【感想・ネタバレ】絶望はしてません ――ポスト安倍時代を読む(世の中ラボ4)のレビュー

あらすじ

「考えるために、まず本を読む」。毎月ひとつのテーマに沿って3冊の本をとりあげ、読んで考えたことを書く。文芸評論家の斎藤美奈子によるPR誌「ちくま」人気連載「世の中ラボ」を書籍化! 新型コロナウイルス・パンデミック、ジャニーズ事件に端を発する性暴力の顕在化、安倍元首相銃撃事件とポスト安倍時代の政治と経済……2020年代前半の諸問題を、本を通して考える同時代批評。

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Posted by ブクログ

 彼女の言うことはにはいちいち同感で、まさに起きていることを分かりやすく、時に辛辣に解説してくれている。いわく、「24年の選挙はため息が出る結果ばかりだった。(中略) 脱力しすぎて絶望する気も起こらない」。こういう感想は多くの人が共有していたのではないか(と期待する)。オールドメディアはオワコンみたいに言われて久しいが、ネット情報の偏向、煽り、デマの横行は末恐ろしい。彼女が言う「解のない問いに対しては本を読め、最低3冊は読め」というアドバイス、粛々と実践していきたい。読んでもすぐ忘れるんだけど。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

本好きは読んじゃダメと声を大にして言いたい(笑)。それくらい面白い読みたくなる本が沢山紹介されている。もちろん絶賛だけではなく、「左翼批判を目的とした、読む価値なしの逆張り本」という痛快な評価もある。2020年から2025年までの間を、それぞれのテーマごとに3冊の本を取り上げている。どの章も面白く思わず唸ってしまう。しかしたかだか5年の間にこの国は大きく変わってしまったと痛感させられる。あのコロナの狂騒は、ついこの前の出来事だが「何事もなかったみたいだ。街を行く人々の顔は。あれほど深かった傷跡も消して季節のよろめきに身をまかす」ようになっていないか。そしてこの5年間はデビッド・ボウイの歌う「ファイブ・イアーズ」のような激動の5年間だったと確信。2022年は「沖縄返還」から50年。2023年は関東大震災から100年。時代のマイルストーンだったのか。しかし、読むべき本がまたまた増えてしまった。うん、やっぱり本好きは読んじゃダメ(笑)。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

2020年代に入ってからの社会状況を大きく6つのテーマに分け、さら各テーマを小項目に分けてそれぞれおおよそ7、8の項目毎に3冊の本を紹介解説している書評集。
昨今の社会状況政治状況に、強い違和感と怒りを持っている筆者からは強い強い危機感が感じられる。
時にいま選挙戦真っ最中だがどんな想いで今、この選挙戦を見つめているのだろうか。「絶望はしてません」と泰然としていられだろうか。
SNSにしろオールドメディアにしろ色々な見方がされているが、いずれにしても外野の意見に流されるのでなく、自分自身でしっかりモノを考えて生きていきたい。後世にツケを残すような政治はもうやめてほしいと願っているが、各党甘い事しか言わないので正直困っている・・

おおよそ200冊以上は紹介されていると思うがたくさんの本を登録しました。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

この本を読んで、1つの問題を知るのに1冊の本を読んでわかったと思ってはいけないのだ、ということを肝に銘じようと思いました。
興味深いテーマひとつについて、3冊の本の書評を通して論じてくれています。紹介された本を読んでみたい気持ちにさせてくれます。
勉強しなきゃあ、と思わせてくれた本でもあります。感謝してます。

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2025年11月22日

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