【感想・ネタバレ】史記列伝 三のレビュー

あらすじ

中国最初の史書「史記」の最後に置かれた70の列伝.宰相,武将,循吏,酷吏,刺客,侠客,素封家等,司馬遷は貴賤を問わず〈正義を保持し,ひとに屈せず,機を失わずして世にあらわれた人々〉をとりあげ,それぞれにしたたかなこれらの人間の生きざまを,躍動する筆致で描き,「史記」の全体像を構成した.

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Posted by ブクログ

12年ほど前の購入時に一度読んだきりだったため、この度再読してみた。

本巻には「淮陰侯列伝 第三十二」から「韓長孺列伝 第四十八」の現代語訳を収録。ただし、「扁鵲倉公列伝 第四十五」は省略されている。これは第一巻収録された訳者のひとり小川環樹氏による「はじめに」によると、医学の記述を正確に訳しうる自信が無いためとのこと。

どの人物も生き生きと描写されていることから、『史記』は歴史書であると同時に文学作品であると思う。面白かった。

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2021年06月16日

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