佐高信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もともと気にはなっていたけど、書評でも何度か目にするにつけ、これは読んどかないと、と。上梓後間もなく、鬼籍に入られたということだけど、この対談時点では、自身の寿命もネタにしてしまえるくらいに元気そうなのに、分からないものですね。さておき、いわゆる”冤罪”の犠牲者として生きることを余儀なくされた氏から、直接本書のような発言を得られた意義は大きい。さすが佐高さん、って感じ。にしても改めて、一族を挙げての隠蔽体質にはあらためてうんざり。その影響が色濃く残る今の政界では、ハト派の保守本流としての宏池会と言われても全然ピンとこないし、岸田さんからは、その気概なんて欠片も感じられない訳で。
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Posted by ブクログ
昭和史と並行して進む徳間康快という人の起業家人生といったところだろうか。主眼として描かれているのは昭和の戦後史と、財をなしたあとの徳間氏の力強い活動といった感じかなぁ。徳間康快という人が読売新聞を放逐されたあと、いかにして徳間書店という出版社を立ち上げ、映画なども含めた活発な活動をするに至ったのか、その経過については正直よくわかんなかった。気がついたら、アサヒ芸能を買い取って、とかそんな感じになっていたような。あまり描かれてないところに、清濁ならぬ濁々のよりコアな部分が含まれているということだろうか。いや、まぁ濁の部分もそこそこ書かれていたのだろうけど。
徳間書店を作った徳間康快氏という人が -
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【由来】
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【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
・ここのところ傾倒している佐藤優の対談本。相手は佐高信。
・幾つかの分野に分けて二人が放談しているという構成。各分野毎に必読本リストを挙げているので、参考に転記しておいてもよいかも、という感じ。
・佐藤さんの博覧強記ぶりが印象的ではあるが、それだけ。読みやすいし、読んでて面白い箇所もあるが、「読書術」についての本では絶対にないので騙されないように。帯だけならともかく、タイトルでここまで煽るってのは少しあざとくないか?
・佐藤さんの読書本ということであれば「読書の技法」がベストだと思う。
・以下、印象的だった箇所の抜き書 -
Posted by ブクログ
潜入ルポルタージュの名著だと思っている鎌田慧『自動車絶望
工場』。私は講談社文庫版しか知らなかったのだが、初版は徳間
康快が経営していた出版社(徳間書店ではない)から出ていたんだ。
しかも当初のタイトルは『トヨタ絶望工場』だったらしいが、当然この
タイトルでは出版出来ずに『自動車絶望工場』に変更になったそうだ。
何度も読み返している作品だけれど、出版当初の話は本書で初めて
知った。まぁ、読んでいればトヨタがと分かるんだけどね。
徳間書店の創業者である徳間氏は本当に面白い人なのだ。徳間書店
設立後はグループ会社は10を超えるまでになっていた。
でも、徳間氏が一番やりたか -
Posted by ブクログ
4/10のNHK調査で内閣支持53%。
どんな人にアンケートしているのか?
安倍政権になってそんなに国民の暮らしは良くなっているのか?
前の民主党政権が酷過ぎただけで、景気なんて誰が総理大臣になったってこのくらいにはなったと思う。リーマンショックの復調に東日本大震災需要で加速したんだと思う。
彼が何をした。集団的自衛権の恣意的解釈、安保法制の改悪、共謀罪の制定への動き、格差社会の拡大。そして自由にモノが言えない自民党の構築、首相に忖度する官僚。戦前のファシズムに一直線。
強い日本を取り戻す、なんて耳あたりの良い言葉だけで何にも良くなっていない。
トリクルダウンなんて大企業だけが潤って、一般