赤坂真理のレビュー一覧
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読み終えて、タイトルは何だったかなーと思った。『愛と暴力の戦後とその後』だった。
『東京プリズン』の方がテーマに迫れていたように思うのは、私だけか。
日本人は根深い恨みを持たない民族だ、と評していたのは誰だったか。
天皇が現人神ではないことに、我々は気付かなかったわけではない。それが西洋の宗教観とは違う所である。
では、現在の我々は戦争に対して、誰かに、何かに恨み辛みを抱いているだろうか。
忘れてはいけない事柄は、「受けた傷」であり、「傷を与えた存在」ではないことが殆どである。
しかしだからと言って、敗戦に対する衝撃を忘れようとしている、と言い切れるのだろうか。
言い切るためには、 -
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解説の寺島しのぶが「20代最後の宝物」なんて書いているものだから、読んでみた。
『東京プリズン』とは重みの違う彷徨。
でも、その人にとっての彷徨の重さなんて、関係がないのだと思う。
何かがあるような気がして、何かから目を閉じたくて、でも本当の終わりにはしたくなくて、結局は何かを求める。
食べては吐いて、ぐっすり眠る。
満たしては失って、明日を迎える。
コンビニでふと触れた見知らぬ男を追いかけて、彼女はトラックに乗り込み、彷徨する。
この男が、格好いい。
随分な過去を持っているけど、優しい。
触れること、求めること、拒むこと、どんなことにも応じてくれる。そんな人がすぐ目の前にいたら、やっ -
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レビューを書けずに一年が過ぎた。
重い。東京裁判のこと。天皇の戦争責任をアメリカへ留学した女の子の目を通して語る。こうして文章になると白か黒か、著者の考え方が反映されるものと思うがそれがどっちなのかよくわからない。読みながら自分はどっちかと考えながら読むので頭が痛くなって読めなくなることが多々あった。どっちなの?と考えなくてもいいとは思うのだけどやはりどっちなのかと考えている自分。結局、わからない。頭の隅に触れてはいけない?タブー視する気持ちもある。古い人間なのでしょう。
取り上げることが難しいテーマであるのにさらに時空を飛ぶような書き方なだけにさらに難解だった。 -
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戦争「責任」
東京裁判、巣鴨プリズン。枯れ葉剤、ベトナム戦争。憲法、天皇、戦争。
天皇に戦争責任はあるか?
タブー扱いになっているようなこの題材。
だからこそ、人は見たいものだけを見る。
憲法は押しつけで、残虐行為はなかった、とか。
天皇は「平和に関する罪」の筆頭で、皇室制度はなくすべき、とか。
現代を教えるにはあまりにも近すぎて主観のみで成り立ってしまうような歴史。
それを高校生が正面から挑む。
視点があちこちに移動するので初めのうちは面白みに欠ける。
ヘラジカ(の霊)とか、リトルピープルとか、不思議な存在に振り回されて読み手は自分の立場を失っていく。
しかし、後半、ディベート(という名 -
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『「戦争と戦後」のことを書きたい・・』という帯に書かれた作者の言葉に魅かれて、読んでみました。
1980年アメリカでホームスティしながら暮らす16歳のマリと、2010年の東京にいる現在のマリ。話の展開は二つの時代を行き来し、空想や幻想の世界とも思える内容で、前半はなかなか話の中へ入っていけませんでしたが、後半になってやっと、そのテーマが理解できました。
1981年4月マリのハイスクールで進級をかけた最終弁論が行われました。
論題は『日本の天皇には第二次世界大戦の戦争責任がある』。
マリの役目は、それを肯定する立場を論証することでした。16歳の女子高生が、戦後の東京裁判を始めます・・・。
実 -
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[ 内容 ]
もう疲れたよ…でも、止まれない。
女たちを包囲する“モテ”の真実。
[ 目次 ]
第1章 女の目から見た世界
第2章 獰猛な恋愛資本主義
第3章 蔓延するライフスタイル語り
第4章 女子が生きるファンタジー
第5章 ライフスタイルの先祖たち
第6章 男たちの受難
第7章 女という水物相場
終章 戦争とアメリカと私
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間 -
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女が最も達成感を感じるとき
女の歓び……。グループの中で自分がいちばん多くの異性の目を集めながら、最高の(自分の意中の)一人から(ステディあるいは結婚の)プロポーズをもらえること。自分は餌をまき(体のラインを強調してみせたり胸の谷間をほのめかしたりする、など)、獲物を待つ。そして目当ての獲物がかかったとき。そして言わせたいひと言を、「相手の意思で」言わせたときの歓び……。これが女性が最も達成感を感じるゲームのヒストリー、女の全能感のシナリオである。ああ、受け身の攻撃性。
だそうです。本文より抜粋しました。
本の内容は上で挙げたように、女の昔から今についての変遷、男の保守(しかし時代が変わ