峰守ひろかずのレビュー一覧

  • 絶対城先輩の妖怪学講座 三

    Posted by ブクログ

    東勢大学文学部四号館四階四十四番資料室。そこに収められた妖怪学に関する膨大な文献は、絶対城が師匠であるクラウス教授から引き継いだものだった。ある日、四十四番資料室に、独逸語の手紙と謎のスケッチが届けられる。そこに描かれた妖怪の正体とは何なのか。見事スケッチの謎を解いた絶対城の前に、クラウス教授が現れる。久し振りの再会に話が弾む師弟。しかしクラウス教授は突如、資料室を文献ごと返し、妖怪学をやめるよう絶対城に迫り―!?

    0
    2014年09月02日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座

    Posted by ブクログ

    「妖怪学」という日常生活している上では聞きなれない学問を駆使し、世に跋扈する超常現象を相手に黒羽織の怪人と、合気道の達人少女が東奔西走するライトノベル(でいいのかな?)。以前から伝奇や口伝などに興味を持ち、また妖怪というジャンルについても多く興味を持っていた私はすらすらと読むことができ、また「妖怪学」という学問が実際に存在し、それがいったいどういう物なのかを知ることが出来たのは私にとってかなりの利益でした。妖怪やお化け、そういったものが好きな人はぜひ手に取ってもらいたい一冊。

    0
    2014年08月13日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 四

    Posted by ブクログ

    あいも変わらず、絶対城先輩の妖怪学の披露会。今回は相棒の杵松さんのことが全面押しだったけど、二人の馴れ初めが明かされてテンション上がった。
    ユーレイと絶対城先輩との関係もいい方向に進んでる。先輩の「俺なんかでよければ待っててやれる」の台詞にはキュンときた。早くこの二人くっつかないかしら

    0
    2014年07月10日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 三

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作中におけるリアリティをいかに書ききるか、その力量の程が問われる内容だなと痛感し、巧いなあと得心した巻でした。
    だってかまいたちがあかぎれ、はまだしも、天狗が蝉だったなんて。でもそれを頷かせる絶対城先輩の説明が凄い!
    そして、次は「鬼」ですか~というフラグを立てつつ幕引き。次巻が楽しみです。

    いくら健康に良くても巨大な蝉を背中に張り付かせて血液をあげるのは勘弁です……ぞぞぞ。

    0
    2014年06月24日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座

    Posted by ブクログ

    この方の作品を初めて読みましたが、京極氏とはまた違った面白さというか、気軽に読めるのがいいですね。
    中禅寺さんにしろ御手洗さんにしろ、自分の知識を滔々と語る男性が好きなんだなあと、しみじみ思いました(笑)
    続きも読みたいな。

    0
    2014年06月24日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 二

    Posted by ブクログ

    陸の孤島の村で行われる12年に一度の祭事――と見ただけで、生贄系のあれか、とげんなりしそうなものだけれど、流石このふたりといった展開、そしてオチ。クビナガさま、良かったね。ずっと生きている「神様」の話は珍しいと思う。

    0
    2014年06月22日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座

    Posted by ブクログ

    妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。季節は春。絶対城が根城にする東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室を訪れる新入生の姿があった。彼女の名前は湯ノ山礼音。原因不明の怪奇現象に悩まされており、資料室の扉を叩いたのだ―。四十四番資料室の怪人が紐解く伝奇ミステリ。

    0
    2014年08月18日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 三

    Posted by ブクログ

    あー、面白かった!

    お釣りがくるくらい楽しい読書時間だったなぁ。
    お約束な展開なのかも知れないけど、それがきちんと定石におさまっていてよい!

    読むのがもったいなくて、時間を区切ってする読書もたまらなくいーんだけど、こんな風に助走をつけて一気に読める読書もまた楽しいのだ!

    0
    2014年02月15日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 二

    Posted by ブクログ

    読みながら思い出したのが諸星大二郎さんの『暗黒神話』だったりする。
    絶対に峰守さん、読んでると思う。いや、読んでいるはず(断言!)

    じゃないとあの描写はないだろうしなぁ、ニヤーリ♪

    この手の小説としてはきちんと資料も当たられるのがわかるし、好感度は高し。
    ただ後書きページが少ないせいなのか、参考文献があげらていないのが惜しい!
    続きも楽しく読ませていただこうと思ったりもする(^^)

    0
    2014年02月14日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座 三

    Posted by ブクログ

    今回は有名どころの妖怪が多かったかな。妖怪の説明とか解釈が相変わらず面白い。今回は事件解決は少なかったけど、ストーリとしては面白かった

    0
    2014年05月30日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座

    Posted by ブクログ

    これはフィクションです。(著者談)
    大事なことですね。書いておかないと、そうなのかーと・・・あぶない、あぶない。
    一度は名前を聞いたことがある妖怪が登場します。
    「文学部4号館4階44番資料室、俺はいつでもそこにいる。」
    その男の名は、「絶対城阿頼耶」。
    ユーレイこと湯ノ山礼音は原因不明の耳鳴りを抱えていた。
    謎のお嬢様風准教授・織口先生にアドバイスを受け資料室を訪れた。
    そこで出会った絶対城先輩は何者なのか?そして礼音の耳鳴りは解決するのか?

