作品一覧
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4.3この書籍は、 「自分の考えって浅いなぁ...」 「考えているはずなのに考えている気がしない」 「自分のあたまでしっかり考えた感覚がほしい」という、 深く考えられない悩みがある人のためのものです。 そんな人でも、遅考する(ゆっくり考える)方法を身につけることで、論理的思考力だけでなく発想力も高められます。 <「遅考」の5大メリット> ・ 思考の間違いが起こりやすい場面を理解できる ・ 思考に誤りがある可能性に、恐れず向き合える ・ よりよいアイデアや仮説を粘り強く考え続けられる ・ さまざまな思考ツールが使いこなせる ・ 想像力と創造性を発揮して、いろいろな可能性を吟味できる <「遅考術」とはどんなもの?> 1.マイナスをゼロに→思考にエラーが発生しやすい状況や場面を知り、注意できるようになる 2.ゼロからプラスへ→思考をうまく先へと進め、適切なアイデアや妥当な仮説を導き出すためのコツや方法 認知の「バイアス」が、1の主なターゲットです。2は「思考ツール」とも言えます。本書では一般的な思考ツールに加えて、科学で用いられる基本的な手立ても、日常的な場面でも使える効果的な思考の道具として紹介します。応用的な話題として、非科学・反科学・陰謀論といった現代的なテーマも扱います。詭弁とジレンマを扱ったレッスン4と7を挟み、飽きずにじっくり頭を働かせられます。 <本書の特徴> その1【豊富な「問い」】 実際に問題に取り組むと、思考にエラーが発生しやすい場面を実感を伴って理解できます。 その2【対話形式】 問題がすぐに解けずとも、対話がヒントになり、限界の少し先まで自力で思考できます。この対話は、実際の遅考プロセスを再構成したもので、その過程や誤答も参考すればさらに思考力が高まります。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
深く考えるプロセスの勉強と練習ができる本。ビジネス書とも、哲学の入門書とも言えると思う。
考え方のコツが練習問題・詳しい解説とともに対話形式で書かれている。本題の性質上サラッとは読めず、考えながら読むのには少し時間がかかったが、それでいて飽きたり眠くなったりもせず、最後まで楽しく読むことができた。
個人的に仕事などで使えそうだと思ったのは、序盤で出てきた「一旦否定してみる」方法。思いついた答えなどに対し、「〜ではない(のではないか?)」と否定してみることにより、他の答えの可能性を探ることができる。否定や疑いの気持ちが生じるか否かと関係なく(そもそもそれが正しいと思い込んでいると否定や疑いが思