絶対城先輩の妖怪学講座 五

絶対城先輩の妖怪学講座 五

671円 (税込)

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3.8

古い知り合いに年始の挨拶をするという絶対城に、荷物持ち要員として豪奢な屋敷へ連れてこられた礼音。二人を出迎えたのは、清楚な和風美女・櫻城紫だった。 研究の同志である絶対城と紫は、妖怪談義に華を咲かせる。疎外感を覚えた礼音は、近所の河原へと飛び出してしまうのだった。 川原で1人心を落ち着ける礼音の前に、朝霧シアンと名乗る不思議な雰囲気の少年が現れる。シアンは大学に戻ってからも、たびたび礼音の周囲に現れるように。 その頃、礼音がシアンと出会った川に再開発の計画が持ち上がり、紫の周囲にも不審な噂が出始めるのだった──。

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絶対城先輩の妖怪学講座 のシリーズ作品

1~12巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~12件目 / 12件
  • 絶対城先輩の妖怪学講座
    649円 (税込)
    妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。白のワイシャツに黒のネクタイ、黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。 季節は春、新入生で賑わうキャンパス。絶対城が根城にしている東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室を訪れる新入生の姿があった。彼女の名前は湯ノ山礼音。原因不明の怪奇現象に悩まされており、資料室の扉を叩いたのだ――。 四十四番資料室の妖怪博士・絶対城が紐解く伝奇ミステリ登場!
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 二
    649円 (税込)
    東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室の妖怪博士・絶対城阿頼耶の元には、今日も怪奇現象の相談者が訪れる。 長身色白、端正な顔立ちながら、傍若無人で黒の羽織をマントのように被る絶対城。そんな彼の元に持ち込まれる怪異は、資料室の文献による知識と、怪異に対する時のみ発揮される巧みな弁舌でただちに解決へと導かれる。 夏休みに入ったある日、絶対城と助手(?)の礼音は織口准教授の誘いで、とある田舎の集落を訪れる。そこで二人は古代より続く奇怪な風習に巻き込まれることになるのだった。 四十四番資料室の怪人が紐解く伝奇ミステリ第2弾。
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 三
    649円 (税込)
    東勢大学文学部四号館四階四十四番資料室。そこに収められた妖怪学に関する膨大な文献は、絶対城が師匠であるクラウス教授から引き継いだものだった。 相変わらず怪奇現象の相談が後を絶たない資料室に、ある日、独逸語で書かれた文章と謎のスケッチの入った手紙が届けられる。見事スケッチの謎を解いた絶対城。そんな彼の前に、クラウス教授が現れる。久し振りの再会に話が弾む師弟。しかしクラウス教授は突如、資料室を文献ごと返し、妖怪学をやめるよう絶対城に告げるのだった。 四十四番資料室に最大の危機到来。伝奇ミステリ第3弾。
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 四
    671円 (税込)
    『大日本護法息滅会』。東勢大学で最近問題となっている新興宗教団体である。織口准教授によると教祖は理工学部のOBとのこと。大学側からの相談に傍観を決め込む絶対城だったが、教祖が『憑きもの使い』との情報に、早速教団へ妖怪調査に向かう。しかし、いつも絶対城に協力してくれる杵松が別行動を取ると言い出し何やら様子がおかしい。仕方なく礼音と二人で教団本部に到着すると、そこで待ち受けていたのは、長身痩躯の青年教祖、罵王院光陰。対峙した絶対城は教義の矛盾を突き、見事教団の正体を暴いたかに見えたが、その瞬間、礼音の身体に異変が起こり……。
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 五
    671円 (税込)
    古い知り合いに年始の挨拶をするという絶対城に、荷物持ち要員として豪奢な屋敷へ連れてこられた礼音。二人を出迎えたのは、清楚な和風美女・櫻城紫だった。 研究の同志である絶対城と紫は、妖怪談義に華を咲かせる。疎外感を覚えた礼音は、近所の河原へと飛び出してしまうのだった。 川原で1人心を落ち着ける礼音の前に、朝霧シアンと名乗る不思議な雰囲気の少年が現れる。シアンは大学に戻ってからも、たびたび礼音の周囲に現れるように。 その頃、礼音がシアンと出会った川に再開発の計画が持ち上がり、紫の周囲にも不審な噂が出始めるのだった──。