    礼音は華やかなでバラ色のキャンパスライフを楽しみたかったはずなのに、それとは540度くらい違うキャンパスライフを送ることになったって、長身色白頓珍漢

    0
    2013年12月13日
  • 絶対城先輩の妖怪学講座

    Posted by ブクログ

    耳鳴りに悩むユーレイちゃんが絶対城先輩に助けて貰う話。正統派妖怪ミステリかと思ったらラストがまさかの展開だった。妖怪雑学が濃くてよかったです。

    0
    2013年11月16日
  • 俺ミーツリトルデビル!3 ひと夏のフェニックス

    Posted by ブクログ

    あっさりと完結編。帯とかに事前情報が無いのは良かった。それなりに伏線とか回収しているし、綺麗に纏まったと思う。主人公が変態的ではあるものの筋は通っているし読みやすいシリーズだったので、ゆるゆる続いて欲しかった様に思うがこれはこれありな終わり方。
    唯一フランケンシュタインの伏線だけは完全に放置になりましたね。全体の構成で見ると余計なエピソードだっただけに、構成見直しに失敗したのかな?

    0
    2012年04月15日
  • 俺ミーツリトルデビル!

    Posted by ブクログ

    主人公の変態度が前作にも増してひどくなってて、むしろ爽快感を覚えるほどだった。
    ヒロインとの関係も、急な展開があるけど、いい感じにくっついてて、読んで出飽きない面白さだった。

    0
    2012年03月20日
  • ほうかご百物語あんこーる

    Posted by ブクログ

    9巻の後の話とかもあって、イタチさんと真一のその後が読めたのはよかった。
    やっぱり、ハッピーエンドはいいなぁ・・・と思える作品です。

    0
    2011年04月17日
  • ほうかご百物語あんこーる

    Posted by ブクログ

    表紙で既に買うしかない感じww
    やはり京極しん氏の絵は可愛い。。。

    短篇集ということで、各ストーリーもいいですが、個人的には次第にエスカレートする真一の愛情表現や、幕間のラブっぷりがツボでした。

    ほうかごシリーズもこれで終わりかぁ、、、続編とかでないかな・・・( ̄  ̄;)

    峰守先生、お疲れ様でした( ^^)/ロ≧☆チン!≦ロ\(^^ )

    0
    2011年01月17日
  • ほうかご百物語7

    Posted by ブクログ

    このシリーズも、もう7巻
    あいかわらず楽しくて面白い!

    今回はイタチさんが妖力を無くして
    普通の女の子になってしまうという展開の中のお話。
    いや、普通の女の子になってもイタチさんの魅力は失われないよね!
    ていうか、かわいすぎます(笑)
    そんなイタチさんを今度は自分が守ろうとする真一
    でも当然そんなに都合よくはいかなくて、
    落ち込んだり悩んだりしながら、
    でも、最後は何とか頑張って、さらに二人で力を合わせるという……
    いや、王道ですね。
    なんというか、やっぱり読んでて楽しくて温かくなる。

    それにしても真一のイタチさん好きに対するストレートな態度は相変わらずで……
    ていうか、今回「ぎゅっ」が、

    0
    2010年12月02日
  • ほうかご百物語9

    Posted by ブクログ

    今回が最終巻ということで、前巻の終わり方から、どう終わらせるのか気になってたけど、これはいいハッピーエンドだったと思う。 前半のくだりはまぁ、アレだったけどw とにかく、落ちが予想できた展開だったけど、面白かったから良しw まぁ、若干無理やりな感じがしなくもなかったけど・・・w

    0
    2011年04月17日
  • ほうかご百物語9

    Posted by ブクログ

    まぁ、予想通りのフィナーレでしたね(笑)
    けどやっぱり面白かった!!完結してしまうのが惜しいくらいの名作でした。

    0
    2010年11月08日
  • 小泉八雲先生の「怪談」蒐集記

    Posted by ブクログ

    小泉八雲の怪談を下敷きにした小説、というところにひかれて読みましたが、八雲先生と周りの人物たち、それに人物らしき者たちが、とても活き活きしていて、楽しかったです。
    怪談の話が元の話からどんなふうに改変されているかも、「怪談」を読んでいながら、存じませんでしたので、そのあたりの簡潔な解説も興味深く読みました。
    なんだか、この小説を読んで小泉八雲への親しみが増したような気がします。

    0
    2025年09月15日