名称未設定さんのレビュー一覧
-
ネタバレ
汀一の芯の強さ
立春を過ぎて春を待ちわびる頃~百万石祭りまでの話です。今回の話の中心は汀一が金沢駅で道案内をした長身の美女・魎子と、カバーになってる生意気だけど可愛いカワウソの小ツメ(ツメは扌に爪)。一見豪快でサバサバした魎子が背負った宿命は妖怪全ての運命を握る重いものだけど、ラストは爽やかで温かい大団円。
汀一と時雨を見守るお姉さん的存在であり、同時に踏み込んだ話がなくメインキャラの割にちょっと印象が薄めの亜香里が主役の話がありました。彼女が抱えるトラウマや弱さ、それゆえ一見しっかり者に見える本質を知り、亜香里の人間くささ(妖怪くささ?)が分かってより魅力的になりました。亜香里の願いが叶って良かった。願い