峰守ひろかずのレビュー一覧

  • 金沢古妖具屋くらがり堂 夏きにけらし

    購入済み

    全て善、全て悪はない

    いい人もいれば悪い人もいる。
    いい妖怪もいれば悪い妖怪もいる。
    だから全て妖怪は悪いとして対応すると
    後悔をすることになる。
    このことに気をつけて今後も妖怪と付き合っていきたい!

    0
    2021年07月18日
  • 金沢古妖具屋くらがり堂 夏きにけらし

    ネタバレ

    汀一の芯の強さ

    立春を過ぎて春を待ちわびる頃~百万石祭りまでの話です。今回の話の中心は汀一が金沢駅で道案内をした長身の美女・魎子と、カバーになってる生意気だけど可愛いカワウソの小ツメ(ツメは扌に爪)。一見豪快でサバサバした魎子が背負った宿命は妖怪全ての運命を握る重いものだけど、ラストは爽やかで温かい大団円。
    汀一と時雨を見守るお姉さん的存在であり、同時に踏み込んだ話がなくメインキャラの割にちょっと印象が薄めの亜香里が主役の話がありました。彼女が抱えるトラウマや弱さ、それゆえ一見しっかり者に見える本質を知り、亜香里の人間くささ(妖怪くささ?)が分かってより魅力的になりました。亜香里の願いが叶って良かった。願い

    #感動する #深い #切ない

    0
    2021年07月09日
  • 学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録2

    購入済み

    続巻を待つ!

    科学者たる者、超常現象を目の前にした時、驚いたり、怖がるのは仕方ないにしても、次の瞬間これは何だろうと疑問を持ち、解明しようとする者だ。と大学時代に友人に言われたことがある。
    西紋寺先生はまさしく友人の言う科学者だと思う。本人は学芸員だが。。
    今回もいろいろな謎解き見事!
    次巻を楽しみに待つ。
    見てると飽きませんしね。(笑)

    0
    2021年06月24日
  • うぐいす浄土逗留記

    ネタバレ 購入済み

    隠れ里に迷い込む理由

    隠れ里に迷い込む理由は3つあるそうな
    褒美、罰、そして約束の生け贄
    それが訪れた理由だった。
    生け贄にされた後のことは
    悲惨な状況になるものと考えていましたが
    神さまへの生け贄の場合は深く考えたことがなかった。
    生け贄にされた者を神さまが守る。
    ありうると感じました。
    あの二人はあの後どうなるのだろうか?
    そう言えば、千とハクはあの後巡り会うことがあったのだろうかと考えながら読み終えました。

    0
    2021年06月05日
  • 学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    参考文献の数が凄い。もちろん物語として盛り上がるように創ったり盛ったりしてるんだろうけど、それもこれだけの事実の上に積み上げてるからおもしろいんだろうなぁ。めっちゃ好き。
    ウミウシの話、絵のお話、オニンギョウのお話、ヨガと帰命宗のお話。

    0
    2021年05月28日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 十二

    Posted by ブクログ

    最終巻。親しんできた心地よいこの雰囲気と別れるのは辛い。初期にあった風刺性が徐々に失われたのは残念だが、見事な大団円である。

    0
    2020年01月14日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 十二

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    好きなシリーズだったので、最終巻と聞いて嬉しくもあり寂しくもあり。
    前回の話がクライマックス、これで最後! と言わんばかりの展開で、あれはあれで手に汗握ったのですが、本当の最終巻はまた雰囲気が違いました。
    前巻は長編1本な展開でしたが、今回はいつもの連作短編集に近い作りだったし(最終的には一本の話に集約されるけれども)これまでのサブキャラクターも沢山登場して、今までの話の振り返りも入ったので、これはこれで最終巻に相応しい展開だったと思います。

    何より、今回の妖怪ネタは「猫」に関わるものということで、今までよりも余程身近に妖怪を感じられる話だったように思います。
    劇中で絶対城先輩も言ってました

    0
    2019年12月30日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 十二

    Posted by ブクログ

    先ず、完結おめでとうございます。

    猫はこうきましたか、ほくそ笑んでいます。妖怪、怪異を扱う作品は星の数ほどある昨今ですが、全作、全テーマ、楽しく読ませて頂きました。

    次の作品も楽しみにしております。
    おつかれ様でした。

    0
    2019年12月30日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 十一

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ついに、、。
    一番楽しみにしていた白澤編を読むことができました!
    絶対城が白澤に乗っ取られた時はどうなるかと思いましたが、あの直後の出来事がヒントだったんですね。正直驚きでした。礼音の格闘ぶりもかっこよかったです。
    これでクライマックスとなってしまったのは残念ですが、納得のいく終わり方で読み応えがありました。
    次で完結してしまうそうで、少し寂しいですが楽しみに待っていようと思います。

