吉本隆明のレビュー一覧

  • 超恋愛論

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    悩める子羊wなので、購入><

    三角関係とかの変化球や、文学とからめるぐらいまではありがちだけど、
    法律や宗教にまで発展させて論を広げるって、
    知識や考えが広いし、深いなぁ。

    著者の他の作品も読んでみたけど、
    こうした自分なりの思考を深めてる人って、
    人間の厚みきっとすごくあるよな~

    ちょいと恋愛に...って自分みたいな人はもちろん、
    哲学とか、そうした思想などに興味がある人にもお勧め!

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    2013年04月24日
  • 「ならずもの国家」異論

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    大学生の頃、めずらしく女の子に誘われて一緒にお茶を飲んだことがあった。浪人中に伸ばした髪が、何となく他の良家の子女たちとちがって見えたのか、同じゼミでもなければ、あまり話しかけられることはなかったのに、どうして俺が、と思いながら、学校の前にある喫茶店について行くと、突然「○○君は吉本についてどう思う?」と訊かれた。政治に関心のある学生なら誰でも吉本くらいは読んでいた時代だ。長髪が運動家に見えたのだろうか。

    当時は吉本よりも、彼の論争相手である、埴谷雄高や花田清輝の観念やレトリックの世界の方に引かれていて、吉本のいい読者ではなかった気がする。今となっては、論争相手は鬼籍に入り、独り吉本だけが、

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    2013年03月10日
  • 真贋

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    何事にも、良いところと悪いところがある。小説には小説の、職業には職業の毒があり、薬がある。
    一つの物事を両極から眺める、著者の絶妙なバランス感覚に脱帽しました。
    この本を読んで、どんなものにも応用の効く、新しい視点を手に入れましょう。

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    2013年02月03日
  • ひきこもれ~ひとりの時間をもつということ

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    「ひきこもり」という言葉にはネガティブなイメージが先行し、駄目なもののレッテルが貼られているけど、そんなことはないんだよと手を差し伸べてくれる作品でもあります。ひきこもる人は自分の内面と向き合うことが多く、思考が熟成し、それが価値になり、人間としの深みをえることもあるので、そんなに悪いことでもない。音楽や絵画、文学やるような人にはある種必要な素養でもありますしね。「学校に流れている偽の厳粛さ」という表現は言い得て妙だな。

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    2013年01月06日
  • 真贋

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    ネタバレ

    抜き書き。

    いじめるほうもいじめられるほうも問題児。

    誰もが生死をかけて自分の人生を生きている。当たり前なようで誰も当たり前に思っていないのかもしれない。

    いつも明るいところばかり見ていたら、暗いところにあるものが見えなくなってしまう。そもそも、暗いところにこそ真実が隠されているのではないでしょうか。

    「ひょっとしたら全滅だ」というところに競い合っていこうとしているのを、日本が真似することはないし、また、そんなものをいいと言う必要はない。核兵器を持つことについては、どちらの国が悪い、どちらの陣営がいいではなくて、全部悪いんだというのが正しいと思います。

    自分自身の問題として、時にはど

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    2012年12月19日
  • 13歳は二度あるか~「現在を生きる自分」を考える

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    読みやすくて、おもしろい。
    思想界の巨人と言われている吉本さん、彼が生きた時代のほんの一部しか生きていない自分。
    だからこそ、というのもおかしいと思うけど、重みのある文章。あくまで読みやすいけど。
    なんやろう。届く言葉、というか、考えに考え抜かれた言葉が集められている気がしました。こうでもない、ああでもないと、何度も往復したような。
    「個人としての個人」「社会的な個人」「家族の一員としての個人」という三つの次元、あとは犯罪に関しての考え方、三人で起こることは一億人でも起こる、らへんの話が印象的でした。さぼってるひとの分の仕事まで自分がやる。かっこいい。

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    2012年10月30日
  • 真贋

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    軽い会話的文章ですいすいと読んでしまい、肝心な思考がはじまらないうちに読み終わってしまった。2回目読みマストです。戦争感など意外と思える思想の持ち主だったことが驚きだった。特に何か指針が欲しい、と思っているわけではなかったが、実は求めているのかも、と読みながらふと感じてしまった。不思議な読後の心境。

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    2012年10月18日
  • 真贋

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    吉本隆明の本は難しいのだが、これは語り口調で読み易くわかり易い。そうかなぁ?と思う点もあるが、流石に吉本隆明だと感心させられる事が多かった。色んな点で人生の指針になる本だと思う。もっと若い頃に出会いたかった。

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    2012年10月17日
  • 家族のゆくえ

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    もしも将来、自分が子どもを授かることがあったのなら、本当に、心から愛して育てたいと思った。そのくらい、母になるという責任はとても重く、お腹に宿した命に対して、まっすぐによりそってあげなくてはならない義務があると思った。

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    2012年10月14日
  • 13歳は二度あるか~「現在を生きる自分」を考える

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    13歳は2度あるか 吉本隆明
    を、読んだ。

    京都の恵文社で買った文庫本。
    どの棚にあったかは忘れたけど、そのタイトルと目次に惹かれて買った。

    13歳の少年少女のために書いたとするが、
    実際には誰が読んでもためになるし、誰でも読める本だと思う。
    文章も読みやすく、難解な単語や言い回しもなく、しかし、内容は充実している。

    13歳のころ、この本を読んでいたら、少しは違ったのか?
    と思い起こすより、これからの人生の中で、この本を活かすことこそが
    13歳は2度もないことを踏まえ、生きるということだと思う。

    良書!
    さくっと読みたい時、ちょっと人生で立ち止まった時にはぜひ!

