司馬遷のレビュー一覧

  • 史記(1)覇者の条件

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    全巻完読していないので、ここに載せないつもりでいたが、TV-JAPANの探検ロマン歴史遺産で、始皇帝陵と兵馬俑坑を見てしまった後なので、とうとう登場してしまった。やっぱりホリエモンのように独房にでもいないとなかなか全巻読破は難しいとおもう。中国の古典にはいろいろな発見がありおもしろい。たとえば、徳川家康の参勤交代なぞは、数千年前に中国に前例があったり、日本の各省庁のネーミングなどもそうです。

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    2009年10月04日
  • 現代語訳 史記

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    面白く読みやすかった。キャリアをテーマに選出された人物の出世のいとぐち等の視点が興味深かった。
    史記で本紀、世家、列伝は価値の序列を示したもの。同じ事件があちこちに散らばって、さまざまな方向から読めるのが意外性があって面白い。始皇帝の出生の秘密、戦国時代七つの国の統一に蘇秦や張儀など遊説家の働きの内容が新しい発見でした。史記の構成を知ると読んだのは、ほんの一部、更に歴史に名を残した人物の魅力を読んでいきたい。

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    2025年09月08日
  • 現代語訳 史記

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    立身出世という言葉は、今の時代にはあまりフィットしなくなっているかもしれない。

    少なくとも日本では、貧富の差は少なくなって、貧しい中から努力や運に恵まれて見出されて政治の中心に…といったことは聞かなくなっている。

    ただ、そんな志は今の世でもとても大切だと思う。

    「自分が世界を変えてやる」

    そう思って日々を過ごすこと。

    そういう人がいれば、周りを動かし、世の中は変わっていく。

    『史記』に出てくる人物たちは、皆それぞれに方向性は違えど覚悟が決まっている。

    簡単に自分の命を投げ打って、自分の信じる人やことに力を尽くす。

    今は命を投げ打つことはないが、自分の信じる道をひたすら全力で進む

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    2025年06月28日
  • 史記1 本紀

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    人文社会の先例集として



    ●秦 商鞅変法

    民は与(とも)に始めを慮るべからず、而も与に成るを楽しむべし

    いったい自民というものは無知であるから、初めに事を相談することはできないが、できあがると、それがうまくいくことを喜ぶものでありますから、何の心配もありません

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    2022年10月31日
  • 史記列伝 五

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    本巻には「儒林列伝 第六十一」から「貨殖列伝 第六十九」までと「太史公自序 第七十」の現代語訳と司馬遷年譜、訳者の一人である小川環樹氏の解説、さらに索引を収録。ただし、訳者の事情で「亀策列伝 第六十八」は省略されている。

    「酷吏列伝 第六十二」の狄山のエピソードは、専制君主というものの恐ろしさが伝わる一例で、大変印象に残った。

    本巻収録の列伝は司馬遷と同時代、つまり漢の武帝の治世下における事柄が多い。これにより前漢の全盛期といわれるこの時代の内実を知ることができる。
    私としては武帝(正確には孝武皇帝)の評価はあまり高くない。

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    2021年10月15日
  • 史記列伝 四

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    12年前に購入した際、一度読んだきりだったのでこの度再読してみた。

    本巻には「李将軍列伝 第四十九」から「汲・鄭列伝 第六十」までの現代語訳と「地図 前漢武帝期要図」が収録されている。
    「李将軍列伝」では、一個の人間では抗いきれずどうすることもできない、人の運命の厳しさというものを感じた。この伝を読んで中島敦の『李陵』を再読したくなったのは私だけだろうか?

    「匈奴列伝 第五十」「南越列伝 第五十三」「東越列伝 第五十四」「朝鮮列伝 第五十五」「西南夷列伝 第五十六」、これらは「漢」をとりまく異民族を取り上げたものだが、他民族を描写するうえで肝心の顔立ちを初めとした人種についてや、衣食住とい

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    2021年09月09日
  • 現代語訳 史記

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    若い頃に史記関連書は読んだが、細かい点は忘れてしまっていた。当時は横山光輝のマンガをきっかけにしたが、今回はキングタム。ある程度歳をとって読んだ方が、照らし合わせられる経験が多く読み甲斐があると思う。

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    2021年06月27日
  • 史記列伝 三

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    12年ほど前の購入時に一度読んだきりだったため、この度再読してみた。

    本巻には「淮陰侯列伝 第三十二」から「韓長孺列伝 第四十八」の現代語訳を収録。ただし、「扁鵲倉公列伝 第四十五」は省略されている。これは第一巻収録された訳者のひとり小川環樹氏による「はじめに」によると、医学の記述を正確に訳しうる自信が無いためとのこと。

    どの人物も生き生きと描写されていることから、『史記』は歴史書であると同時に文学作品であると思う。面白かった。

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    2021年06月16日
  • 現代語訳 史記

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    有名なエピソードを中心にした抄訳。

    秦王政のインキュベーター呂不韋、縦横家として名前は知っているけど詳しくは知らなかった蘇秦と張儀、名参謀の張良と韓信など、今までより詳しく知ることができた。

    ただ、やはり周辺の人物がなかなか頭に入ってこない。
    少し集中力が切れた状態で読むと、すごに、あれ?この人どういう人だっけ、となる。
    あと何回か読み返すことにしよう。

