大沢在昌の作品一覧
「大沢在昌」の「新宿鮫」「眠たい奴ら」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大沢在昌」の「新宿鮫」「眠たい奴ら」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
慶応義塾大学中退。1979年 第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。1991年 「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年「無間人形 新宿鮫4」で 第110回直木賞受賞。2010年第14回日本ミステリー文学大賞受賞。2014年「海と月の迷路」で第48回吉川英治文学賞受賞。大沢在昌公式サイト「大極宮」http://www.osawa-office.co.jp/
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Posted by ブクログ
プロローグ
シリーズ10巻目標まで、残り5シリーズ
6巻目の折返地点だ
前5巻は、全て★5、そろそろ普通に面白いだけなら★3か4を付けてやろう
そう、意気込みこのシリーズを手に取った!
本書
『新宿鮫 氷舞』文句なしの★5
またしてやられちまった!
面白いなんてもんじゃない
面白過ぎる
毎回思うのだが、新たなシリーズを読むたびに最高傑作なのではないかと思ってしまう
今回も、謎めいた美女の出現と事件との因果関係、晶との恋、キャリア、公安との軋轢や超大物政治家との駆け引きの妙
そして、ハードボイルドだけではない極上のミステリー有りと満足しっぱなしの本書であった
エピローグ
今回の鹿児島
昨日は三軒ハシゴしてホテルに戻ったのが3時過ぎ
身体に応えるわ:-(
とはいえ、善き人たちとの出会いもあり
充実した出張となった
いゃ〰、世の中には凄い人達が沢山おりますな
ホント勉強になります
と言っても、真似せずボーッとしてるだけですけどね…(^_^;)
ホント、どうしょうもない٩(๑´0`๑)۶
そう自分自身に思った(¯―¯٥)8v♪
完
Posted by ブクログ
最初は、やたらと説明が多かった。
この道がどうの、あの道と繋がるだの。
正直、今作は微妙かなとも思った。
でも、後半がすごく面白かった。
私の中では結構好きな真壁がよく出てきて。
彼女やその母親とも会って、足を洗う話まで出てきた。
そんなタイミングで弟分が撃たれて、代わりに昔の因縁の相手と仕事をすることになり。。
中国人たちに殺されて終わるかと思った。
でも、それほど命に関わるような怪我にはならず助かった!
鮫島が真壁を助けた。
鮫島に相談をした彼女のお陰でもある。
そして、彼女に「鮫島に相談をするといい」と告げた男。
仙田は何がしたいんだろうか。
これから、少しずつわかってくるのか、いつか鮫島に逮捕される日が来るのか。
Posted by ブクログ
大沢在昌の人気シリーズである新宿鮫シリーズの12作目にあたり、現在までの最新作である本作は、2作目の「毒猿」以来久々に敵役となる殺し屋をタイトルにした作品となった。
出版にあたって著者の大沢在昌に取材をしたウェブサイトによると、前回の『暗約領域』で話が複雑になりすぎて、かつやや長くなってしまったことから、今回はシンプルな作品にしたかったのだということだ。
実際に作品としては、”黒石”という殺人者と徐福というその裏側にいる黒幕が組織の要となる人間を次々と殺していくという、かなりシンプルな話ではある。
その舞台となる組織は、ここ2作品で重要な位置付けとなっていた中国残留孤児二世・三世をネットワーク型に結びつけている「金石」だ。この金石という組織は、もともとは中国残留孤児の子孫たちの互助組織のような位置づけだったのだが、中国と日本の両方の顔を持つ人間が犯罪行為を行ったことから犯罪を包含する組織となってしまったようだ。
そして本作では、その緩やかなネットワーク組織をピラミッド型組織に変えるために、徐福と呼ばれる人間が暗躍することになる。
