峰守ひろかずのレビュー一覧
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購入済み
全て善、全て悪はない
いい人もいれば悪い人もいる。
いい妖怪もいれば悪い妖怪もいる。
だから全て妖怪は悪いとして対応すると
後悔をすることになる。
このことに気をつけて今後も妖怪と付き合っていきたい! -
ネタバレ
汀一の芯の強さ
立春を過ぎて春を待ちわびる頃~百万石祭りまでの話です。今回の話の中心は汀一が金沢駅で道案内をした長身の美女・魎子と、カバーになってる生意気だけど可愛いカワウソの小ツメ(ツメは扌に爪)。一見豪快でサバサバした魎子が背負った宿命は妖怪全ての運命を握る重いものだけど、ラストは爽やかで温かい大団円。
汀一と時雨を見守るお姉さん的存在であり、同時に踏み込んだ話がなくメインキャラの割にちょっと印象が薄めの亜香里が主役の話がありました。彼女が抱えるトラウマや弱さ、それゆえ一見しっかり者に見える本質を知り、亜香里の人間くささ(妖怪くささ?)が分かってより魅力的になりました。亜香里の願いが叶って良かった。願い -
購入済み
続巻を待つ!
科学者たる者、超常現象を目の前にした時、驚いたり、怖がるのは仕方ないにしても、次の瞬間これは何だろうと疑問を持ち、解明しようとする者だ。と大学時代に友人に言われたことがある。
西紋寺先生はまさしく友人の言う科学者だと思う。本人は学芸員だが。。
今回もいろいろな謎解き見事!
次巻を楽しみに待つ。
見てると飽きませんしね。(笑) -
ネタバレ 購入済み
隠れ里に迷い込む理由
隠れ里に迷い込む理由は3つあるそうな
褒美、罰、そして約束の生け贄
それが訪れた理由だった。
生け贄にされた後のことは
悲惨な状況になるものと考えていましたが
神さまへの生け贄の場合は深く考えたことがなかった。
生け贄にされた者を神さまが守る。
ありうると感じました。
あの二人はあの後どうなるのだろうか?
そう言えば、千とハクはあの後巡り会うことがあったのだろうかと考えながら読み終えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きなシリーズだったので、最終巻と聞いて嬉しくもあり寂しくもあり。
前回の話がクライマックス、これで最後! と言わんばかりの展開で、あれはあれで手に汗握ったのですが、本当の最終巻はまた雰囲気が違いました。
前巻は長編1本な展開でしたが、今回はいつもの連作短編集に近い作りだったし(最終的には一本の話に集約されるけれども)これまでのサブキャラクターも沢山登場して、今までの話の振り返りも入ったので、これはこれで最終巻に相応しい展開だったと思います。
何より、今回の妖怪ネタは「猫」に関わるものということで、今までよりも余程身近に妖怪を感じられる話だったように思います。
劇中で絶対城先輩も言ってました