佐高信のレビュー一覧

  • 石橋湛山を語る いまよみがえる保守本流の真髄

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    何とかファーストが生まれた発端は、やはり政治。文化や研究さらには経済、そういった部分が痩せ細っていったのは、結局、政治ではなく、政局だけにエネルギーを奪われていたから。
     それは独善的な固執でしかないのでは? そういう「保守」が多すぎる。たぶん左だけでなく、右も見えなくなっている。

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    2025年07月31日
  • 石橋湛山を語る いまよみがえる保守本流の真髄

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    日本の生き残る道が書いてある。教育と科学と歴史認識だ。これは湛山が戦前から言ってきたこと。通用すると思ったし、最後の希望だ。いまの自民党には、利権と米国従属とニセの経済効果などなどひとくくりに腐りきった組織のレッテルを貼っていた。しかし自民党には湛山からの系譜もあった。そのひとりで著者である田中さん、衆院選の社民党応援演説で知った佐高さん、熱い。よみがえらせるのは大変なことだが、なんとか応援したいと思った。

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    2024年11月12日
  • 石橋湛山を語る いまよみがえる保守本流の真髄

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    石橋湛山、自由主義者。保守本流。自民本流とは過去の戦争を反省せず、戦前の日本の侵略、15年戦争を肯定的に見てる人たち。保守本流は戦争は過ちであり、憲法擁護の立場に立ち9条を実践し経済を重視する立場の人たち。

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    2024年11月01日
  • お笑い維新劇場

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    書かれている事が本当ならば、選挙で一票を投じた大阪府民として恥ずかしい。こんな人たちの集まりだったんだと腹立たしくも有り。
    万博・カジノが数名の利権のために、大阪を壊していく未来が見えた。

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    2024年08月24日
  • 安倍政権を笑い倒す

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    (2015/11/15)
    この対談は「安倍政権」に対する批判から企画されたものなのだろうが、
    そんなことは小さい小さい、安倍政権などどうでもいい。
    それ以上に、元「ザ・ニュースペーパー」で、テレビに出られない政治風刺芸人松元ヒロが
    いかに生きてきたか、そのほうがはるかに大きい。読み応えがある。

    私も尊敬する永六輔氏に見いだされたということ。流石永さん。
    新書では天着連の話なんて出てきたけど、今知ってる人は少ないだろうな。
    尺貫法廃止反対とかね。
    私の女将に対する反骨精神?は永さんと大前さんに鍛えられたか知らん。
    永さんのラジオに学んだところは大きい。

    そして談志師匠。彼もヒロ氏を応援した。

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    2024年06月07日
  • 官僚と国家

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    (2021/6/24)
    前にも書いたが、私の抱く官僚像は、古賀さんの書籍を読んで作られたところが大きい。

    今回安倍菅政権で起こる様々な事象を彼が開設することで、なおその意を強くした。



    ちょうど赤木ファイルが出てきた日に読むことになった。



    官僚を

    消防士型 

    中央エリート型

    凡人型

    の3つに分類し、残念ながら消防士型は絶滅危惧種、凡人型、要するにサラリーマン官僚が増えている。

    というかおそらくそれ以外はどんどん辞めちゃうんじゃないかな。

    赤木さんはスケープゴートにされ、自死を選んだ。

    会社にもただ会社に来てるだけ、の人が相当数いるわけだけど、

    官僚の場合は権力を

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    2024年06月07日
  • 西山太吉 最後の告白

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    2023年2月24日、ひとりの元新聞記者がこの世を去った。

    西山太吉は毎日新聞に籍を置き、1971年に沖縄返還時の日米の
    密約を暴露した。

    世紀の大スクープではあったが、情報の入手先が外務省の女性
    事務官だったことから後の裁判で「男女間のスキャンダル」に
    矮小化され、本来であれば全力で彼を守らねばならなかった
    日本のメディアは、守るどころか彼を放逐した。

    「国家の嘘」と闘い続けた西山が、佐高信を相手に沖縄密約を
    はじめ、昭和から今に続く政治と政治家について語った対談集だ。

    毎日新聞の記者時代に大平正芳と深い付き合いのあった西山だけ
    に、宏池会擁護が多い。だが、自民党を語る上で宏池会と清

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    2023年11月03日
  • 西山太吉 最後の告白

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    沖縄返還密約文書をスクープした西山太吉に佐高信が迫る。この事件に限らず、国家はこうして国民を騙してきたのだなと思った。
    西山太吉は上梓後、2月に亡くなったとのこと。正に最後の告白となった。

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    2023年06月02日
  • 西山太吉 最後の告白

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    本書は、沖縄返還で県民、国民を欺き、記者西山太吉の人生を破壊した自民党政府を糾弾する。さらに対米従属の政府のしたことと終わらせず「売国奴」として画策した政治家官僚個人の責任をも白日のもとに晒している。
    森友問題同様に名前も顔もある個人が平然と悪さをしていることを決して忘れない。
    西山さんにエールを送る。

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    2023年01月28日
  • 激突!朝まで生対談

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    正直な人同士がぶつかり合う本です。とてもスリリングでワクワクしました。
    後記にある記述が面白いため紹介します。「佐高さんは、面と向かうと笑顔を絶やさない。大きな声を出さず、激しい言葉も使わない。だが、笑顔の内側で、彼は大いに闘志を燃やしていたはずである。その闘志は充分に感じ取れた。だから私も燃えた。しかし、私はこの対談をきっかけに彼と仲よくなろうとは思わなかった。何の遠慮もなく、存分に言いたいことを言った。それがフェアプレーだと考えたからである。」(251P)
    筆者と素晴らしい本を出版してくれた出版社の方に感謝いたします。ありがとうございました。

