あらすじ
文芸編集の詠見は、作家で妖怪の六道先生を担当中。久々の新作が文学賞を受賞し、正体を明かせない六道の代理で詠見が授賞式に出ることに。同じ受賞者で気鋭の作家・踊場漂吉は、そんな六道が気になるようで……?
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Posted by ブクログ
妖怪の作家・六道琮馬と編集者・滝川詠見の心の触れ合いが読んでいていいんだよなあ。妖怪がなぜ作家を続けていくのか、編集者はどう担当作家と接していくのか、幾つかの話の中で問われていっていて、なかなか読ませる。最初の話で、詠見と知り合う作家の踊場漂吉(なんか古臭い名前だなあ)がいろいろと関わって来るので、こりゃきっと彼には六道が妖怪であることを明かすんだろうなあと思っていたら、予想通りだったよ。常連メンバーが増えたねえ。水泳選手の興野沙那ちゃんがスポーツ少女ど真ん中で微笑ましい。