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選挙に行って誰に投票すればいいのか、わかりますか? 若者の投票率が低い理由、それは、「ひいきのチーム」がないからです。政治参加への第一歩は、どっちがホームで、どっちがアウェイか決めること。この本を読んで、あなたの政治的ポジションを見つけてください。
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Posted by ブクログ
今の中学生、高校生、それに政治の知識にうとい大人達は、ぜひ読むべきだ。特に、選挙で投票にも行かない大人達には、この本に書かれている基本的な教養すらない。前半から日本で起きた歴史の出来事を軽く交えるなどして、政治の基本、考え方などから、「右翼・左翼」「保守・リベラル」など勘違いしている人が多い部分にも...続きを読む、しっかり触れていて、政治の教養がある人でも十分読める。 すでにこれらの知識はあったものの、政治にうとい人にどのように説明していいか困る事も多かったため、「なるほど、確かにこう言えば理解してもらえるな」といった新しい気づきもあったため、個人的に文句なしの良書である。この本に加えて、憲法の基本理念が備わっていれば、なお良い。
現在の複雑な政治状況の見取り図を、いくつかの対立軸を使って、わかりやすく描き出している。書きぶりはぶっちゃけ話のようだが、混乱しそうな概念を慎重に段階を踏みながら上手に整理している。物事をあえて単純化しているようで、じつは対立軸の組み合わせや展開によって、実際の事態や概念が複雑であることを理解できる...続きを読むようになっている。そして自分の声をなんとか若い人たちに届けなければという、著者の切実な危機感、というか強烈な熱意を感じる。これはいろいろな意味で学者には書けない本だなと思う。
これぐらいの内容を頭に入れておけば、日本の政治について相当程度語れる。授業においては、この本に書かれている内容にどのような教材で迫っていくか、この本で提示されている対立軸をめぐってどう意見形成してもらうかがポイントとなろう。
わかりやすい文章を書く著者でした。 政治を語る上で中立はあり得ないという切り口、ほんと、その通りだと思います。 学校では政治的中立を守って授業しなければならないと学習指導要領に書いてあるので、社会の先生たちはよほど勇気がないかぎり、踏み込んだ授業ができないと思う。でも、こういう風に学校教育で政治的中...続きを読む立を掲げているから、みんな政治に無関心になっちゃうんじゃないの?って思ってしまいます。若者が投票行かないのは、馬鹿だ、じゃないよ、興味を持たせられるような授業がマニュアルで禁止されてる体制に問題があると思うよ。ほんとに。 …脱線してしまいましたが、著者は結構リベラルな思想なので、右派の人が読むとイライラしてしまうのかもしれません。ですが、右派の人にも読んでほしいと思います。右派にとっては敵であるリベラルの考え方がわかる本になってますから。あと、右派の考え方も同時にわかるようにもなっているので、再確認ができるかもしれません。
プリマー新書は取っつきやすくて良い。好みの著者だったり、興味のあるジャンルだったりするとなおさらのこと、良い。そんな自分的に、本書がプリマー新書の理想的なラインナップと思える。その道の専門家じゃないからこそ書ける、初心者に理解しやすい入門書。本書を読めば、『選挙権を持つ年齢にはなったけど…』っていう...続きを読む心理的ハードルを、大胆に下げてもらえること請け合い。何を判断基準にすれば良いのかってあたりも、すんなりと腑に落ちる。これ、中高生時代に読みたかったな。政治・経済や現代社会の教科書より、こっちをまずは当たった方が良いのでは、とすら思う。