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 六
    649円 (税込)
    「『鬼』の正体は探るな」。クラウス教授にそう忠告された絶対城だが、妖怪学における『鬼』の真相を探るため、節分の時期に行われる厄払いの儀礼「修正会の儀」に参加することになる。 政財界の有力者が集まるパーティで、絶縁した家族と対峙した絶対城は、『鬼』の正体はこの国のタブーであったことを知る。さらに、幼い頃に絶対城の世話をしていた元執事の高岩と再会し、秘匿されていた櫻城晃の死の真相を告げられることに──。 妖怪学最大の禁忌に、黒衣の妖怪博士絶対城が迫る! シリーズ緊迫の第6弾!
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 七
    649円 (税込)
    「顰衆」との一件で、『妖怪学』への意識が変わった絶対城。自分なりの妖怪学論を執筆するため資料整理にあたっていると、紫から「座敷わらし」に関する情報を耳にする。一行は山間の巨木が佇む廃村「神籬村」を訪れ、座敷わらしの正体を突き止めた。 一方、東勢大学では謎のドラッグが広まりつつあり、絶対城と杵松が対処に一役買うことに。大学と神籬村という、遠く離れた場所での、一見関係のない出来事が次々と繋がってゆき……そしてその脅威は礼音にまで及ぶのだった。 絶対城を巡る礼音と晃の関係も見逃せない、新章突入の伝奇譚、第七弾!
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 八
    649円 (税込)
    「のっぺらぼう」の力を持ち、真怪でもある妖怪学徒の桜城晃(さくらぎあきら)。彼女が四十四番資料室に持ち込んだ女神像は、「ダイダラボッチ」の謎に迫る手掛かりだった。すぐさま御場島(おんばじま)と呼ばれる絶海の火山島へ向かうことを決める絶対城と晃。そんな二人のやりとりを見た礼音(あやね)は、女性として、そして絶対城のパートーナーとして、晃には遠く及ばないと感じてしまう。火山島へは一緒に行かないと宣言した礼音は、杵松(きねまつ)と一緒に織口(おりぐち)の「二口」の治療を行ったり、一人でオカルト絡みの相談を解決していく。そんな中、島にいる絶対城との連絡が途絶え──。
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 九
    693円 (税込)
    絶対城を頼り四十四番資料室を訪れた、「狐憑き」に悩む女子学生、葛木葉子。こっくりさんの儀式でお祓いを行う絶対城に対し、葛木は「笑わせないでよね!」と言い放ち、真怪秘録覚書『狐』の資料と共に姿を消してしまう。突然の事態に動揺する一同だったが、何故か礼音は、葉子の声に聞き覚えがあった。声を頼りに、お祓いと同じ日に礼音が巻き込まれた事件を調べ始めると、海辺のリゾートホテルで開催されるマジックショーのステージに辿り付く。はたして妖怪博士と天才マジシャンが解き明かす『狐』の真実とは。
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 十
    693円 (税込)
    『白澤(はくたく)』に襲撃された狐からの情報を受け、警戒を強める絶対城たち。そんな中迎えた夏休み。つきあって初めての長期休みにもかかわらず、礼音は一人、牧場で短期のアルバイトに励んでいた。優しい夫妻が営む牧場を気に入る礼音だが、いるはずのない子供の影を見てしまう。心細さを感じつつ、休日に近くの川で水浴びをしていると、そこには礼音を心配した絶対城の姿が。二人は牧場主夫妻の発言に疑いを持ち始め──? “予言”に纏わる妖怪たちの謎に迫る第10巻!
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 十一
    693円 (税込)
    妖怪の正体や知識を司る『白澤』の脅威が迫り、親しい人達が次々と取り込まれる中、白澤に仲間入りすれば『真怪秘録』をはじめとする全ての妖怪知識が手に入るという誘いに揺らぐ絶対城。 そんな最愛の先輩のため礼音が取った行動とは──。 傍若無人な黒衣の妖怪博士・絶対城の活躍を描く伝奇譚、第11弾!
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 十二
    715円 (税込)
    『真怪秘録』をまとめる中で、妖怪学の限界を感じたという絶対城。熱意を失った彼は、文学部の非常勤講師として妖怪学を教えてくれないか、という織口からの誘いも断ってしまう。  そんな中、礼音が何者かに狙われていることが発覚。大切な人を守るため、事件の調査に乗り出す絶対城だったが、一方で、その一件の解決をもって妖怪学徒を廃業するとも宣言し――。  猫また、猫ばば、五徳猫。事件の鍵を握るのは『猫』!?  絶対城阿頼耶、最後の事件!