この徐福という人間の正体を明らかにするというのが、ミステリーとしての今作の一つの面白さになるのだが、しかし著者はそこに強い力点を置いて話を進めていたようには見えない。
むしろ本作では前作の最後で殺されてしまった新本ほのかという女性を、実質的なヒロインとして、これまでの2作品で登場してきた人物たちの人間関係や裏側を丁寧に描いていくという作品になっている。
また、今回は黒石というある意味サイコパス的な人間を鮫島の反対側の真正面に配置したせいか、警察内部でのやりとりというのはあまり印象深くは書かれていない。ただし、前作においては桃井の代わりに登場した阿坂を敵対視していた薮は、本作では彼女の刑事魂に触れて、かなり親密感を持つようになっている。
作者によれば金石の話は一旦ここで終了し(主要人物のほとんどが死んでしまったので仕方がない)、過去に鮫島と因縁の生まれた陸永昌もしばらくは日本に来ないだろうということで、もし次の作品が描かれるとしたら、また違う犯罪者を描くことになるとらしい。
大沢在昌ももう70歳なので、それほど早く作品を書かない気もするのだが、ぜひ陸永昌との因縁には終止符を打ってこのシリーズを終えて欲しいと思っているのだった。ただ終わり方が見えないだけに、もしかしたら、警察官を辞めるというところで、物語が終わってしまうのかもしれない。
Posted by ブクログ
読書感想|暗約領域 新宿鮫11
大沢在昌の人気シリーズである新宿鮫シリーズの11作目にあたる本作は、前作での人間関係のリセットを受けて、鮫島が新たな一歩を生み出す作品となる。
前作の絆回廊では私生活と刑事生活の両方で、彼が支えとなっていた人間関係を一気に失うことになってしまったのだが、本作でより焦点が当たるのは刑事の生活の方だ。このシリーズではキャリア組でありながらも、所轄に配属された鮫島を生活安全課の課長として桃井が陰に日向に守ってきた。
しかし彼の後を継いで生活安全課の課長となったのは、「ルールを守る」ことを自身のポリシーとするノンキャリアの叩き上げである阿坂という女性警視だった。通常であれば二人一組で捜査に当たるところを、鮫島がこれまで一人で捜査を行ってきたのは、桃井の理解と庇護のおかげだった。その桃井から阿坂に上司が変わることで、鮫島は自身の操作方法を変えるか、阿坂と対立するかの二択を迫られることになる。
その葛藤と浅香との激突が警察内部での本作での見どころだとすると、その警察の外側で鮫島が追う事件は、これまでになくスケールの大きいものとなっている。発端となったのは生活安全課の事件らしく、新宿で運営されていた闇民泊の摘発だったが、その一室で宿泊者らしき男が射殺されるところから事件は始まる。
闇民泊はシノギが減って苦しくなっているヤクザの新たな資金源との位置付けなのだが、本作は当然そこで物語がとどまるわけではなく、やがて殺された男は北朝鮮籍であり、北朝鮮や中国との密輸に関わっている人間であることが明らかになる。
そして鮫島の捜査が進むにつれて関わってくる人間は警察内の公安だけではなく、前作に登場した金石や東亜通商研究会、さらに北朝鮮やタイ、中国といった国際的なマフィアたちにも広がっていく。また捜査が進むにつれて「ルールを守る」ことで警察を信じてきた阿坂は、鮫島たちキャリアを取り巻く警察内部の闇にも少しずつ触れることになっていくのだった。
おそらく過去最長の作品と言って良い本作は、とにかく脇役を含めた登場人物の数が多く、話の筋を追うだけでも簡単ではない。鮫島が所々説明口調で事件の振り返りをしてくれるのだが、それでも誰が敵で誰が味方かわからないまま物語は進んでいく。
もちろん、そうした混沌とした世界観を描くことこそ作者の大沢在昌の狙ったところなのだろうが、「何かすごいことが起こっている」ということはわかりつつも、読んでいる(聞いている)方としては、頭がこんがらがってきてしまうところがある。
最終的には、最近の新宿鮫らしくしっかりとアクションで物語は幕を閉じるのだが、やや伏線が消化不良なところもあり、続編があることは、この作品用のだけでも確信できるような終わり方だった。