佐高信のレビュー一覧

  • 難局の思想

    Posted by ブクログ

    読み始めは聞きなれないカタカナ語や暗号めいた表現についていけず、
    ご年配の井戸端会議くらいしか思えなかった。

    しかし読み進める中でまったく思いつかなかった考え方が所々にあり、いかに自分が世間の事情に対して表面的にしか見ていなかったのかがわかる。


    ケネディ大統領という理想論者、ゲバラに対する日本の評価の矛盾、司馬遼太郎がなぜ経営者に好まれるのかという背景などなど。


    大衆がこぞって夢中になるものこそ、人は盲目であることが多い。

    そんなことを再確認した一冊である。

    0
    2011年05月26日
  • 戦争と日本人 テロリズムの子どもたちへ

    Posted by ブクログ

    『それでも日本人は「戦争」を選んだ』の加藤先生と佐高信さんとの二人による対談集。章立てテーマを決めておいて、どちらかが聞き手に回って色々と聴く形を取っています。『それでも〜』は中高生(とても頭がいい)相手に加藤先生が自ずと答えを出させるように導いてくれるのでとても判りやすかったのですが、章タイトルの課題となる本を読んでないとしても、関連する文献や登場人物については両者ともにかなり詳しく知っている訳で、ちょっとハードル高かったかな。文章そのものはすらすら読めるのですが、読んだ気になっても中身を理解出来ていない自信があります(笑)

    0
    2011年08月19日
  • 石原莞爾 その虚飾

    Posted by ブクログ

     石原莞爾を当時の軍人には珍しい平和主義者として、また卓越なる戦術眼を持ち未来を予想した人として崇拝する人々に、石原莞爾の現実を突きつけ目を覚まさせようとする本です。

     私は石原に関しては良いとも悪いとも、特にまだ考えがありませんでしたが、読み終わってみると、「石原ってどこがいいんだろう」と思わされました。そういう意味では成功しているかと思います。

     ただ、きちんと石原の悪い面(外国人を不当にけなす手紙など)を描いているところもあれば、同世代の人と比べて「○○はこのとき既にこういうことを考え、行っていたのに、石原はこんなことをしている」というような形の批判もありました。
     このような

    0
    2010年07月09日
  • 平民宰相 原敬伝説

    Posted by ブクログ

    著者が夕刊フジに連載していた「原敬の覚悟」の単行本化。
    残念ながら、著者の小沢一郎や東北に対する思い入れが強すぎる。

    また、本書の半分が原敬でなく星享について書かれているのはいかがなものか。
    著者が気にしている福島瑞穂の原敬批判はNHKの歴史発見シリーズで書かれているという話だがまだ確認はしていない。

    0
    2010年04月23日
  • 「非会社人間」のすすめ

    Posted by ブクログ

    職業欄に「会社員」と記入していたのは、1992年から2002年までの10年間だった。
    それまでは「フリー」というと聞こえは良さそうだが、常に「不安定収入」と格闘しながらの日々を送っていた。
    端からフリーランスでやっていこうと思っていたのではなく、大学卒業前に受験した北は北海道から南は九州までの十数社の放送局に、ことごとくそっぽを向かれたからであり、「それならしゃあないなあ」というので、無所属のままで仕事を続けていた。
    なので1992年に「会社員」になったときは、かなりとうの立った新入社員ではあったけれども「会社員」という肩書きが妙に嬉しかったことを覚えている。
    そんな会社員になったころ、この佐

    0
    2009年10月04日
  • ニセ札はなぜ通用しないのか?

    Posted by ブクログ

    んー・・・
    考えがちょっと過激な部分もあったかなぁ?
    そこの印象がすごくて、他あんまり覚えてない(ぇ

    0
    2009年10月04日
  • 集英社新書創刊20周年記念小冊子(試し読み付)

    購入済み

    荒木飛呂彦先生の他の連中が臭い臭い
    一応は中身を確かめてみたけど、他の人は読まなくていいよ?
    無駄だ

    0
    2024年11月01日