    *どうでもいいけど、

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    2012年09月30日
  • 定本 言語にとって美とはなにかII

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    後半部分は、「共同幻想論」につながっていくようなモチーフがみられる。

    おそらく、
    個人には、架空の言語空間への接続があると考えられているが、
    それは具体的な形象を持った空間ではない。
    そこから個々の内観を通して、共通性への架橋がなされるのである。

    その個々が持っている空間を、「共同幻想論」では
    対幻想や共同幻想などと言い表しているのだろう。

    本作でそれは、
    言語と像を、自己表出と指示表出から描こうとした
    ところに顕現している。

    それにしても、いくつか登場する図解がわかりにくかったりする。

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    2012年09月14日
  • 高村光太郎

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    吉本隆明の、初期作品。
    これは、彼が自身が体験した〈戦争〉という出来事に向き合おうとしたもの。

    その出来事の代理が高村光太郎であった。
    最後、高村の最後の作品「生命の大河」が引用されているのは、
    偶然だろうけど、示唆的。

    ――原子力の解放は
    やがて人類の一切を変え
    想像しがたい生活図の世紀が来る――

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    2012年08月11日
  • 読書の方法~なにを、どう読むか~

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    一部、難解で飛ばしてしまった。

    知の巨人もいいところで、その思想は太洋のように広く、しかも海溝のように深い。ここまでくると、呆然とするしかない。

    そんな人が何故「ストップ!ひばりくん」なのだろう? なんて、へんなところで引っかかった。

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    2012年07月28日
  • 「すべてを引き受ける」という思想

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     率直で、素直な感想になるが、やはり吉本隆明というのは巨人だったのだなと考えていることや、言葉のチョイスからびしびし伝わってきた。氏の『共同幻想論』を貪るように読んで感動を覚えた人も決して少なくないはずである。残念ながら、亡くなられてしまったが彼の思想自体は僕たち若い世代に受け継がれ生き続けるだろう。思想と年齢というものには、関係があるから、いまの自分には理解できないところがあったが、逆いえば年齢を重ね、経験を積めば少しでも近づけるのではという確かな予感とともに、年をとるのが楽しみになった。

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    2012年07月17日
  • ひきこもれ~ひとりの時間をもつということ

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    偶然にも、いじめ問題などにも言及している本だった。引きこもりは気質であることもある、それを認めるべきだというのは大賛成。不登校、引きこもり、子供の自殺についてのお考えも、全て賛同するわけではないけれどとても参考になった。
    装丁は、字が大きめ&行間広めで、さくっと読めます。

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    2012年07月12日
  • マチウ書試論 転向論

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    とりあえず「転向論」は読み終わった。
    日本という環境が生み出した「田舎インテリ」が忘れかけ、いやほとんど忘れてしまったと言ってよい日本の封建的な制度という優性遺伝子の存在に足元をすくわれるという話。日本という国は日本人にとって離れようと思っても離れられない。そんな国で我々は生きていくのだ。ということを忘れてはならないと考えた一冊。

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    2012年06月04日
  • 15歳の寺子屋 ひとり

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    吉本さんの本をちゃんと読んだのはこれが初めて。
    今までどうしてこの人はこんなにも崇められているのかなと思っていたけど、わかった気がした。

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    2012年05月09日
  • ひきこもれ~ひとりの時間をもつということ

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    人は皆一人でいるのは寂しいものだと思う。

    その前提から出発して、そうは言っても一人でしかいられないのは仕方ない、一人でいるのも悪くないよ、と説くのは説得力がある。

    一人は寂しくないと説かれても説得力はない。

    一人でいるとき、その使い方が問題だ。テレビを見ていたり、ネット上でつながっていたりするのでは、実質的に一人でいないのと一緒。内省という言葉は最近とんと聞かれないが、それをするのが一人でいるメリットだろう。

    自分個人としては一人でいるのは好きだ。誰かといるのは相当に相手を選ばないと楽しいとは感じない。暗いかもしれないが、考えようによっては生きやすくできているのではないか。

    一人でい

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    2012年05月05日
  • 今に生きる親鸞

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    追悼・吉本隆明コーナーからチョイス。
    親鸞って女犯とか肉食とかやりたい放題の破戒僧。いや、もはや僧ですらない。たぶん自分でも認識していたのでしょう。
    親鸞がスゴいのは、自分が修行しまくって菩薩になって救済するっていう、これまでの僧侶たちの常識を覆したこと。現実現場目線で今必要な教えをシンプルに実践し、仏教界のパラダイム・シフトを牽引してきた。本人はあまり執着ないようだが。

    第十八願:煩悩具足のままに絶対の他力によって、阿弥陀にすがるだけだという考え方。これをさらにシンプルに一念義へ昇華させた。「悩んでる自分自身を悩まない」とカンサンジュンも言ってたけど、何か通ずるものがあると感じた今日この頃

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    2012年05月04日
  • ひきこもれ~ひとりの時間をもつということ

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    ネタバレ

    世間では、ひきこもりって響きは、マイナスのイメージばかり。
    でも、吉本隆明さんは、かなり肯定的に捉えている。

    ひきこもりの人は、明るくて社交的ではないかわりに、考えること、感じて自分で内密にふくらませることに関しては、人より余計にやっているのです。それは、毎日毎日、価値を生んでいるということなのです。

    う~ん。深い。確かに、自分の考えや思考を深めたかったら、どっぷりと1人になる時間って必要。人生の一時期、どっぷりと「人生」とか「社会」とか、「自分」と向き合ってぶつぶつ考える時間って必要だよなあって最近思う。
    ”きのこ”の時間。大切にしたい。

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    2012年04月25日