【感想・ネタバレ】六道先生の原稿は順調に遅れていますのレビュー

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Posted by ブクログ

セクハラの作家を殴って戦々恐々の編集者・滝川詠見は、デスクに呼ばれて、異動と思いきや、40年書き続けている謎の作家の担当になるよう言われて驚く。昭和の香りに満ちた一軒家に住む六道琮馬は、実は土地の過去の記憶に絡めとられた人々の思いが形となったモノノケを糧とする妖怪だったのだ。そのモノノケの思いを小説という形にしていたのだが、本人は、自分は空っぽという。そんな六道に働きかける滝川の奮闘が健気な短編集。結構面白かった。

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2022年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなか原稿を上げない妖怪作家と編集の話。
先生の正体を知る所はグッと来た。
何もないと悩みながら続けてた作家業に少しは前向きに取り組めるようになりそうでよかった。

しかし黒坊主には会いたくないなー…。今まで見た中で会いたくない妖怪No.1。
あとセーブポイントって某妖怪ゲームの事なのかどうなのか

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2019年04月16日

Posted by ブクログ

妖怪×編集者のラノベ連作短編集。
文芸編集者の詠美はベテラン作家の六道先生を担当することになり、訪ねて行ったところ彼が妖怪だと知ってしまう。その正体や創作の秘密に疑問を持ちながらも、原稿をもらうために彼と親交を深めていくのだが‥
詠美がかなり冷静に妖怪という現実を受け止めるのがシュールな気はするが、作家や編集者の使命や気概といったものが伝わってくる話で面白かった。”池袋の女”は個人的に気に入っている怪異なので登場して嬉しい。

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2021年02月25日

Posted by ブクログ

諸事情でベテラン作家の担当になった主人公。
しかし出向いていっても、出てくるのは若い男性だけ。

先生は!? と頑張る主人公もすごいですが
『先生』たる彼もすごいです。
そういう方法で話を書いていたのか、と気づきましたが
主人公、結構気が付いてないです。
これはこれで編集者としては素晴らしい。
原稿さえもらえれば~という感じ満々です(笑)

しかしまったく先生の正体がわからないわけですが
最後の最後には、当然のように出てきます。
これがまた、そういうのもいたな、という感じで。
あの存在、それだけのために作られたらしいですが
小説家も人を楽しませるだけに生まれた、な存在ですし
似たようなものじゃないでしょうか?

とりあえず、無駄にプライドが高くて
面倒そうな男は滅べばいいと思います。

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2020年05月18日

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