斎藤美奈子の作品一覧
「斎藤美奈子」の「この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた」「あなたの代わりに読みました 政治から文学まで、意識高めの150冊」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
岩波ブックレットNo.1110です
ついに岩波ブックレットにわいの大好きな文芸評論家斎藤美奈子さんが登場!
分かっとるやないか岩波君
気になる内容は、刊行から100年を迎える細井和喜蔵の名著『女工哀史』を読み解くガイドブックとなっております
『女工哀史』は岩波文庫から絶賛発売中って宣伝かよ!( ゚д゚ )クワッ!!
違うわ、大馬鹿者!(# ゚Д゚)
美奈子さんかそんな安っぽい戦略に手を貸すわけないだろうが!
「女工」です
先日読んだ『警察官の心臓』でも風俗産業の歴史を語る中で、戦前田舎の農村で生まれた貧しい女性たちが、故郷から引き剥がされ、都市で生きて行くには「風俗」か「女工」し
Posted by ブクログ
有名な「女工哀史」を知る人は多いが、著者の細井和喜蔵を知る人も「女工哀史」を読んだ人も少ない。
そんな「女工哀史」と著者の細井と彼を支えた内縁の妻堀としを(細井の没後再婚して高井としを)を紹介するのが本書。
義務教育も満足に終えない少年少女を働かせる明治大正の紡績工場の労働環境は過酷かつ不当だった。室温43℃湿度80〜100%。会話が困難になる騒音が常態化。綿埃が舞い、結核を患ってもまともな治療も受けられず、食事も貧しい。
そうした悲惨な事実は工場の外からはわからない。
それを告発するために執筆されたのが「女工哀史」。
内縁の妻の支えがあっての「女工哀史」だったが、著者の細井は出版まもなく病死
Posted by ブクログ
単行本にはつかないが、文庫本のほとんどには解説がついている。この解説が千差万別。作品のキズや欠点をあげつらうものから、褒めて褒めて褒め通すものまで。あたりさわりのない解説から、解説者自身の自分語りに終始するものまでと、多種多様。
本書は、そうした解説についての解説。いわばメタ解説。なんともワンダホーな企画、俎上に載せる文庫本のチョイスもナイス。
とくに夏目漱石『坊ちゃん』、林芙美子『放浪記』、太宰治『走れメロス』、高村光太郎『智恵子抄』の章が秀逸。赤川次郎『三毛猫ホームズ』の章では、鶴見俊輔が赤川の大ファンということも書いている。鶴見は赤川が書いた本の冊数よりも100冊も多く読んでいるそうな!