赤坂真理のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どうして人はモテたいのか?モテたい「理由」を通して、男女の感じ方・生き方の違いがわかる本。
よく言われているけど、男はシングルタスク・女はマルチタスクなんだとか。
女性は変化に強い。それはホルモンのバランスで毎月時期によって体調が変化してしまうから。
ただし画一的な労働を求める近代社会においては、不利だし、シェフにもなりづらい(時期によって味覚・嗅覚が変わっちゃうからね;)というのに納得。
男と女に優劣なんてない、ただからだの構造の違いなんだなー、と。
といっても堅苦しくはなくて、JJなど雑誌を通して、スイーツ(笑)の研究もずいぶんされていて非常に面白かった!!!!
「モ -
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男も女も、読むべき。という書評で読んだが、
まさにその通り。男も女も、読むべきだ。
実に鋭い。
その鋭さは、世界を見事に、
特に女と男の世界を包んでいる
虚大な皮をすっぱり斬り捨てて、核をあらわにする。
それだけに、痛みを感じる。
虫歯菌が強固なエナメル質を溶かして、
神経に達したように。
世界は実に、痛い。人間って、痛い。
目から鱗というより、
うすうすわかってた事(けれど誰も言わない事)を
さっぱりと解説してくれている。
ちなみにこの本は、「モテる技術」とか
そういうハウツーセラピー本ではない。
「モテたい」と思う人間の、特に女性の
心理、生理、そして抗えない絶対の不幸を
観察した -
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読み終わって、普通に言う「読書」とはまったく違う体験をしたような感覚に陥っている。予定調和の物語は掻き乱され、混合され、そしてまた再生される。そこにあるのは、それ以前とは何かが変わった物語である。「箱の中の天皇」と「大津波のあと」の2篇が収録されている。政治的な信条や文化的な理屈や理論を超えて問いかけてくる、体感としての天皇と津波がここにある。そこに描かれたものに素直に共感できることも読書の楽しみのひとつだけれど、今まで思いもつかなかった角度での物事の見方が体験できるのもやはり読書の醍醐味のひとつだと気付かされた。「東京プリズン」もそうだったが、自分の中からは決して生まれない視点がここには詰ま
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性的マイノリティに対する理解を深めようという話をするとき、大抵の入門書などでは「性の4要素」が重要なキーワードとして語られる。「分かることは分けること」という言葉がある通り、その4要素(「身体の性」「心の性」「性的指向」「表現する性」)の中で男性もしくは女性にあたる部分はどれなのか、はっきりとさせることが理解に繋がることだと、本やテレビなどでも伝えられている。
この本を読んでいるとその四要素に当てはめて考えることがふさわしくなく、セクシュアリティがめちゃくちゃになる人がいる(メチャクチャは酷い表現かもしれないが、当事者自身が「自認するセクシュアリティは〇〇なのだ」と断言できない状態になるという -
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戦争は永久に之を放棄
すると、
いまや日本人自ら決意
したかの如く喧伝され
ますが、
戦後、アメリカにそう
言わされたのであって、
私たちの当事者意識は
あるようでありません。
反戦の精神を私たちが
誇る至上の美質と語る
ことは、
与えられた美辞麗句に
便乗してるだけの欺瞞
とも感じてしまいます。
「一億総火の玉だ」と
猛り狂う気質は変わる
ものなのか。
アメリカの庇護が消え
隣国の脅威に晒される
いま、
当事者意識のもと憲法
を見直してくなかで、
それでも戦争は永久に
放棄すると言えるのか。
そのメッキが剥がれる
ときは近いのでは?と
思うのです。 -
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いやぁ、難しい本だった。
なもんだから、すごく時間がかかってしまった。
いわゆる文藝作品であり、物語小説ではないので書いてある事がちんぷんかんぷんなのだ。
内容はアメリカに留学した16歳の少女が、授業の一環で「天皇の戦争責任」を題材にしたディベートに参加するするという内容。
そもそも日本の社会科教育では、昭和史はほとんど勉強していない。
私自信もそうだし、今でもそうでしょ。
そんな少女がアメリカに留学してきた訳だから、日本人はそこんとこどう考えてるんだ?と興味が沸くのも解る。
しかし、日本人は知らないんだなぁ。。。。
で、必死に勉強する訳ですが、まあ解らない。
日本人の誰もがわからない事な -
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愛に関する本は数多出ているが、性に対してフォーカスした本は少ない。ましてや公然と人に聞けない。老若男女、関わることだが、それぞれ異なる秘事。それを文字にしてくれた。ありがたい。
男に欲されて初めて分かる。初めて個の形がくっきりする。受け身で発動する欲望の持ち主。Mama ooo.I don’t want to die. I sometimes wish I’d never been born at all.「Bohemian Rhapsody」時々思う、人間と思いでなければ味わわずに済んだ苦しみについて。愛について憎しみについて、不安について違和について、別にについて夢について、叶えられなか -
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この本を読むきっかけは、たぶん日刊紙での赤坂真理氏の対談を見たことによる。
サルトル『水入らず』、坂口安吾『私は海を抱きしめてゐたい』。存在と思考と身体性。ボーボアール『第二の性』。女であること。古くて陳腐なテーマだが、こんな本が生まれるのも、今の生きにくさの証かもしれない。
「愛し方」も「セックスの仕方(作法)」は誰も教えてくれないと赤坂氏。その通りかもかもしれないけど、幾度も失敗を繰り返し、へこみながらも、あるいは本を読み、悪友のささやきや人様のふりを見て、自分なりを見つけるものだと思うのだが、どうもそうでもないようだ。(若いころの不甲斐なさを思い出す)
「すべての人は、ずれている。」(本 -
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ネタバレ赤坂真理の自伝的な小説?
初めは、様々な時空をいったりきたりしながら「我が家の秘密」にたどり着くお話なのだろう、と思っていたら、「天皇の戦争責任」というテーマに真正面からポジションをとった話だった。
めくるめく表現のメリーゴーランド。抽象的文章やありきたりの日常の後に、具体的・非日常的文章に浸るのは心地よい。と同時に、最後の章までは、辻褄がどうあってくるのがわからず、若干つらい思いもする。
東京裁判、平成最後、天皇、日本の戦後、1964年東京都生まれ、高円寺、落合、ハンティング、ビートル、ハロウィン、インディアン、ヘラジカ、大君、ベトナムといったあたりがキーワード。
最後の章になって、