佐高信のレビュー一覧
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電力が自由化だった時代が日本にもあった。戦前、民間の電力会社が
熾烈な競争を繰り広げていた。それが国家により統制されていくことに
強行に抵抗し「電力の鬼」と呼ばれた男がいた。松永安左エ門。
偏屈で頑固で、大の役人嫌い。「官吏は人間のクズである」「役人に
電力会社を運営できるわけがない」。もうこれだけでしびれさせて
くれる人である。
本書は戦時の国家統制に電力会社が飲み込まれて行く時代から
戦後に民の手に電力が戻るまでを松永の国家との闘いを中心に
描いている。
「電力で日本を豊かにしたい」。GHQどころか日本中を敵に回してまで、
松永が成し遂げた電力の民営化だったが、いつのまにか電力各社は -
Posted by ブクログ
石原莞爾を当時の軍人には珍しい平和主義者として、また卓越なる戦術眼を持ち未来を予想した人として崇拝する人々に、石原莞爾の現実を突きつけ目を覚まさせようとする本です。
私は石原に関しては良いとも悪いとも、特にまだ考えがありませんでしたが、読み終わってみると、「石原ってどこがいいんだろう」と思わされました。そういう意味では成功しているかと思います。
ただ、きちんと石原の悪い面(外国人を不当にけなす手紙など)を描いているところもあれば、同世代の人と比べて「○○はこのとき既にこういうことを考え、行っていたのに、石原はこんなことをしている」というような形の批判もありました。
このような -
Posted by ブクログ
職業欄に「会社員」と記入していたのは、1992年から2002年までの10年間だった。
それまでは「フリー」というと聞こえは良さそうだが、常に「不安定収入」と格闘しながらの日々を送っていた。
端からフリーランスでやっていこうと思っていたのではなく、大学卒業前に受験した北は北海道から南は九州までの十数社の放送局に、ことごとくそっぽを向かれたからであり、「それならしゃあないなあ」というので、無所属のままで仕事を続けていた。
なので1992年に「会社員」になったときは、かなりとうの立った新入社員ではあったけれども「会社員」という肩書きが妙に嬉しかったことを覚えている。
そんな会社員になったころ、この佐 -