若者が政治に無関心なのは「ひいいきのチームがないから」と本質をずばりと突く。じゃあ決めよう、あなたは「体制派」「反体制派」か、どっち? 〈「体制派」とはいまの政治を支持し「このままのやり方でいい」と思っている人たち、「反体制派」は今の政治に不満があって「別のやり方に変えたい」と考えている人たちで...続きを読むす〉 〈どっちでもない? あ、そうですか。そんなあなたは「ゆる体制派」「ぷち体制派」「かくれ体制派」です。どっちでもない、つまり政治に無関心で、特にこれといった意見がない人は、消極支持とみなされて自動的に「体制派」に分類されます。〉 ここを足がかりに、資本主義と社会主義、右翼と左翼、全体主義と個人主義、といった概念をわかりやすく解説していく。政治に「中立」はない、政治参加には「党派性」が必要だという、この気づきがすばらしい。 すごいよこの本。名言の宝庫。 〈いいですか。政治的な発想は反体制派的発想と結びついているのです。権力の側からいえば、みんなに政治音痴の「ゆる体制派」でいてもらうのが、いちばんいいわけ。〉 〈自分は誰の味方でいたいのか。上半分の資本家や富裕層と、下半分の労働者や貧困層と、どちらの側につくのか。そして、あなたやあなたの家族はどの階級に属しているのか。それは政治を考えるときの大切な指標なのです。〉 〈「国益優先派」は「全体主義」。「人権優先派」は「個人主義」です。〉 〈国家権力は強大で、放っておくと必ず「全体主義」に近づいていく(中略)。個人主義は、国にとってはたいへん面倒で邪魔くさいものなのです。そして邪魔くさいからこそ、個人主義は社会全体にとっても有益だし、必要なんです。〉 ほんと、学校の授業の副読本にしたいくらい。 もっとも重要なのは、「戦後日本の体制派」はどちらだったのかという指摘だ。 〈意外にも(?)左派、自由と権利を重んじる個人主義こそが「体制派」だった。それを私たちは「戦後民主主義」と呼んできたのです。〉 だから日本会議は、安倍晋三は、「戦後民主主義」を目の敵にしてきたし、そのディスりが浸透してきているのだ。左派は自分たちをつい少数派ととらえたがるが、現在を正しく把握するためには、上記の「気づき」が必要なのだ。 政治を考える最初の一歩というだけではなく、政治と自分とをつなぐ道しるべとして、すばらしい一冊だと思う。
大学の講義で用いられた新書でした。 政治に無頓着な若い世代が、政治的教養や政治への関心を持つきっかけとして、とても有用だと思われます。 基礎的な知識について具体的な時事問題を絡めながら、非常に簡潔にわかりやすく書かれていました。筆者が本書の中で述べていたように、「中立はない」というのは確かにそう...続きを読むかもしれないと考えさせられました。
この本を読み終わってから、統一地方議員選の様子をテレビで見ていたら、これまでより胸にせまるものが生まれた。ちょうど、地元の若手候補にオバチャンたちが「がんばれー」と声をかけている場面。これが、ごひいき筋ということで、これも選挙を活発にしてきたのだろうなあ。教科書の中に羅列された単語や数字だけではなく...続きを読むて、もう少し自分目線で社会を捉えるにはどうすればよいか、選挙を通して考え方の例を見せてくれた本だった。
各党が多数のトピックで対立している現在、選挙で一体どこに投票したらいいのかよく分からないという人が多いでしょう。そんな人たちに、本書をおすすめします。 著者は「党派性をもたずに政治参加は無理である」と述べています。自分の考えを明確にし、政治参加の第一歩であるひいきの党派をつくるための地図を示したの...続きを読むが本書です。特徴的なのは、各章で二つの選択肢を示して「あなたはどっち?」と問いかけているところです。体制派vs.反体制派、右翼vs.左翼、保守vs.リベラルなど誰もがニュースで聞いたことがあるもののいまいち釈然としないであろうテーマについて歴史も交えつつ平易な話し言葉で分かりやすく解説しています。もちろん、クリアカットには分類できない事項もあるとは思いますが、学び始めにおいてこのような分類的思考は補助輪として役に立つことでしょう。厳密性は概観を掴んだあとに追求すればいいのです。 2016年に選挙権年齢が18歳に引き下げられ、これからは若い世代の積極的な政治参加が期待されます。本書は若い世代が「言われたからなんとなく」ではなく、自分の意見をもって投票するための一助となってくれることでしょう。
ちくまプリマー新書を初めて読んだけど読者をなめてなくて面白かった。右派とか左派とか自分のポジション(ひいきチーム)を作った方が私憤義憤から政治に参加するようになるという本。想定読者は10代だと思うけど40代でもじゅうぶん面白かった。
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斎藤美奈子
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