峰守ひろかずのレビュー一覧
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ビブリア古書堂のスピンオフと
いうことで
定義としては曖昧ながら
おそらくこれは
いわゆるラノベなのだろうと
思いつつも買ってみた。
ラノベであるかどうかは関係なく
読書家としてレビューします。
あくまでもラブコメですよね。
ビブリオバトルならぬ
ビブリアファイトも
いろいろなお道具立ても。
だからビブリアのスピンオフと
謳いながら
栞子さんや大輔や志田さんまで
登場しながら
本というものへの思いも 各作品の
綿密な取材も不足していて
これは 読書家には欲求不満でした。
ファイトそのものの描き方も
あまりに雑ですし。
ラブコメは好きですよ。むしろ大好き。
でもビブ -
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短篇集。
子供の頃は「ゲゲゲの鬼太郎」がお気に入りだった気がする。
母親に頼んで何度も何度も、飽きずにビデオを見ていた記憶がある。
あんまり気に入っているので、母親がフェルトで「一反木綿」や「ぬりかべ」、「ねずみ男」といったキャラクターを作ってくれた。
妖怪を学問的に系統だてて整理し研究をしている、絶対城阿頼耶が物語の中心人物である。
歴史の中に埋もれてしまった妖怪たちの真の姿を掘り起こし、できる限りの方法でその痕跡を世に残すことを目的に日々過ごしているが、少々変わったところがある。
本人は真摯に「妖怪学」に向き合っているのだけれど、周りから見るとどうにも胡散臭い。
怪奇現象の相談に乗りなが -
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第14回電撃小説大賞<大賞>受賞作。人によっては激しく好き嫌いが分かれそうな作品。
妖怪退治物に分類されるだろうけど、従来の作品とは少々趣向が違い登場する妖怪たちに危険性のあるものが少ないという事で武力により押さえつけるのではなく、妖怪が信条としている行為やキーワードをぶつけることによって穏便に解決を図ろうとする手法。一応イタチがそれなりの戦力を有しているもののそれを前面に出しているような印象はない。こういった手法は主人公を天才系にして読者の意表をつくことを狙った作品に見られるような気もするのだが、本作の主人公は凡人タイプなのである意味特殊なタイプの作品ともいえる。
基本的に30~6 -
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シリーズ6作目。
第1シーズン完(だそうです)。
「鬼」の巻でした。
何故か最後に「のっぺらぼう」もいたけど・・・。
勿論、意味は有りますよ。
製鉄技術を持つ民の話は他の本でも読んだことがあったけど、
その民が信仰していた神の正体の件など、
目新しくて面白かった。
絶対城先輩の暗い過去の解決編でもありました。
実家との絶縁状態は依然そのままだし、
家族内での複雑な人間関係は垣間見えただけだけど、
櫻城晃さんの死の真相は明らかになりました。
ただ、結局、絶対城先輩と晃さんの関係は何だったんだろう。
昔の恋人だと認識して読み進めてきましたが。
何だかそれとも違うような。
最後のオチ( -
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最初の本が売れたのでシリーズ化~絶対城は怪異に悩む学生をインチキと蘊蓄で言いくるめる日々を過ごし,礼香は相変わらず雑用係兼サンプルとしてこき使われていた。そんな中で波打ち際で揺れる人の手を見た男子小学生の悩みを聞いて,理学部で不要になった海洋生物投棄だと見破り,海にも興味を持っていく。大学の夏休み,研究旅行に出ていた織口準教授からの誘いを受け,海の近くの鄙びた村を訪ねるが,準教授はすでにいなくなっており,大蛇と百足に纏わる昔語りに関する祭りを調べようとするが,協力しようと云う村人はいない。村から脱出しようとすると,礼音が新しい生け贄だという…~ シリーズになって方向性が定まったようですが,この
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ネタバレ学校を舞台にした妖怪モノを書いているようで,ヨーカイは今やブームだから,売り込むなら此の機会!~湯ノ山礼香は鄙びた温泉地の酒屋の娘で,都会と云っても地方都市の大学に入ってデビューを狙うが,女友達に誘われて行った新歓コンパも嫌で嫌で。お酒は呑めないと云っているのに,ウーロンハイを呑ませる先輩は,友達を落としたいようだ。呑むと耳鳴りがするのだが,大学構内をふらついていて声を掛けてきたお嬢様風の女性は,文学部の准教授。怪奇現象で悩んでいるなら文学部4号棟4階の44号資料室に絶対城という学生を訪ねろと教えてくれた。症状を告げると,竹を輪にして糸で留めたものをチェーンにつけて首につけろと云われる。確かに
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シリーズ5作目です。
「河童」「目々連」「雪女」「多邇具久」「ひょうすべ」「雪男」、
合計5編+おまけの構成ですが、
全編通して「河童」という存在でつながっています。
河童についての考察が面白かったです。
民間伝承についてもそうですが、
生物としてはどういった存在かなど、説得力がありました。
絶対城先輩と礼音の心情的な距離が縮まってますが、
私の好みとしては、
これ以上あまりラブコメ要素は入れないで、
妖怪学に邁進して欲しいです。
ただし・・・。
今回の私のお気に入りは礼音が雪女(の正体)○○を捕まえるくだり。
コメディタッチで笑えます。
絶対城先輩の過去は未だ明かされていませんが -
Posted by ブクログ
ネタバレ憑きもの
ナメラ筋
一つ目小僧
泥田坊
ガイラゴ
宝船
漫画化されたんだね。
礼音が教団で水出されて飲んで、そのあと祝直しにいってもんちゃくあったときに、きっとこれはこういう展開にwとか思ったらほんとになった・・・たいがいはずれるのが面白いのに。
謎を解く話はそこに至るまでの経緯も楽しいのであってそれがわかったからってがっかりしたりつまらなくなったりはしないんだけど。
サイドストーリーも楽しめました。
なんだろう、女の子って高校までと大学以上からって容姿も中身も含めて相対評価って変わっていくよなっていう。
しかし、泥田坊って地味なのかぁ、私わりと好きだったんだよね、「田を返せぇぇ」こえー -
Posted by ブクログ
20140823
出てたの全然気がつかなかった。
妖怪が妖怪としてそのままある話も好きなんだけど、民俗学好き(こういう場合は妖怪学のほうがいいのかな)としては、この妖怪はもともとなんだったんでしょうか的な話の方が好きなので、こういう物語は割と好き系。
トンデモと思われるとこにつなげてくれるのがナイス。
お話だからねー。
主人公の女の子がとてもイイコだなぁと。
ついでに強いのも良い。
ルルコシンプに例えるの笑った。
なんとなくググったらイラストいっぱいでてきた。
驚いたのは競走馬にいたことです。
見越し
船幽霊
夜行さん
大百足
大蛇
いくち