峰守ひろかずのレビュー一覧
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ネタバレ徹頭徹尾人魚一本というのは、なかなか読み応えがありました。
大体他の妖怪ネタが絡んでの本命の妖怪登場!な展開が多い中、これは新鮮。
人魚特有の個性や設定を存分に活かしたネタたっぷりで楽しめました。
人魚のミイラ、不老不死、様々な容姿をした人魚に歌う人魚。
ただ人魚が嘘をつくというネタは知らなかったので、それも面白かったです。
宇路子さんのご高説が某妖怪学徒と同じように長いのですが、こちらは割と陸くんがぶった切ってくれるので、その点も新鮮。
そう思うと、ちゃんと聞いてくれるユーレイちゃんいい子だ……
陸くんも違う意味で凄くいい子でしたが。
今時ありえないほど真っ直ぐで素直でした。
一方で、彼の元相方が怪しいと思ってたけど、それ以上に怪しい人続出。
元相方さんは寧ろ味方になってくれたのは、安心できてよかったなあ。
何しろ陸くんの恩人や関係者が割と敵だったからなあ。
今回は連続ドラマのように、章の切り替わりが前回の場面や台詞を引き継いだ形になっていたのも新鮮でした。
また新しいパターンの峰守先生作品に出会えて気がします。 -
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念願の公務員になれけれど、配属されたのは
陰陽課という、特殊な部署。
祓う方なのかと思ったら、警察のような部署でした。
異人と呼ばれる妖怪達が、普通の人達にばれないよう
怪異が起こったらそれを解決したりする部署。
どちらかというと、お巡りさんな分類でしょうか?
そこに配属された、暗記が得意な主人公は
せっせと色々覚えていってます。
という印象があったがための、最終的なあのやり取り。
騙された! というのもありますが、説明によって
なるほど、という納得も。
こういう理論勝負は、こういうのに向いているかも?
何せ先輩たる彼が、ものすごく説明省くわ
面倒くさがりだわ…。
徐々にどうしてなのか、は分かっていきますが。
しかし一番怖いのは課長かと。
逆らってはいけないような感じがひしひしと…w
今回の事によって、主人公は権力を手に入れた! な
気もします。
そのうち使うのでしょうか?? -
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ネタバレ「おー久しぶり」と言いたくなるような、懐かしい本がいくつも出てきました。
メインのファイトには登場しなくても、そう言えば、と思い出したものもあります。 読んだ本について語るのは楽しみの一つですが、語られるのを聞くのも、それを読んだ人が見える気がして、楽しいものだと思います。
その部分だけではなく、響平くんのおろおろ部分も十分に楽しめますが。
一粒で三度美味しい、作品ですね。
客演の方々も懐かしく、(新作が出ましたが)その姿を見るのも楽しみの一つでもありますね。
普通にストーリーを作っていくより、なんだか手間がかかって、制作が大変なような気がしますが、それでも頑張ってもらって、次作が発行されるのを楽しみに待ちたいと思います。 -
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ビブリア古書堂のスピンオフと
いうことで
定義としては曖昧ながら
おそらくこれは
いわゆるラノベなのだろうと
思いつつも買ってみた。
ラノベであるかどうかは関係なく
読書家としてレビューします。
あくまでもラブコメですよね。
ビブリオバトルならぬ
ビブリアファイトも
いろいろなお道具立ても。
だからビブリアのスピンオフと
謳いながら
栞子さんや大輔や志田さんまで
登場しながら
本というものへの思いも 各作品の
綿密な取材も不足していて
これは 読書家には欲求不満でした。
ファイトそのものの描き方も
あまりに雑ですし。
ラブコメは好きですよ。むしろ大好き。
でもビブリアのスピンオフ名乗るなら
こちらの視線もそれを踏まえますもの。
ショートストーリーの積み重ねなので
無駄に登場人物も増えていますし。
軽く読めましたが
入り込めませんでした。 -
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短篇集。
子供の頃は「ゲゲゲの鬼太郎」がお気に入りだった気がする。
母親に頼んで何度も何度も、飽きずにビデオを見ていた記憶がある。
あんまり気に入っているので、母親がフェルトで「一反木綿」や「ぬりかべ」、「ねずみ男」といったキャラクターを作ってくれた。
妖怪を学問的に系統だてて整理し研究をしている、絶対城阿頼耶が物語の中心人物である。
歴史の中に埋もれてしまった妖怪たちの真の姿を掘り起こし、できる限りの方法でその痕跡を世に残すことを目的に日々過ごしているが、少々変わったところがある。
本人は真摯に「妖怪学」に向き合っているのだけれど、周りから見るとどうにも胡散臭い。
怪奇現象の相談に乗りながら、しっかりと相談料は頂いている。
人には馴れないが、妖怪に関しては愛もあれば関心もある。
人を近づけないオーラを放ちながらも、意外なことに人間的な情もあるらしい。
ありがちなキャラクターだけれど、絶対城自身が意図的にそう演じている部分もあり、状況に応じて使い分けている点をみると、したたかなうえになかなか厄介な人物でもある。
知っている妖怪が登場したり、絶対城が解説する「妖怪学」の講釈が面白い。
妖怪が好きな人は、かなり楽しく読めるのではないか。 -
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第14回電撃小説大賞<大賞>受賞作。人によっては激しく好き嫌いが分かれそうな作品。
妖怪退治物に分類されるだろうけど、従来の作品とは少々趣向が違い登場する妖怪たちに危険性のあるものが少ないという事で武力により押さえつけるのではなく、妖怪が信条としている行為やキーワードをぶつけることによって穏便に解決を図ろうとする手法。一応イタチがそれなりの戦力を有しているもののそれを前面に出しているような印象はない。こういった手法は主人公を天才系にして読者の意表をつくことを狙った作品に見られるような気もするのだが、本作の主人公は凡人タイプなのである意味特殊なタイプの作品ともいえる。
基本的に30~60ページほどの短編形式で進んでいくので読み易い。ただ発生する事件が小規模なので緊迫感が伝わってこない点はちと物足りないかもしれない。