植原亮のレビュー一覧

  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    長いあいだ積ん読状態でしたが、漸く読めました。読みやすく、有用で、次につながる良書です。特別な知的トレーニングを積んでいない一般の学生や社会人なら、確実に思考の品質を高めてくれるでしょう。注釈や参考文献、ブックガイドなどもコンパクトながらとても充実しており、本書をスタート地点にして更なる思考のブラッシュアップを図れるのもよいですね。

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    2023年11月19日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    ワクチン否定派とディスカッションしていて相手から返答に困る質問や話をされて思わず「ぐぬぬぬ」と、なった経験のある人は是非にこの本を手に取って読んで欲しい。

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    2023年07月27日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    論理的な考え方、分析の仕方の入門書の様な本。
    類似の書籍を読んだ事がなく、とても新鮮だった。

    また、遅考術、というネーミングセンスが良い。

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    2023年05月18日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    深く考えるプロセスの勉強と練習ができる本。ビジネス書とも、哲学の入門書とも言えると思う。
    考え方のコツが練習問題・詳しい解説とともに対話形式で書かれている。本題の性質上サラッとは読めず、考えながら読むのには少し時間がかかったが、それでいて飽きたり眠くなったりもせず、最後まで楽しく読むことができた。

    個人的に仕事などで使えそうだと思ったのは、序盤で出てきた「一旦否定してみる」方法。思いついた答えなどに対し、「〜ではない(のではないか?)」と否定してみることにより、他の答えの可能性を探ることができる。否定や疑いの気持ちが生じるか否かと関係なく(そもそもそれが正しいと思い込んでいると否定や疑いが思

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    2023年04月30日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    非常に面白かった。
    なぜゆっくり考えなければならないのかの事例も挙げられていて、非常に説得力があった。

    クラスの子どもたちにも伝えたい。

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    2023年03月03日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    人の思考には2つのプロセスがある。1つは、狩猟時代から培ってきた直感的なプロセス、もう1つは最近になって取得した熟慮的なプロセスだ。この本では、2つ目の熟慮的なプロセスに焦点を当て、それを遅考術として、具体的な方法が紹介されている。

    直感的な思考は大変便利なのだが、エラーも多い。そこで遅考術が必要なのだ。

    因果関係と相関関係、ジレンマとその対処方法、疑似科学や陰謀論までわかりやすく解説されている。

    普段の生活の中にも取り入れていきたい考え方であった。

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    2023年01月11日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    本書の中にも出てくる「思考の公衆衛生」という面で、本書が果たす役割はとても大きいと思いますが、自分の実感としては「思考の整体」というイメージでした。

    人が生きていく上で知らず知らずのうちに積み重なる考え方やモノの見方の歪み・偏りを、「勉強」というような堅苦しさもなく軽やかに矯正してくれます。

    ネタバレになるので書けませんが、あとがきに出てくる最後の問題には自分もひっくり返されました。いかに自分が固定観念にとらわれているかと痛感しました。

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    2022年10月01日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    【before】この本を読む前の私は、これらのことを知りませんでした。
    ・「あえて否定してみる」とは非常に負荷のかかる認知課題である。
    ・「熟慮」は消耗しやすい。「注意力」は、限られた貴重な資源である。
    ・他の動物も持つ「直感」に対し、人間のみ可能な柔軟な思考→「熟慮」
    ・道徳的な良し悪しには、感情を含んだ「直感」が真っ先に働く。
    ・「犬を食べる」と聞くと、多くの人は危害が生じているのと同等に認知する。
    ・直感は、強制がなくても自動的に働く。熟慮は「自然に逆らって意識的に神経を集中させないとできないから、苦痛を伴う」アリストテレス
    ・繰り返し練習して熟慮の習慣化に成功したら、快になる。(努力や

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    2024年02月29日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    オーディオブックにて。こういった会話形式のストーリー仕立ての本はオーディオブック向きで良い。素直に面白かった。もっともらしい言説の論理のおかしさを見抜く思考法を説明している。

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    2024年02月20日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    「頭の回転が早い」「仕事が早い」というと一見有能な感じもするが、これらの早さには思考のショートカットが伴う。それは、経験に基づくヒューリスティックな判断によるものだったり、単に好き嫌いや決めつけ、場合によっては、理屈で説明できない直観による。

    速読と遅読を考えると分かりやすいだろうか。速読は、脳内で音声変換しない事によるものと、私が多用するのは、著者の論理や解説が想定できる場合(例えば、リンダ問題を説明しているパラグラフ、何度も他の本で読んだ)、それを目線で追うだけで、次の文章と意味的に繋がる箇所までショートカットする。遅読は、ページを戻る事も厭わないし、ネットで検索したりと本以外の媒体も使

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    2024年02月11日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    「深くじっくり考える」ために必要なのは『考える型』。この本でトレーニングすれば、思考のクセを知りエラーを回避することと、多様な考えを生み出し思考の質を上げることができるようになるというものです。

    ・基本は①いったん否定する②条件をなん度も確認する③あれこれ仮説を粘り強く考える
    ・人間の思考には「直感/熟慮」の2つのモードがある。モードの切り替えや発動条件を把握しておく必要がある。
    ・はやとちりにはバイアスが関わっている。特に代表性バイアス(代表性ヒューリスティクス)と利用可能性バイアス(思い出しやすいものを優先する)に注意。
    ・言語の罠に注意し、意味を区別すること。特に言葉の多義性や曖昧さを

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    2023年10月31日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    要は、クリティカル・シンキングについての本。ジレンマからの脱出(誘導尋問からのエスケープ)、あるいは相手をジレンマの罠に嵌めるいやらしい質問についての件が、クリシン本のなかでは、やや目新しいかもしれない

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    2023年09月18日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    非形式論理学、認知バイアスとか確率的推論までひろい範囲を楽しく描いてるグッドな本。こういうのは、拾ってくる元ネタを見るのが楽しい。幅ひろいなー。

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    2023年05月01日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    タイトルが秀逸。
    このインパクトある言葉を手掛かりに、自分が直観だけで思考していないかを、事あるごとに俯瞰して注意していきたい。

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    2023年04月25日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    自分は少し早計だと普段から感じていたので、一度立ち止まって反対のことを考えてみるのはいいなと思った。
    これからは自分の思考の癖を理解して、意識して考えるということをしてみようと思う。

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    2023年02月09日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    最終章のあとに続くあとがき的な章の最後に、本当の最終問題があります。でも、最初に見ちゃダメ!
    うわー、やられたー!って感じ、著者の遊び心とこの遅考術の本質が伝わってくる秀逸な締め方なので、絶対、読み通してから最後に解きましょう。

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    2022年11月06日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    感想
    スピードが求められる時代にゆっくりと自分の考えをまとめる。簡単なようだが自分も含めてできていない。手垢のついたアイディアから一歩進む。

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    2022年09月06日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    思考方法の入門的な本。読みやすいし、分かり易い。意識的にゆっくり考えて、バイアスや直感などの思考の間違いを回避する事は、腹落ちする。

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    2024年01月01日
  • 遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

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    ゆっくり考える場面、思い込みやすい場面を例にした実例本で理解しやすい
    遅考思考との題名も思い込みや即断し謝ってしまうことやそのパターンを事前に意識しておくことでより良い速考思考になる

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    2022年11月19日