福島吉彦の作品一覧
「福島吉彦」の「史記列伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「福島吉彦」の「史記列伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
12年前に購入した際、一度読んだきりだったのでこの度再読してみた。
本巻には「李将軍列伝 第四十九」から「汲・鄭列伝 第六十」までの現代語訳と「地図 前漢武帝期要図」が収録されている。
「李将軍列伝」では、一個の人間では抗いきれずどうすることもできない、人の運命の厳しさというものを感じた。この伝を読んで中島敦の『李陵』を再読したくなったのは私だけだろうか?
「匈奴列伝 第五十」「南越列伝 第五十三」「東越列伝 第五十四」「朝鮮列伝 第五十五」「西南夷列伝 第五十六」、これらは「漢」をとりまく異民族を取り上げたものだが、他民族を描写するうえで肝心の顔立ちを初めとした人種についてや、衣食住とい
Posted by ブクログ
漢文は書いてあることが面白くて好きでしたが、改めて読んでみることにしました。
全体的に感じたのは、当時の中国はこんなに戦争してたのか、騙し合いばかりだなと言うこと。それは今の世界も変わらないのかもしれませんが。
印象的だったのは、君主に進言するときに大事なのは、相手の心を見抜き、竜の喉元の逆さ鱗(逆鱗)に触れないように意見を述べることだという韓非子の言葉と、「心に合わぬ言葉を聴くのが聡、おのれの内を視つめるのが明、自らに勝つのが強」、「千枚の羊の皮は狐の脇腹一つの値打ちもない、千人の諾々(イエスマン)は一士の諤々(率直な意見)にかなわない」という趙良の言葉。