福島第一原発 1号機冷却「失敗の本質」
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福島第一原発 1号機冷却「失敗の本質」

880円 (税込)
440円 (税込) 3月20日まで

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官邸や東電本店の要請に従わず、海水注水を強行した吉田昌郎・福島第一原発所長。日本中が喝采を送った「海水注水騒動」だが、事故から5年半経って原子炉にほとんど水が入っていなかったことが判明した。6年にわたる検証で浮かび上がってきた数々の「1号機冷却」の謎に迫る!東京電力技術者や原発専門家ら1000人以上の取材して浮かび上がってきたのが、原子炉冷却をめぐる「情報の共有」に失敗という事実だった。

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福島第一原発 1号機冷却「失敗の本質」 のユーザーレビュー

4.2
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    Posted by ブクログ

    まず、その取材力に驚いた。深堀りし続ける探究心と熱意。未曾有の事故を何とか教訓として次世代に活かし、同じような災害を招いてはいけないとの思いがひしひしと伝わってきた。

    その中で導き出されたポイントを自分なりに噛み砕いたものとして簡単に列挙してみた。

    ①日本人らしい特徴なのか知識のみの机上の空論が

    0
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    本への期待
    事故の真相について
    有事の適切な組織や対応について

    読書後
    日本では重大事故は起きないという前提で作られたマニュアルでは、想定外だった事がいくつも重なっていた。
    また、リスク判断を見誤り、大切な訓練の一つも行われていなかった。

    これらは、よく言う安全神話から来るもので、アメリカとは真

    0
    2020年05月16日

    Posted by ブクログ

    驚きの連続でした。事故から6年経過しても発覚する新事実に複雑さと問題の根深さを感じました。NHKの人的及び経済的リソースありきのドキュメントですが、取材班の迸る熱量が行間に溢れています。イソコンの歴史的経緯や1号機海水注入が12日間出来ていなかったこと、Watsonによるテレビ会議分析、疲労の数値化

    0
    2017年11月07日

    Posted by ブクログ

    3基もの原子炉がメルトダウンした福島第一原発事故において、事態の悪化を一気に加速させたきっかけは最初に水素爆発を起こした1号機でした。1号機の冷却には「イソコン」と呼ばれる非常冷却装置があったのにも関わらず、事故当時その設備が稼働していなかったという致命的な誤認がありました。1号機運転開始から約40

    0
    2017年10月14日

    Posted by ブクログ

    #fb 統計的有意性とかどうなのか、とかいう面から学術的議論に耐えられるかどうか良くわかんないけど、ガッツフィーリングっていう面からはこの手のデータ分析は便利だよなぁ、と思う。今現在の費用対効果はともかく。しかし、あの状況のデータをよくハンドリングできるところまで持って行ったなぁ、と感心する。何人工

    0
    2017年09月28日

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