福島吉彦の作品一覧

「福島吉彦」の「史記列伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 史記列伝 一 全五冊
    3.8
    1~5巻858~1,001円 (税込)
    中国最初の史書「史記」の最後に置かれた70の列伝.宰相,武将,循吏,酷吏,刺客,侠客,素封家等,司馬遷は貴賤を問わず〈正義を保持し,ひとに屈せず,機を失わずして世にあらわれた人々〉をとりあげ,それぞれにしたたかなこれらの人間の生きざまを,躍動する筆致で描き,「史記」の全体像を構成した.

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ユーザーレビュー

  • 史記列伝 一 全五冊

    Posted by ブクログ

    漫画の キングダム にはまり、キングダムの基となった中国春秋時代とはどんなものか気になったからこの本を読んだ。キングダムではおなじみの人物たちが続々と登場し、楽しみながら読み進めることが出来た。 やはり漫画よりも難しい内容となってくるが、内容は深く、この本を読み進めることで中華の元となった出来事がよく理解できる。1度読んでみて難しいと思った人は、漫画の キングダム を読む んでみてもいいだろう。しかし、少しでも内容を深く理解したいと思う人は史記列伝を飲むべきだと思う。

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    2019年07月23日
  • 史記列伝 五

    Posted by ブクログ

    本巻には「儒林列伝 第六十一」から「貨殖列伝 第六十九」までと「太史公自序 第七十」の現代語訳と司馬遷年譜、訳者の一人である小川環樹氏の解説、さらに索引を収録。ただし、訳者の事情で「亀策列伝 第六十八」は省略されている。

    「酷吏列伝 第六十二」の狄山のエピソードは、専制君主というものの恐ろしさが伝わる一例で、大変印象に残った。

    本巻収録の列伝は司馬遷と同時代、つまり漢の武帝の治世下における事柄が多い。これにより前漢の全盛期といわれるこの時代の内実を知ることができる。
    私としては武帝(正確には孝武皇帝)の評価はあまり高くない。

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    2021年10月15日
  • 史記列伝 四

    Posted by ブクログ

    12年前に購入した際、一度読んだきりだったのでこの度再読してみた。

    本巻には「李将軍列伝 第四十九」から「汲・鄭列伝 第六十」までの現代語訳と「地図 前漢武帝期要図」が収録されている。
    「李将軍列伝」では、一個の人間では抗いきれずどうすることもできない、人の運命の厳しさというものを感じた。この伝を読んで中島敦の『李陵』を再読したくなったのは私だけだろうか?

    「匈奴列伝 第五十」「南越列伝 第五十三」「東越列伝 第五十四」「朝鮮列伝 第五十五」「西南夷列伝 第五十六」、これらは「漢」をとりまく異民族を取り上げたものだが、他民族を描写するうえで肝心の顔立ちを初めとした人種についてや、衣食住とい

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    2021年09月09日
  • 史記列伝 三

    Posted by ブクログ

    12年ほど前の購入時に一度読んだきりだったため、この度再読してみた。

    本巻には「淮陰侯列伝 第三十二」から「韓長孺列伝 第四十八」の現代語訳を収録。ただし、「扁鵲倉公列伝 第四十五」は省略されている。これは第一巻収録された訳者のひとり小川環樹氏による「はじめに」によると、医学の記述を正確に訳しうる自信が無いためとのこと。

    どの人物も生き生きと描写されていることから、『史記』は歴史書であると同時に文学作品であると思う。面白かった。

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    2021年06月16日
  • 史記列伝 一 全五冊

    Posted by ブクログ

    漢文は書いてあることが面白くて好きでしたが、改めて読んでみることにしました。
    全体的に感じたのは、当時の中国はこんなに戦争してたのか、騙し合いばかりだなと言うこと。それは今の世界も変わらないのかもしれませんが。
    印象的だったのは、君主に進言するときに大事なのは、相手の心を見抜き、竜の喉元の逆さ鱗(逆鱗)に触れないように意見を述べることだという韓非子の言葉と、「心に合わぬ言葉を聴くのが聡、おのれの内を視つめるのが明、自らに勝つのが強」、「千枚の羊の皮は狐の脇腹一つの値打ちもない、千人の諾々(イエスマン)は一士の諤々(率直な意見)にかなわない」という趙良の言葉。

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    2015年02月02日

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