーん、気持ち悪かった・・・。
シリーズ当初内容紹介に謳われていたミステリーの様相は、
すっかり影を潜めてしまいましたが、
妖怪が前面に押し出されているので、
読者の立場から見るとジャンルが定まって読み易くなりました。
ミステリー要素を期待して読むと、あまりの荒唐無稽さに、
「えっ、それは有りなの!?」となるところですが、
もう何が出てきたって良いんです。
だって妖怪ものだもの。
メインキャラの1人、杵松さん。
今まで良い人過ぎてなんか裏がありそうでしたが、
今回いろいろあって、そのまんまの人だと判 -
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シリーズ3作目です。
今回も各章ごとに妖怪名がついてますが、
パターン(?)が崩れてきてますね。
ミステリ的要素は影を潜め、妖怪うんちくが全面に出てます。
気が付けば内容紹介からも「伝奇ミステリ」の文字が消えている・・・。
まぁいいですけど。
事件(?)が有っても無くても絶対城先輩のうんちくは続きます。
それと、各章の妖怪談義よりも師弟対決が主題でした。
意味深な前振りの導入部に続いて、偽名での挑戦状。
まぁ先は読めましたが印象的な登場と予想を裏切る人物像。
自らを天狗だと名乗って登場した教授ですが、
絶対城先輩の過去をよく知っていそうでしたし、
前作の終わりからも次はその話かと予想し -
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シリーズ2作目。
前作同様、各章に妖怪名のタイトルがついています。
本物の妖怪(真怪?)も登場しない訳ではありませんが、
ほとんどは思い込みだったり、何かと見間違えていたり。
大学構内で妖怪専門の駆け込み寺と化している四十四番資料室。
毎回相談事が持ち込まれると、
絶対城先輩が得意のウンチクと杵松さん製の仕掛けで、
依頼主を煙に巻いては小銭を稼ぐというのが基本パターンで、
無礼な言動の先輩とめげない女子大生のやり取りが楽しかったです。
基本一話完結ですが、
今回は最後の2章が連作になっていて他とは毛色が違ってました。
正直、内容紹介の「伝奇ミステリ」は盛り過ぎだと感じていましたが、
これな -
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ネタバレ大学に住み着いている先輩と知り合ったのは
昔からおこる、妙な耳鳴りのせい。
連続短編集になっていて、色々な情報が。
まさか最後にそこに行くとは思いませんでした。
紹介されたのは単なる偶然でもなく
耳鳴りも…という。
ある意味、使えるかもしれない技?
平素にはいらないもの、ですが。
こき使われている最初のシーンだけみたら
全身黒の博士みたいな話かと思ったら、違いましたし。
やましい事をしたら、そう思ってしまうものだ、という
別教訓になった気がします。
しかし…この紹介者の最後。
あっさり終了というか、納得というか…。
今まで手ごましてたのは、どうするつもりなのでしょう?
むしろ、年寄りは一体 -
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続編が数冊でてるようなのでシリーズ1作目ですね。
伝奇ミステリとなってますが、
ミステリの部分はちょっとで妖怪に関するうん蓄がすごいです。
京極さんの文章なんかに比べるとずっとライトで読みやすいですけど。
・・・妖怪もので京極さんが思い浮かんだだけで、特に他意は無いです。
章毎に妖怪の名前のタイトルがついていて、
それぞれにまつわる相談事を解決していく(?)連作集になっています。
そして全体を通して、
素性を語らない絶対城先輩や『真怪秘録』なる本の謎があって、
それは今後につながっていくようです。
今時の大学生のノリにいま一つ馴染めない礼音、
その礼音にユーレイというあだ名をつけてこき使 -
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