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    2023年01月07日
  • 日本再興のカギを握る「ソニーのDNA」

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    「元グーグル日本社長と佐高信…異色の交わりで日本を語る」
    ・ソニーの崩壊、大企業病
    ・グーグルでのいじめ
    現在のネットテクノロジーの先駆けの話が満載

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    2022年02月09日
  • 時代を撃つノンフィクション100

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    以前同様の趣向で上梓されたものを読んで、以降の読書ガイドとして活用させてもらっているクチだし、本書に先だって読んだ、望月さんとの共著新書も相変わらず素晴らしかったしってことで、本作を手に取らない理由はない。作品そのものでなく、その著者の経歴や業績に割かれる行も多く、翻って、作品自体のインパクトがあまり感じられなくなってしまうものもいくつかあったけど、それはまあご愛敬って感じかな。それを差し引いても、本当に熱そうな作品満載で、また読みたい本が増えてしまいました。

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    2021年04月28日
  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか

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    舌鋒鋭く、更にはその思想に信の置ける二人の対談だけに、読み応えは抜群。政治家のせいばかりにできないメディアの凋落ぶりに、改めて落胆。でも、この二人以外にも、もりかけ問題でNHKを飛び出した相澤氏とか、良心たる存在は少なからず存在するはず。それを陰ながらでも応援できる存在で、私はありたい。

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    2021年04月06日
  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか

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    Choose Life Project を知った。それだけでも宝。
    もちろん作者二人とも好きですが。

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    2020年10月03日
  • 戦争と日本人 テロリズムの子どもたちへ

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    率直に言って難しかった。
    歴史は大好きだけど、近現代史は苦手だ。嫌いといってもいい。なぜって怖いから。大正や昭和なんて新しすぎて歴史って感じがしないし、ただただ戦争ってものが怖い。
    だからずーーーーっと避けてきた。火垂るの墓だって怖いから見ない。
    戦争の悲惨さや恐ろしさは、NHKの番組で毎年いやというほどやるし、学校でも習うし、正直辟易さえしていたから子供の頃から若い頃までは避けてきた。

    けれど、ここ数年で日本はどんどん良くない風に変わっていっているように感じる。数に物言わせて必要かどうかもよくわからない法律ができたり、何か起きればマスコミ国民の一斉バッシング。忖度なんて言葉が流行語になっち

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    2018年06月21日
  • だまされることの責任

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    押しも押されもせぬ、名著!
    この本はもう3〜4回読み返しているが、たぶんこれから先も、折あるごとに本書を開くだろう。

    本書は、敗戦後間もない1946年に、映画監督・脚本家の伊丹万作が書いた、戦争責任をめぐるエッセイを巻頭に掲げ、それを軸に佐高氏と魚住氏が対談する、という構成になっている。
    この伊丹のエッセイは、中学か高校の歴史教科書に載せるべきではないかと思うほど(少なくともわが子には、年頃になったら読ませたい)、実に的を射ている。


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    「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという」

    「少なくとも戦争の期間をつうじ

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    2017年10月07日
  • 田原総一朗とメディアの罪

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    タイトルの一部になっている田原総一朗への執拗とも思える批判、
    大手・中小を問わずメディアの犯した罪、政治家・財界人への容赦
    のない毒舌てんこ盛りだ。「辛口・佐高」健在だな。

    田原については30ページ弱ではあるが、1ページに1回は必ず笑える。

    「結局、田原は相手によって主張を変えるカメレオンなのである。
    安倍晋三に会えば、安倍に合わせて口当たりのいいことを言い、
    姜尚中に会えば姜が喜ぶことを言う。最後は安倍と同じ改憲なのだが、
    実体は小心な首振り人形である。」

    また、本書では横浜米軍機墜落事件に何度も触れている。住宅街に
    アメリカ軍のファントム偵察機が墜落した事件があったことは知って
    いた

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    2017年08月16日
  • 電力と国家

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    ネタバレ

    広田弘毅内閣から電力国家管理法案が衆議院に提出され、近衛文麿内閣下に電力国管化。戦争をするために国家管理を強行にした国家総動員法。

    福沢諭吉に教えを学ぶ「松永安佐ェ門」が、国家を電力に介入させずという信念のもとに敗戦後にGHQを利用しながら今の9電力の基盤を作る。

    後半は、原子力にいたる今まで。
    松永亡きあと東京電力の木川田一隆が何故に原子力開発に手を出したのか?あれほどまでに原子力はダメだと豪語していた者が…。
    1954年中曽根内閣 原子力開発推進。
    「原子力開発は国家的機関が中心となり挙国一致体制してやるべし」という官の主張に木川田は反応。
    国の独占が始まると原子力への警戒感は薄れる。

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    2016年03月16日
  • 世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊

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    本当に、よく本を読んでいる。

    政治、宗教その他の幅広さにびっくりしていたら、
    文学の部分では渡辺淳一の初期作品(お勧めは「阿寒に立つ」)を
    何作も挙げていくなど、とても敵わない読書量。

    対談形式で、微妙にお互いが相反する部分もちょくちょくあり
    そこも逆にいいアクセントとになっていた。

    「あかんやつら」で盛り上がっていた中で、この二人が「沖縄やくざ
    戦争」を沖縄を知るいい題材として挙げていたことも驚いた。
    そして、うれしかった。

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    2014年03月06日
  • 原発と日本人 自分を売らない思想

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    女川原発の電源を供給している場所がひとつだけたまたま高いところにあって、残ったために原発がメルトダウンしなかったという話は、この本で初めて知ることができた。マスコミで説明されないことがどんどん出てくる。

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    2013年04月02日