峰守ひろかずのレビュー一覧
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ネタバレ積んでた本。
明治時代。16歳の泉鏡花と鏡花に英語を教えてもらっている人力夫の青年義信が主人公。
義信が受講料の代わりに怪しい噂話を提供して、その真相を突きとめていくミステリーもの。
期待以上に面白かったです。
表示のイラストの線が細くて綺麗系だったので、
鏡花も冷静沈着な人なのかと思ってたんですが、ちゃんと16歳の少年で好感が持てました。
鏡花が綺麗系の年上好きだったり、信義の過去の因縁など、ちゃんとキャラも立ってて良かったです。
各話の最後に元ネタにした泉鏡花の作品が紹介されて読んでみたいと思ったのですが、以前読んだ時文章が難解で内容を把握できなかったのでどうしたもんかと思ってます。。
続編もあるので、いつか読みたい。 -
Posted by ブクログ
Tさんのおすすめ。
物の怪を倒すことができるが見えない陰陽師と、
物の怪を見ることのできるが何の力もないその妻。
手紙ひとつで良い結婚相手がいると帝都の化け物屋敷に呼び出され、
あやかしを倒した見ず知らずの男と祝言を上げた泉。
深い森の神社の神主である男、拝音は怪異をはらう陰陽師だった。
神社に住み込みの男が式神だったとか、
陰陽師には婚約者がいて有能な陰陽師だったとか、
二人を引き合わせたへらへらとした連絡係の男が
幽世の住人だったとか、
想定内の筋書きはまあ良いとして、
泉がひたすら卑屈すぎるのがちょっと。
もふもふの子狐が登場したのに、
あまり活躍しなかったのも不満。 -
Posted by ブクログ
前作からの金沢繋がりで手に取ってみた
妖怪と人間の男の子の会話がとっても楽しく面白く
クスっと笑えて…
でも、
それぞれの抱えている悩みや思いもあって…
一つのお話ごとに色んな妖怪と出会えるのが楽しく
面白くちょっと切なく…
いろんなことに向かい合いながら
距離を縮めていく汀一と時雨
特に時雨が汀一の前で気持ちを表に出す場面では
胸がチクッと痛みながらも
読んでいてほんわかした
また行ったことのある場所の描写には実際の場面が頭の中でしっかりと映像となって出てくるので
そういうところも楽しかった
ご当地の知らない妖怪が出てくるのも
興味深くて
このシリーズ続きも読んでみたいと思っている -
Posted by ブクログ
泉鏡花の奇譚録
第2弾
やっぱり読んじゃう
手に取っちゃう
始まりは陸軍少佐夫人の不思議なウワサから…
怪奇現象はもちろん気になるけど
このお話で一番心に残るのは
この明治時代のこの階級にいる女性たち(全員とは言わないけど)
切なく悲しくもどかしい人生
怪奇現象と共にこの時代に翻弄された人たちの
やり場のない感情
巡り巡りたどり着く神隠し
今この場所ではなく
向こう側に惹かれる泉鏡花の儚さ
怪奇現象から感じられるのは怖さではなく
静けさと優しい空気感
また続きを読みたいなと思う一冊
物語とは別に
このお話に出てくる場所がわかるので
読んでいても想像がしやすく
この本を持って
書かれている場所を巡るのも面白いかもと
思っている… -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々のメディアワークスさんでの峰守先生の作品、楽しみにしておりました。
しかも、男女バディというか夫婦もの。
言動は厳しいながら不器用な優しさも見える旦那様こと拝音様と、怪異を見ることができるゆえか内気な性格ながら、いざというとき自分の意志で動ける芯の強い泉ちゃんの夫婦、大変おいしかったです。
守られるだけのヒロインではなく、直接の戦闘力がある訳ではないながら旦那様と共に闘うところがいい。
特に最終戦はまさしく夫婦の共同作業な感じで胸躍りました。
他に外的支えがあったにしても、実にあっさり跳ね除けたからなあ。
凄かった!
不器用ながら心を通わせていた二人だったのに、あることが原因で離縁を突きつけられた場面は本当に心が痛んだけれども、前述の最終決戦で、これまで積み上げてきた絆というか、相手を思う気持ちが見えて「ああ、これは絶対負けない!」と本当に本当に胸躍りました。
意外だったのは、ある人物の正体。
個人的に一番推しの哲斎さんの正体にも驚いたものの(これがまた個人的には大御所で驚いた)こちらはまあ人間ではなさそうというのは察せられたのだけれど、最後に明かされた正体というか落とされた爆弾が……凄かった。
最後まで油断ならない物語だった。
旦那様のちょっとした腹黒さも。
なお終章の主役二人があまりに尊すぎて無事に昇天したことを追記しておきます。
可愛すぎかよ……