    自力で全文を読む(もちろん訳本で!)日は、まだ来そうにない。

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    2020年06月14日
  • 史記(5)権力の構造

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    漢が安定してからの政治闘争を描く。どこかの上場企業の内情と同様、醜悪があるものの、骨のある人物も多く、彼らの思考を垣間見るだけでなかなか意味深い。しかし、いつの時代にも糞みたいなやつは生きているのね。

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    2018年10月23日
  • 史記(7)思想の命運

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    列伝のなかで紹介されている思想家にスポットを当てる。司馬遷が友人に当てた手紙は彼の怒り、悲しさを強く感じ、涙なくしては読めない(司馬遷は、匈奴討伐の失敗の責任を取らされた将軍を擁護したため、求刑に処せられた)。

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    2018年10月23日
  • 史記(6)歴史の底流

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    史記は、本紀と列伝からなる。このため紀伝体とよばれる。この本は列伝の中で紹介されている人物にスポットを当てている。かなり濃いキャラクタぞろいで面白い。

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    2018年10月23日
  • 史記(4)逆転の力学

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    時代は、秦が滅んで群雄割拠へ逆戻り。この混沌の中、覇を競い合う項羽と劉邦と、彼らと関わりあう多く英傑たちが織り成す人間模様を描く。漢が中国を統一した後の、功臣たちの粛清は悲しいものがありますが、それ以外は非常に面白い。さすが司馬遷と思わせる一作。

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    2018年10月23日
  • 史記(3)独裁の虚実

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    秦の始皇帝を中心に、「六国から秦へ」、「秦の安定期」、「秦から、内乱状態へ」、「内乱状態から、漢の入り口へ」を描く。さすがに史記だけ、掘り下げ方が半端ではない。

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    2018年10月23日
  • 史記(1)覇者の条件

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    覇者が、覇者になる過程とそれによる国の隆盛、その位置から転げ落ち、衰退していく様は、現代における企業のそれとまったく同型。人の営みにほとんど進化が無いことがわかる。しかし2000年以上変わらないとは...

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    2018年10月23日
  • 史記(2)乱世の群像

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    以前から史記を読んだみたいと思っていたので、とりあえず読んでみた。呉越の戦いが心に残った(臥薪嘗胆という言葉の発生元)。

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    2018年10月23日
  • 史記(8)『史記』小事典

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    第八巻は「史記 小辞典」と題されており、「本紀」は1〜12までに「三皇本紀」を入れたもの、「表」が1〜10、「書」が1〜8、「世家」が1〜30、「列伝」は1〜70がそれぞれダイジェストで解説されている。
    更に「史記名言辞典」、「人物小辞典」や、主な時代ごとの略地図、世家を読み解きやすくする家系図などが載せられている。
    「史記」の概略を掴むんだり、「全部読むのは大変だから大枠だけ知りたい」という、要望にも有益だ。

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    2016年04月11日
  • 史記(6)歴史の底流

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    この巻では特に「貨殖列伝」に興味がわいた。経済、経済人のことを扱った列伝である。
    ただ単に「富」について書いているわけではなく、庶民や官僚の徳を高めたり、争いをなくしたり、人びとが楽しい生活を送るには、経済の正しい活性化が必要だと説いている。
    「史記」という歴史書が、このようなことまで記しているとは知らなかった。
    正しい経済の活性化が世の中に必要不可欠であることがよく理解できる。

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    2016年03月05日
  • 現代語訳 史記

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    中島敦の『李陵(・司馬遷)』で主要人物として登場する司馬遷。その時の印象と、「史記といえば司馬遷」程度の知識しかないまま手に取った本書ですが、大正解でした。

    何故歴史に名を残し、今なお語りつがれるのか。背景にある“キャリア(権力)”に焦点を当て、易しい訳と解説をもって人と時代の栄枯盛衰を紐解いていきます。登場人物たちがとても人間らしく、生き生きと描かれているのが印象的でした。
    原文はあまりにも長編&私にとっては難解なので、主要な部分を抜粋しているのが有難い。入門書として概要を知るのに最適な一冊。

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    2015年11月18日
  • 史記列伝 一 全五冊

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    漢文は書いてあることが面白くて好きでしたが、改めて読んでみることにしました。
    全体的に感じたのは、当時の中国はこんなに戦争してたのか、騙し合いばかりだなと言うこと。それは今の世界も変わらないのかもしれませんが。
    印象的だったのは、君主に進言するときに大事なのは、相手の心を見抜き、竜の喉元の逆さ鱗(逆鱗)に触れないように意見を述べることだという韓非子の言葉と、「心に合わぬ言葉を聴くのが聡、おのれの内を視つめるのが明、自らに勝つのが強」、「千枚の羊の皮は狐の脇腹一つの値打ちもない、千人の諾々(イエスマン)は一士の諤々(率直な意見)にかなわない」という趙良の言葉。

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    2015年02月02日