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絶対城先輩の妖怪学講座 五 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年09月14日

    古い知り合いに年始の挨拶をするという絶対城に連れられ、礼音は人里離れた屋敷を訪れる。妖怪談義に華が咲く絶対城と、家の主の和風美女・櫻城紫。二人の会話に疎外感を覚えた礼音は、近所の川辺へと飛び出してしまう。一人気持ちを落ち着ける礼音に声をかけてきたのは、不思議な雰囲気の少年シアン。彼は大学に戻ってから...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月30日

    待ちに待った絶対城先輩の新刊。
    今回は河童がメインのお話だったけど…相変わらずの妖怪の解説に脱帽。
    あと絶対城先輩とユーレイの関係もいい感じに進んできてニヤニヤがとまらない。
    杵松さんもいい味を出しているから、あの3人は本当にいけない組み合わせだと思う

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    Posted by ブクログ 2022年01月02日

    第5弾、今回は河童がテーマでした。関連して環境問題や政治問題など社会的な物も合わせて話が進んでいきます。

    毎回のように危険な状況に巻き込まれていますが、4話まではいつものノリで読みやすく最後は伏線が回収されていました。

    妖怪に関する考察も毎回のように興味深く、あとがきにあるようにストーリーの展開...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月01日

    このシリーズを読むといっつも思うんやけどね・・・。

    うん・・・。

    私、全然妖怪に興味はない・・・(笑)。

    じゃあなんで読むねん! って、なんやろう、前作からも思ったけど、

    絶対城先輩と礼音ちゃんがわかりやすくラブい・・・。

    エッ・・・。ま、まじで・・・。このシリーズに恋愛要素はまったく期待...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月05日

    今回は河童。悲哀を背負いつつ、どこかユーモラスな印象のある河童ですが、なかなかよく表現されていると思いました。しかし真怪がだいぶ増えてきましたね。

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    Posted by ブクログ 2022年10月10日

    妖怪は人々のいろいろな思いが作り出したものでいるわけがないのだけれども、このシリーズでは密かにその存在を主張している。しかし、今回は最初からこりゃあきっと長く生き続けた河童たちが出てくるなと想像できた。雪女は意外な正体だったけどね。でもまあ、環境保全の問題に絡めた話は面白かったよ。朝霧シアンくんはな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月22日

    年始のあいさつに行った先には、和風美女。

    わざわざ手土産を持って?! でしたが
    中身は…な手土産でした。
    近くの川が開発されて埋め立てられる、が
    今回の軸。
    いや、河童も??

    毎度のお馴染みで、ちまちまとした事件が
    きっちりと全て同じ方向に。
    子供達には好評な、目々連のビデオが
    ちょっと気になり...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月13日

    【感想】
     安定して楽しめます。

    【一行目】
     「――以上のことから、夢を食う架空の獣『獏』は、実在するバク、即ち、奇蹄目バク科に属する大型哺乳類とは無関係と言える。そもそも、日本の獏は、中国から伝来したという形を取ってはいるが、その性質は、本来のものとは大きく異なるんだ」

    【内容】
    ・新キャラ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月14日

    シリーズ5作目です。


    「河童」「目々連」「雪女」「多邇具久」「ひょうすべ」「雪男」、
    合計5編+おまけの構成ですが、
    全編通して「河童」という存在でつながっています。


    河童についての考察が面白かったです。
    民間伝承についてもそうですが、
    生物としてはどういった存在かなど、説得力がありました。...続きを読む

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