    0
    2019年02月24日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校生のお話のため本家よりも恋愛話寄り。自活していない高校生だからこその「弱さ」の部分が本編とは違ったいい味になっている。大人だと、いろいろあったとしても、稼いで生活していかなくちゃいけないし、付き合ったらその後のステージは結婚や子育てっていうところに行かざるを得ないからね。こぐちさんの「回答」はこのあと続いていくためにはそれしかないだろうというものだけれど、それでも響平君としては嬉しいよね。こぐちさんのイラストがかわいすぎるけど、リボンはちょっとあざといかな。でもそこも嫌いじゃない。

    0
    2019年01月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌

    Posted by ブクログ

    へ~、別の作家が書くスピンオフってあるんだ。京極夏彦の百鬼夜行シリーズのスピンオフとか同一作家モノは読むけど、異作家モノは初めて。期待を超え、本編に劣らぬ傑作だった。そして、本編以上に正統にして王道、日経BPの定義のまんまのラノベでありつつ、しっかりと本編の魂を継いでいる。栞子さんのうらやむ「お気に入りの本を薦めて、読んでもらって、感想を聞いて」そんな友人、こぐちちゃんが俺のそばにもいてくれる幸せを改めて思う。

    0
    2018年11月10日
  • 帝都フォークロア・コレクターズ

    Posted by ブクログ

    妖怪と柳田国男、軽薄で口達者と真面目で堅物コンビにぴんときたら読まずにはいられないでしょう。面白かった。より醜悪なのは人間かも?ですけど。主人公の静ちゃんがマスコット的にならない感じも好き。

    0
    2018年03月26日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌

    Posted by ブクログ

    本編とはターゲットにしている年齢層が違うのが分かる。「エロい」とか「かわいい」と書いてしまうあたりがね。それはそうとこぐちさんのイラストはかわいい。

    0
    2017年07月02日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった。
    本家ビブリア古書堂の栞子さん達がそこそこ重要な役で出て来るのも良かったし、本家とはまた違った形で名著の良さを紹介しているのも楽しめた。
    挿絵も良かった。

    0
    2017年03月21日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 八

    Posted by ブクログ

    今回はダイダラボッチということで、地母神という着眼点が面白かったですね。妖怪の出てこない妖怪もの。でも、いつもながら面白かったですね。
    民俗学の本質を語る絶対城の姿はかっこいいなと今回も思ってしまったのでした。

    0
    2016年06月03日
  • お世話になっております。陰陽課です2

    Posted by ブクログ

    異人のための陰陽課。短編をまとめて、一つの物語にする手腕はさすがです。そしてなじみ深い異人(妖怪、神等々)が面白い。続き、楽しみだなぁ。

    0
    2016年05月29日
  • お世話になっております。陰陽課です

    Posted by ブクログ

    絶対城先輩シリーズはややシリアスですが、こちらは思いっきりコメディで面白かったです。

    メディアワークスさんはお狐に思い入れがあるのだなぁ。黄金さまといい、今回の天全さんといい。
    みんなモフモフしていて、ぬいを出してくれればいいのに!!

    0
    2015年11月26日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 七

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前の巻で絶対城先輩の過去の因縁に決着もついて、ここから第二部。
    自分の考えを書きまとめようかと思いたった先輩が、最初に出会うのは座敷わらし。

    晃さんも今後本格参戦するそうで、礼音はこれから気が気じゃないでしょうね。
    というような本筋はいいとして、峰守ひろかず式の妖怪がたり好きなので、このまま長期続いて欲しいものである。

    0
    2015年09月21日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 五

    Posted by ブクログ

    古い知り合いに年始の挨拶をするという絶対城に連れられ、礼音は人里離れた屋敷を訪れる。妖怪談義に華が咲く絶対城と、家の主の和風美女・櫻城紫。二人の会話に疎外感を覚えた礼音は、近所の川辺へと飛び出してしまう。一人気持ちを落ち着ける礼音に声をかけてきたのは、不思議な雰囲気の少年シアン。彼は大学に戻ってからも度々礼音の前に現れるようになる。その頃、シアンがいた川に再開発の計画が持ち上がり、紫の周囲に不審な噂が出始めるのだった―。

    0
    2015年09月14日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 五

    Posted by ブクログ

    待ちに待った絶対城先輩の新刊。
    今回は河童がメインのお話だったけど…相変わらずの妖怪の解説に脱帽。
    あと絶対城先輩とユーレイの関係もいい感じに進んできてニヤニヤがとまらない。
    杵松さんもいい味を出しているから、あの3人は本当にいけない組み合わせだと思う

    0
    2014年10月30日